「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月12日(木曜日)
通算第6192号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
香港の民主活動家、ドイツから世界を行脚へ
ワシントンで超党派議員団と懇談のほか、政権幹部とも面会へ
**************************************
香港の民主活動、香港政庁への抗議行動が世界のメディアの関心を集めている。
昨夜(11日)あたりから、抗議行動はさらに多角化し、市内に数多い巨大ショッピングモールの吹き抜けロビィに集まって合唱大会などを開き、引き続き市民の支援を呼びかける戦術に切り替えた。
リーダーのひとり、王之峰(22歳)は保釈中である身を利用し、宣伝役として世界行脚の旅を続ける。最初の訪問国ドイツでは、なんと外務大臣と面会した。
親中路線を突っ走るメルケル政権の複雑な顔を同時に示したが(というのも、先週メルケルは訪中し、李克強首相と経済協力を約束したばかり)、中国は怒り心頭、駐北京ドイツ大使を召還して抗議した。
王之峰はドイツのメディアに対して、「民衆を弾圧している香港警察の放水車はドイツ製です。放水車の輸出を止めて欲しい」などと、具体的にドイツと弾圧側のダークサイドを力説した。そのうえで、民主化工程を聞かれ、「まずは香港、つぎが中国大陸です」と運動の展望を語った。
来週、王は渡米し、NYなどで支援者の集会に出席し、支援とカンパを呼びかける予定だが、ついでワシントンに移動して、超党派の議員団と会合をもつ予定という。
議会では共和党、民主党を問わず、「香港人権民主法 2019」の法案討議が、議会日程にのぼっており、トランプ政権の支援姿勢にも変わりがない。
ワシントン滞在中、王之峰はペンス副大統領か、ポンペオ国務長官あたりとの面会が実現するかも知れないと観測される。
◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 中共は1910年清朝が滅びてから戦士戦国時代に入っています。
例え今の一党独裁が倒れても、そして今後多くの国の乱立が
あり得るとしても、時代は2180年迄は戦士・戦国時代です。
● 一時的な反発はあり得ても、つまり、調整波ABCの反発波
Bで盛り返したように見えても、最終的にはC波で
香港の寿命はつきます。これが調整波です。
● いずれにしても、英国から中共への返還後50年間は例え一国
二制度が守られたとしても、その後は完全に飲み込まれます。
USAの内戦前後、2047年には完全に中共に飲み込まれます。
● 問題はどのように、擬態民主主義国家・擬態資本主義国家
香港が美しく散ってゆくかでしょう。それはG7の
現代資本主義の終わりを表す無常となるでしょう。
● たとえどんなに経済的に強く理想的でも、全ての存在に
やってくる寿命には、資本主義システムも勝てない
のです。全てに諸行無常は存在するのです。