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★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201409/Muller.htm
キリスト教民主主義の衰退とヨーロッパ統合の未来
The End of Christian Democracy
―― What the Movement's Decline Means for Europe
ヤン・ベルナー・ミューラー
プリンストン大学教授(政治学)
フォーリン・アフェアーズ リポート 2014年9月号
ヨーロッパのキリスト教民主主義者は、本質的に超国家主義的なカトリック教会同様に、国際主義志向が強く、国民国家を重視しなかった。欧州連合(EU)に象徴される戦後ヨーロッパでの超国家主義構造の形成を主導し、統合を目指すヨーロッパ政治におけるキープレイヤーとして活動したのも、こうした理由からだ。だが、ここにきて、キリスト教民主主義は力を失ってしまったようだ。その理由はヨーロッパ社会の世俗化が進んでいるからだけではない。イデオロギー的にキリスト教民主主義の最大の敵の一つであるナショナリズムが台頭し、その中核的な支持基盤である中間層と農村部の有権者が縮小していることも衰退を説明する要因だろう。欧州統合というヨーロッパの大プロジェクトが新たな危機に直面しているというのに、キリスト教民主主義は、その擁護者としての役目をもう果たせないかもしれない。
小見出し
欧州統合の危機とキリスト教民主主義
キリスト教民主主義の本質とは
衰退の理由
欧州人民党の混乱
EUの命運
全文は2014年9月号に掲載>>
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◎ 毎度書いているように、やがて武人の時代の到来です。武人の歴史を見ると知恵者とは
不倶戴天の敵同士であることが分かります。本質的に合わないのでしょう。
◎ カソリックの神父が小児愛の集団であったと世界中で暴露されたように、その環境は
段々と厳しくなるのです。最早生き残りの手段を模索するしかないのです。
◎ その矛先を日本の慰安婦問題に向けたのは、韓国の陰謀があるにせよ、大きな戦略上の
ミスでしょう。性の問題を取り上げるのは、自らの首を絞めることになるのです。
戦略は、むしろ混乱する世界の紛争を取り上げるべきでしょうが、時代の末期の
知恵者=宗教家の混乱が見えそうです。日本を敵にしてはいけないのです。
□ そのような衰退する宗教家に依存しては、世紀末の混乱を乗り切ることは出来ないのです。
欧米のイスラム主義者は、聖戦を公然と唱え、公然とイスラム国をヨーロッパに作る
ことを目指しています。そして中東に若者が戦闘を学びに行っており、将来は
ヨーロッパの内部での、武力闘争の大きな要因を作ると思われます。
□ それに対抗しうるのは、国家は崩壊の危機に瀕していますから出来ないのです。その
混乱ぶりが移民の多い国々で見られます。本来のヨーロッパの崩壊です。
■ この混乱は物理的な混乱ですから、物理的に対処するしかないのです。民主主義の名の
もとに暴力と過激派を取り締まれない国家に代わる新しい武力組織が必要なのです。
時代はそれを求めているのです。
■ 右のほほを打たれたら、左のほほを出しなさい”等と本気で言っているのなら、その
衰退は確実です。敵はほほを叩く代わりに、首を切るのです。これが武力なのです。
■ 日本を敵に回したと同様に、彼らの教義は時代の行く末を予測できないのです。
衰退しかありません。ユーロ崩壊は、
2000年+{15(16)x3=45〜48}➡ 2045〜2048までには
起こることが予想できます。15年(16)はユーロのサイクルです。
サイクルの三度目での崩壊です。資本主義崩壊時期に一致します。
◎ 何事にも寿命はあるのです。
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