★ https://www.sankei.com/column/news/191009/clm1910090004-n2.html
ソロモンの頭巾】気候変動の舞台裏 「地球温暖化」不都合な真実とは 長辻象平 2019.10.9 07:46
多くの人が大気中に増えた二酸化炭素(CO2)のせいだと信じている。
確信の根拠は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、そう説明しているからだろう。
IPCCは世界の科学者の協力を得て活動し、米国の政治家、アル・ゴア氏とともに2007年のノーベル平和賞を受けた国際機関。
実は今夏、IPCCとCO2温暖化説の根幹を揺るがす事態が起きていたのだが、日本ではほとんど知られていないのだ。
≪CO2説、傾く支柱≫
IPCCは数年ごとに地球温暖化に関する評価報告書を発表している。
2001年の第3次報告書には米ペンシルベニア州立大学のマイケル・マン教授が作成した過去千年間の北半球の気温変化を示すグラフが掲載された。
紀元1000年以降、ほぼ横ばいで推移した気温が1950年から一気に右肩上がりに転じたことを示すグラフだ(その形から「ホッケースティック曲線」と呼ばれる)。人類が大気中に増やしたCO2のせいで気温の急上昇が進行中というイメージを全世界に広める役目を果たした。
このマン教授のグラフの信頼性が今年8月に大きく揺らいだのだ。
理由はマン教授の敗訴である。彼はグラフを批判したカナダの研究者を名誉毀損(きそん)で訴えたのだが、カナダのブリティッシュコロンビア州最高裁は批判した研究者の側に軍配を上げた。科学論争を法廷に持ち込んだマン教授の自滅劇だった。(経緯は9月17日付本紙「正論」の渡辺惣樹氏の寄稿に詳しい)
数本の古木の年輪幅などを基にしたとされるマン教授の気温グラフに対しては、発表当時から世界の研究者の間で疑問と批判の声が上がっていたのだった。
≪時宜得た翻訳出版≫
そうしたマン教授への批判やIPCCの内幕などを扱った『「地球温暖化」の不都合な真実』(マーク・モラノ著)が今回の判決に先立つ6月に、日本評論社から出版されている。
訳者は、東大名誉教授の化学者で東京理科大学大学院教授の渡辺正氏。
著者のモラノ氏はジャーナリストで、米連邦議会上院の委員会での広報部長を務めた人物だ。
本書には「気温を決めるのはおもに水蒸気と雲だから、CO2が2~3倍になろうと状況はほぼ同じ」「気候変動の要因つまり変数は数百もある。政治的に選んだ1個(CO2)に固執する『対策』など、見当ちがいもはなはだしい」といったニュージーランドや英国の研究者の見解が紹介されている。
人類の活動で大気中に増えたCO2によって地球温暖化が駆動されているというIPCCの温暖化脅威論に異を唱える科学者は少なくないのだ。
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● そもそも地球温暖化説は、それをビジネスにしようとした一部
支配層の強欲から生まれた、詐欺師的なデータ改ざんから
始まったことであるを知るべきです。
● 1万年から農耕文明が始まったのは、実はこの1万年間の温暖化=
間氷期のおかげです。現在は氷河期の間氷期で、そのために
人類は農耕文明を築くことが出来たのです。
● したがって氷河期中での温暖化は歓迎されるべきものです。恐竜や
植物などが繁茂した時代は、今よりもはるかに温暖で氷河が
なかった時代です。したがって生物の繁栄の為には温暖化は
むしろ最高に良かったのですし、今後もそうです。
● 怖いのは、間氷期が終わって再び寒冷化が始まる時です。農業が
壊滅的ダメージを受けて、人類が飢えるのが怖いのです。
● その寒冷化の到来と、USA/大西洋資本主義の体制の崩壊が近づいて
いることは予想されていますから、飢餓と戦国時代とが重なって
将来は、殺し合いが予想できるのが歴史経済波動学です。
● 温暖化は生物の一層の発展をもたらすが、寒冷化=飢餓は殺し合いを
もたらすのです。その具体的例は、Chinaの文化革命の時に
何千万人の人が命を落とし、他人の食料となった歴史に見られます。