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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和元年(2019)12月14日(土曜日)
通巻6306号
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戦い済んで日が暮れて(その2)
香港警察の超過勤務手当は15億円だった
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香港警察は1万1000名。六ヶ月にわたるデモ、集会、衝突の連続で、週末はほぼ出動し、早朝から深夜まで。「超過勤務手当」が支給された。
警官ひとりにつき毎月60時間の平均的な超過勤務手当が支給された。
香港の警備予算は202HK億ドル。そして9億5000万HKドルが、警官の「残業」手当だけで、追加支給された。
アムネスティインターナショナルは残忍な弾圧ぶりに抗議の声をあげているが、香港が問題にしているのは初めての「財政赤字」である。
観光客激減、有名ブランドほぼ壊滅、小売店の売り上げ不振などで、不動産取引も激減し、歳入が未曽有の落ち込みを示した。
廃墟から立ち上がらなければならない小売店、スタバ、吉野屋、元気寿司、中国工商銀行、中国銀行、地下鉄駅、ローカル軽鉄駅、道路標識と信号の改修工事等々、これらは再建にいったいいくらかかるのか。
荒土と化けた香港中文大学、理工大学などは年内に改修工事は間に合わず、来年早々の授業再開まで、キャンパスは閉鎖される。
これらの再建工事費用は誰が負担するのか、台風保険はあるが、暴動被害保険はない。
香港財閥第一の李嘉誠は、被害店舗の再建に、一軒当たり50万HKドルを寄付すると公表しているが、その程度ではとてもカバーできない。
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予測通り・自爆攻撃した香港。香港を潰すG7・次は何処迄潰されるか? 第三次内戦型世界大戦。
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