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北の崩壊が先か・韓国の崩壊が先か・それとも中共か?

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http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/de94706c27dcdc34e8c536493c9905f5

習国家主席は朴大統領に、統一韓国に関して、米国と在韓米軍撤退問題を協議するとの考えも明らかにしたという。            2014年6月30日 月曜日

◆中国と韓国が北朝鮮を崩壊させる戦略に転換〜石油の供給を停止 中国は、韓国による統一と米軍撤退を意図 6月30日 重村 智計

日本と北朝鮮は明日、7月1日、外務省局長級の協議を北京で行う。同月3〜4日には、中国と韓国がソウルで首脳会談を開く。これらはいずれも、中朝関係が最悪の状態にあることを示すものだ。

 中国の習近平国家主席は、金正恩第1書記とはまだ一度も会談しないのに、朴槿恵大統領とは頻繁に会っている。これはあからさまな、北朝鮮崩壊戦略と言える。追いつめられた北朝鮮は、日朝関係改善に転じた。1日の日朝交渉は、中韓首脳会談へのあてつけとして、その直前に北京で行うものだ。「中国がだめでも、日本がある」と、中国にみせつける。金第1書記は、中国に捨てられたために、拉致問題を解決する覚悟を決めた。

習国家主席は張成沢粛正を知らなかった

 中国が北朝鮮を見捨てると決めるに至った発端は、米国のジョー・バイデン副大統領の訪中だった。昨年12月4日、北京の人民大会堂で中国の習国家主席と、バイデン米副大統領が会談した。会談の詳細な内容は明らかにされていないが、中国の当局者によると同副大統領は北朝鮮の核問題に触れた。

 「北朝鮮崩壊後の処理を、米中で話し合いたい。核問題を解決するために、北朝鮮への原油供給をやめてほしい」

 米政府は、北朝鮮のナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)・国防委員会副委員長が粛正されたことを知り、北朝鮮崩壊は遠くないと判断した。バイデン副大統領は、この情報と判断を元に崩壊後の北朝鮮処理に言及したのだった。

 ところが、習国家主席には張成沢粛正の情報が届いていなかった。会談後に、その事実を知らされた習国家主席は、外交当局に対して激怒したという。

 バイデン副大統領は習国家主席に対して、「核開発を放棄して生き残るか、あるいは核開発を続けて崩壊するか」の選択を北朝鮮に迫るべきだ、と主張した。このために、原油の供給を中止するよう求めた。

中国が石油の供給を止めた

 今年1月から、中国から北朝鮮への原油供給が中断している。この事態は6月も、なお継続している。石油がなければ、北朝鮮は崩壊する(参考記事「北朝鮮軍が砲撃に踏み切った真の理由は石油の払底」)。

 中国が、原油供給を止めると北朝鮮は崩壊する、というのが多くの専門家の判断だ。北朝鮮の金正恩体制は、軍と秘密警察が支えている。石油がなければ、軍は維持できない。北朝鮮は石油を全面的に中国に依存している。

 北朝鮮軍の石油使用量は、アジア各国の軍隊の中で最少だ。年間の使用量は、最大でもわずか40万トン程度。日本の自衛隊の石油消費――年間150万トン――と比較して余りにも少ない。

 当面は、備蓄を食いつぶすにしても、2年が限界だ。この危機を打開するには、日本から援助と資金を獲得するしか術がない。こうして、今年1月末に日朝の秘密接触が始まった。北朝鮮が、日本から経済協力や支援を得るには、拉致問題を解決する必要がある。北朝鮮の指導者は、「拉致被害者の帰国」を決断した。ただ、その規模が問題だ。

「統一問題は韓国とだけ話し合う」

 北朝鮮の中枢から、「金正恩第1書記が、拉致被害者を帰す方針を決めた」との情報が聞こえてくる。日本の外交当局者も、この情報を入手した。これは、北朝鮮の情報工作の一環ではあろうが、国際政治は拉致被害者の帰国が実現する方向に向かっている。

 朝鮮半島を研究する専門家は、「中国は北朝鮮を決して見捨てない」と、説明してきた。また軍事問題の専門家も「北朝鮮は、中国にとって安全保障上の緩衝地帯だから、崩壊させない」と、説明している。ところが、中国は「北朝鮮が崩壊してもかまわない」との外交戦略に、方針を変えた。

 この戦略変更は、少数の軍事専門家の間では昨年春頃から指摘されていた。北朝鮮の崔龍海(チェ・リョンヘ)人民軍総政治局長が、2013年5月に中国を訪問し、軍服姿で要人と会談した。金第1書記の親書を、習国家主席に手渡したいと申し入れると、軍服姿なら会えないと断られた。彼は、平壌から軍服しか持ってこなかった。駐中国北朝鮮大使の服を借り会見したが、習主席は最後まで冷たい態度だった。

 中国は、張成沢・国防委員会副委員長の訪中を要請していたので、崔龍海氏が来たのは不満だったという。これで、習主席の金第1書記「嫌い」は、決定的になった。北朝鮮側も、激怒した。

 翌月の2013年6月に、韓国の朴槿恵大統領が訪中した。習国家主席は、中国語のできる朴大統領に好意を抱いた。2人だけの首脳会談で、習主席は「統一問題については、韓国とだけ話し合う」と述べ、朴大統領を喜ばせた。

統一韓国がなれば在韓米軍は撤退

 南北統一を阻む最大の懸案は、在韓米軍の問題である。中国は、在韓米軍の撤退を求めている。朴大統領は、北朝鮮の脅威がなくなれば、在韓米軍が駐留する理由はなくなると説明。南北統一後に米軍は朝鮮半島から撤退するとの見通しを述べた。習国家主席は朴大統領に、統一韓国に関して、米国と在韓米軍撤退問題を協議するとの考えも明らかにしたという。

 習近平国家主席の一連の言動は、中国が北朝鮮崩壊を視野に入れている事実を、物語る。それを裏付けるように、中国の主要銀行は昨年から北朝鮮へのドル送金を中止した。これは、アメリカの強い要請を受け入れたためであった。

 北朝鮮は、中国に石油とドルを止められた。中国の対北政策のこの変化は、北朝鮮の「死」につながる。このため、北朝鮮は日本との関係改善に乗り出さざるを得なくなったのである。(後略)

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● 捨てる神あれば、拾う神あり。

  もし中国が北を崩壊させると決めているなら、この時期にのこのこと、北と拉致問題を
  協議する日本は、まさに拾う神である。

● 同時に西欧からの制裁解除と孤立を防ぎ、アジアに影響力を行使したいロシアが、この
  チャンスを見逃すわけがありません。つまりロシアも拾う神である。石油の輸出先を
  探しているロシアには、日本の金が流れるかもしれない北は地政学的にも
  重要な国です。

● 中国に捨てられてもやっていけると踏んだかから、張成沢を処刑したのでしょう。

● 今までの武人国家の分析は、権力を強力なカリスマのある人物が握れば、キューバの
  ようになかなか崩壊しないものであることは、歴史が示しています。

● むしろ不安定なのは、資本主義国なのか武人の国なのか、自らアイデンテティに悩んでいる
  韓国と思われます。これが旦那=米国はいるのに、ヤクザにあこがれる韓国の浮気が
  示しています。つまり、血は争えないのです。良い子ぶり=擬態資本主義では
  我慢が出来ないヤクザの娘はやはりやくざの親分に惹かれるのです。

● 北はやくざと自らを位置づけて、拉致の身代金を公然と要求しているのです。韓国は
  公然とは出来ないので、歴史の嘘とタカリで日本からお金をせしめようとして
  いますが、もはや自らの名誉が傷つくのに我慢のできない日本の勇気ある
  人たちによって、このような試みは、最後は粉砕されるでしょう。

● 米中が北の崩壊を望んで行動をしている時に、日本がもし本格的に助けるなら、
  逆に統一は北の主導権で行われるのが、可能性は高くなります。韓国のような
  裏切り行為は世界のどこでも最も嫌われる、最も恥ずべき行為です。

● 武人の時代と分析すれば、むしろ北統一の可能性が高いでしょう。ローマ法王まで巻き込んで、
  高級売春婦を強制された慰安婦と言い張る韓国は、もはや日本の同盟国どころか、最も
  嫌われる民族に転落するのです。彼らは日本人のこの怒りが分からないようです。

● 皆が韓国が統一するとみている時に、歴史の逆転はあり得るのか? 予測は当たらず、神のみぞ知る。


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