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★ http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/01/post-3510_1.php
ドイツに登場、ネオナチと闘うアプリ
Looking for Neo-Nazis? There's an App for That
極右デモの予定が表示される地図アプリが反差別運動の強い味方に 2015年1月7日(水)15時21分
アンジェラ・ウォーターズ
不穏な空気 移民やイスラム系の排斥を呼び掛けるデモがドイツで拡大している Hannibal Hanschke-Reuters
中東からの難民やイスラム系住民の排斥を呼び掛けるデモが全国的に拡大するドイツで、「ネオナチと闘うアプリ」が登場した。
その名も「ゲーゲン・ナチス(反ナチス)」というこの無料アプリは、マップ機能を使って極右デモやそれに対する抗議デモに関する情報を表示する。いつ、どこでこうしたデモが行われるか、すぐにわかる。
「排斥デモへの抗議行動の予定も告知されるので、難民との協調や人種差別反対、ユダヤ人差別反対への活動に参加しやすくなる」と、人権グループ「ベルリン・アゲインスト・ナチス」のジェシカ・ゼラーは言う。
グループはベルリンの市当局や民主団体と協力し、ツイッターやフェイスブック、ウェブサイトから情報を集めて、アプリで極右デモや抗議行動の予定順路を描き出す。
アドルフ・ヒトラーが着ていた茶色のシャツにちなんで、極右デモは茶色く表示される。一方の反ナチ活動はオレンジで表示される。新しい情報が入れば、即座にユーザーに通知が届いて知らせるしくみだ。
アプリの最大のターゲットは、ドイツ最大のネオナチ組織で極右政党の「ドイツ国家民主党」。東部のメクレンブルク=フォアポンメルン州では州議会に5人の議員を送り出している。
「ゲーゲン・ナチ」が注目するもう1つのターゲットは、「ペギーダ」という名称で知られるグループ「西洋のイスラム化に反対する欧州愛国者」。東部の都市ドレスデンで毎週開催されるデモへの参加者が最近、急増している。昨年末に実施された「反イスラム化」集会には、警察の調べで過去最多の1万7500人が参加した。
「ペギーダ」支持層の中核は右翼活動家と見られるが、最近では強い政治信条を持たない一般人のデモ参加も増え始めている。中東からの難民の大量流入や西洋の「イスラム化」への危機感を覚えるドイツ人が増えているのだ。
昨年ドイツには過去最多の20万人が難民として入国し、亡命申請する見込みだ。前年より154%増加している。
ゲーゲン・ナチ」のアプリは昨年11月にアンドロイド版がリリースされ、年末までに1000回以上ダウンロードされた。年末にはiOS版もリリースされた。ドイツ語、英語の他、ドイツで最も移民人口が多いトルコ語のバージョンもある。
現在、情報提供はベルリン地域だけで行われているが、他の地域のアプリも開発中で、全国的に情報提供が始まることになっている。
このように、モバイル技術の発展によって人権活動には、ソーシャルメディアのキャンペーンと連携するという新たなスタイルが加わった。
例えば、ベルリンに拠点を置く反差別団体「アマデウ・アントニオ財団」が開発したアプリは、右翼活動を監視し、ドイツ全土の地図上にヘイトクライム被害者の支援拠点を表示する。
また財団のヨハネス・バルダウフは、フランスのグループが開発した反ヘイトスピーチのアプリ「ラプリクラ」を成功例に挙げる。このアプリは、ユーザーが街中でヘイトスピーチの落書きの写真を撮って行政当局に場所を知らせ、担当者が48時間以内に落書きを消す仕組みだ。
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● 永遠の移民の増大はあり得ません。何処かでその逆流が起こるのです。一足先に
近代資本主義が崩壊する英国は、すでにキャメロン首相の段階で徐々に
移民の制限が始まってます。何も極右政党ではないのです。
● 自国に就労の機会がなく、移民が増えれば当然財政は逼迫し、移民の犯罪の増加と
衝突は増えます。その問題は解決しなくてはいけないのです。
● うまく解決しないと、昔のヒットラー政権の様に、ユダヤ人の大虐殺と言う手段での
解決策が取られることになるのです。文明の衝突です。
● 英国は紳士の国ですから、フランス革命やロシア革命のような、国内の国民を虐殺する
事なしに、時代の転換が行われている珍しい国です。それが紳士たるゆえんでしょう。
● 海洋系の特徴と思います。大陸系はその逆で、経験から虐殺が普通と想定できます。
● ドイツは、しかしながら、まだ資本主義の時代が2141年前後まで残っているので、当分はネオナチが
政権を握る事はないでしょう。しかし英仏は既に極右の政党の大躍進が観られます。
むしろドイツよりも先に、ネオナチが躍進するという事です。
● 移民との軋轢は、今の資本主義時代では解決できないのは目に見えます。どんなにトラブルが
有っても、人権問題で解決しようとする今の資本主義政党では、解決できないのです。
● 移民の増加と軋轢の問題は、彼らがイスラム教を西欧に広めようとする限りは、やむことはないのです。
これは、人権の問題ではないのです。文明の衝突という観点が抜けています。
● 特に左翼連中の発想は、法のレベルでの、人権レベルを超えた発想が観られません。人権レベル
では解決がつかない問題なのです。
● 例えれば、ゲルマン民族の大移動でローマ帝国が滅ぼられたように、これは一時代の文明の
終わりを意味する歴史的大事件なのです。西欧の歴史や文明の危機なのです。
● その認識がない今の資本主義的支配階級には、それを解決する能力も意思もありません。
移民をひたすら労働力や人権問題の被害者と言う観点からでしか見えない欲ボケでは、
解決は不能なのです。
● 解決は次世代へと移ります。それまでは衝突は増えながら、右翼が増大するのは避けられません。
英仏はもうすぐそこまで、政権の交代と資本主義の崩壊が待っているのです。
● 過去の例から、英国は大規模な移民虐殺は起こらずに、徐々に移民を制限するでしょう。
しかし仏USAはその性格上、移民の制限は難しく、大規模な移民の虐殺・
ユダヤ人虐殺でもって、その武人時代への幕開けとなると予想します。
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