http://sankei.jp.msn.com/world/news/131102/chn13110211090002-n1.htm
米中通貨戦争、敗者は中国
2013.11.2 11:08 (1/3ページ)[中国]
米中が通貨戦争で火花を散らしている。人民元切り上げを拒む中国に対して米国がドルの大量増刷で元高誘導を仕掛ける一方、中国は「脱米国化」を唱えて戦後のドル基軸通貨体制を崩そうとの動きを強めている。両国の攻防は先鋭化の一途だが、敗者は中国となるだろう。中国の2008年秋からの異常なまでの公共事業拡大と、米国の量的金融緩和政策(QE)で流入した巨額のドル資金がバブル経済を破裂寸前にまで追い込んでいるからだ。来年から本格化する量的緩和の縮小がその口火を切る可能性が高まっている。
「米国は超大国の地位を乱用して世界を混乱させている。他国の命運をこの偽善国家に委ねる時代を終わらせ、新世界秩序を築くために『脱米国化』を進め、ドルに代わる新たな基軸通貨を設けるべき時だ」
米議会が連邦債務上限引き上げ問題で紛糾していた10月半ば、中国国営通信社、新華社はこんな要旨の英文論評を世界に発信した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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前回のブログで、通貨垂れ流しを機関銃による新しい戦争に例えましたが、実際剣を使うよりも
機関銃は簡単に効果が出ます。実際戦争は不景気に起きている事は過去の歴史から見てきました。
今は不景気の戦争の時代ですので、基本的には経済は良く成らないのは歴史が示しています。
傷つけば、一定程度の治癒期間+リハビリ期間が有るようなものです。
しかし、日本に関しては1990年から不景気に入った事から分かるように,少しずれています。
その分不景気が長引いたのですが、今回の黒田総裁の政策変更により、景気は好景気の軌道
に乗ったと思われます。勿論世界に先駆けてです。これは歴史的には高橋是清の政策に見られます。
但し歴史を見ても分かるように、常に景気は波を作っています。又大きな波は2029年からの
世界的な810年の波動の崩壊を予想しましたし、それに合わせての日本の波動も2029からは
減退すると思われます。インフレは今後くる波ですが、この波と景気の波は波の長さが
異なる事は今までの分析から見てきました。
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具体的には景気の基本サイクルは平均30年前後(好景気≒15年、不景気≒15年)ですが、
金利の波動は過去の資料からその倍の波である事は見てきました。つまり60年前後の
コンドラチェフサイクルが金利≒インフレの波に見られます。
つまり、インフレの波≒金利の変動は2つの景気サイクルを含むのです。つまり好景気と
不景気のサイクルを2つ含むのです。スタグフレーションとは、不景気にインフレ≒高金利が
重なるときに起こります。今が不景気ですから今インフレが酷くなれば
スタグフレーションと言う事です。
現実には金利は史上初の低金利を示していますから、スタグフレーションでは有りません。
今後は金利≒インフレは徐々に上がると予想されますが、景気の回復軌道に入りましたから
当分はスタグフレーションには成らないでしょう。
問題はその後です。2029年までは好景気が続くと予想しましたが、2029年の世界的株価の
崩壊から2046までは不景気と予想しました。つまり金利の波動は長いのでその間も
高金利の上昇は続くと予想される事です。つまり2046年前後までは高金利≒
インフレは続くと予想されます。
つまりこの2029〜2046年がスタグフレーションと予想されることです。これは米国との
比較で云えば、1929年からの世界大恐慌以上の酷さと予測しました。更に1966〜1982年
も米国はスタグフレーション呈しましたが、これは戦時の債務の増加に朝鮮戦争
ベトナム戦争と続き、更に日独に追い上げれられての、米の苦悩の時です。
これをどうにか乗り切ったのが1971年のニクソンショック以来の米の経済戦略の転換
である事は、毎度書いてきました。これらを総合すると、2029年までは比較的好景気を
謳歌出来ますが、2029年からは世界大恐慌にインフレが重なり世界的な大戦争に
成ると予想できます。経済的にも軍事的にも今の何十倍もの緊張が想像されます。
従って相対的に今後は2029年までは、平和な時期が続くでしょう。問題はその後です、
単なるスタグフレーションに留まらずに、世界の崩壊=前回の恐慌の2段階上の
大崩壊が予想されます。その頃に振り返ってみれば、2029年までのインフレは
相対的に穏やかなインフレだったと気づくと思われます。
予測から云えることは、2029年までに危機対策を立てる事をお勧めします。杞憂であれば
良いのですが。その参考にする時代は、書いたように、前回の世界恐慌X2です。
上記の始めの記事から分かるように、世界は既に為替戦争と言う名の戦争を戦っているのです。
軍事的な戦争は主に中東に限定されていますが・・。今回はサイクル級の崩壊ですので、
今の米中為替戦争や黒田バズーカの参加は、まだ序章であったと言う事が、
2029年以降の崩壊時に振り返って分かるでしょう。
又日本全体としてGDPが増え景気が良くなっても、以前にも書いたように企業の栄枯盛衰が
有りますから、金融関係にお金が多く流れ、他の職種は以前の花形石炭産業が
崩壊したように、常に企業の栄枯盛衰の波に曝されるでしょう。
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米中通貨戦争、敗者は中国
2013.11.2 11:08 (1/3ページ)[中国]
米中が通貨戦争で火花を散らしている。人民元切り上げを拒む中国に対して米国がドルの大量増刷で元高誘導を仕掛ける一方、中国は「脱米国化」を唱えて戦後のドル基軸通貨体制を崩そうとの動きを強めている。両国の攻防は先鋭化の一途だが、敗者は中国となるだろう。中国の2008年秋からの異常なまでの公共事業拡大と、米国の量的金融緩和政策(QE)で流入した巨額のドル資金がバブル経済を破裂寸前にまで追い込んでいるからだ。来年から本格化する量的緩和の縮小がその口火を切る可能性が高まっている。
「米国は超大国の地位を乱用して世界を混乱させている。他国の命運をこの偽善国家に委ねる時代を終わらせ、新世界秩序を築くために『脱米国化』を進め、ドルに代わる新たな基軸通貨を設けるべき時だ」
米議会が連邦債務上限引き上げ問題で紛糾していた10月半ば、中国国営通信社、新華社はこんな要旨の英文論評を世界に発信した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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前回のブログで、通貨垂れ流しを機関銃による新しい戦争に例えましたが、実際剣を使うよりも
機関銃は簡単に効果が出ます。実際戦争は不景気に起きている事は過去の歴史から見てきました。
今は不景気の戦争の時代ですので、基本的には経済は良く成らないのは歴史が示しています。
傷つけば、一定程度の治癒期間+リハビリ期間が有るようなものです。
しかし、日本に関しては1990年から不景気に入った事から分かるように,少しずれています。
その分不景気が長引いたのですが、今回の黒田総裁の政策変更により、景気は好景気の軌道
に乗ったと思われます。勿論世界に先駆けてです。これは歴史的には高橋是清の政策に見られます。
但し歴史を見ても分かるように、常に景気は波を作っています。又大きな波は2029年からの
世界的な810年の波動の崩壊を予想しましたし、それに合わせての日本の波動も2029からは
減退すると思われます。インフレは今後くる波ですが、この波と景気の波は波の長さが
異なる事は今までの分析から見てきました。
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具体的には景気の基本サイクルは平均30年前後(好景気≒15年、不景気≒15年)ですが、
金利の波動は過去の資料からその倍の波である事は見てきました。つまり60年前後の
コンドラチェフサイクルが金利≒インフレの波に見られます。
つまり、インフレの波≒金利の変動は2つの景気サイクルを含むのです。つまり好景気と
不景気のサイクルを2つ含むのです。スタグフレーションとは、不景気にインフレ≒高金利が
重なるときに起こります。今が不景気ですから今インフレが酷くなれば
スタグフレーションと言う事です。
現実には金利は史上初の低金利を示していますから、スタグフレーションでは有りません。
今後は金利≒インフレは徐々に上がると予想されますが、景気の回復軌道に入りましたから
当分はスタグフレーションには成らないでしょう。
問題はその後です。2029年までは好景気が続くと予想しましたが、2029年の世界的株価の
崩壊から2046までは不景気と予想しました。つまり金利の波動は長いのでその間も
高金利の上昇は続くと予想される事です。つまり2046年前後までは高金利≒
インフレは続くと予想されます。
つまりこの2029〜2046年がスタグフレーションと予想されることです。これは米国との
比較で云えば、1929年からの世界大恐慌以上の酷さと予測しました。更に1966〜1982年
も米国はスタグフレーション呈しましたが、これは戦時の債務の増加に朝鮮戦争
ベトナム戦争と続き、更に日独に追い上げれられての、米の苦悩の時です。
これをどうにか乗り切ったのが1971年のニクソンショック以来の米の経済戦略の転換
である事は、毎度書いてきました。これらを総合すると、2029年までは比較的好景気を
謳歌出来ますが、2029年からは世界大恐慌にインフレが重なり世界的な大戦争に
成ると予想できます。経済的にも軍事的にも今の何十倍もの緊張が想像されます。
従って相対的に今後は2029年までは、平和な時期が続くでしょう。問題はその後です、
単なるスタグフレーションに留まらずに、世界の崩壊=前回の恐慌の2段階上の
大崩壊が予想されます。その頃に振り返ってみれば、2029年までのインフレは
相対的に穏やかなインフレだったと気づくと思われます。
予測から云えることは、2029年までに危機対策を立てる事をお勧めします。杞憂であれば
良いのですが。その参考にする時代は、書いたように、前回の世界恐慌X2です。
上記の始めの記事から分かるように、世界は既に為替戦争と言う名の戦争を戦っているのです。
軍事的な戦争は主に中東に限定されていますが・・。今回はサイクル級の崩壊ですので、
今の米中為替戦争や黒田バズーカの参加は、まだ序章であったと言う事が、
2029年以降の崩壊時に振り返って分かるでしょう。
又日本全体としてGDPが増え景気が良くなっても、以前にも書いたように企業の栄枯盛衰が
有りますから、金融関係にお金が多く流れ、他の職種は以前の花形石炭産業が
崩壊したように、常に企業の栄枯盛衰の波に曝されるでしょう。
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