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イラン、ホルムズ海峡で英タンカーを拿捕 革命防衛隊
イラン緊迫 中東・アフリカ
2019/7/20 3:31 (2019/7/20 7:19更新)
【イスタンブール=木寺もも子、ロンドン=佐竹実】イランの最高指導部に直結する軍事組織である革命防衛隊は19日、国営テレビを通じて、ホルムズ海峡で英石油タンカーを拿捕(だほ)したとする声明を出した。国際的な海洋ルールに従わなかったため、イランの地方海上警察当局の要請に応じて航行をやめさせ、当局に引き渡したとしている。ロイター通信が報じた。
同タンカーの運航会社によると、英国時間の19日午後4時ごろ小型船とヘリコプターが近づいてきて進路を変えたといい、タンカーとは連絡が取れていない。
英国のハント外相は同日、このタンカーを含む計2隻がイラン側に拿捕されたとして「受け入れられない」と批判した。ただ、イラン側はもう1隻の拿捕は否定しており「安全面に関する警告を受けた後、無事に航行を続けている」としている。航行データによると、2隻目は一時、航路を変えたもののその後元の航路に戻ったもようだ。
トランプ米大統領は19日、ホワイトハウスで記者団に「英国とはとても緊密な同盟関係にある。英国とよく連携していく」と述べ、協調して対処する方針を示した。
ペルシャ湾では、イラン情勢を巡って緊張が高まっている。英領ジブラルタル自治政府が今月4日、イランのタンカーをシリア制裁違反の疑いで拿捕したことで、イランは強く反発。10日には英石油タンカーがホルムズ海峡でイラン船舶に航行を妨害される事件があった。イラン側は関与を否定しているが、英国への報復として拿捕を試みたとの見方がある。
英国はドイツ、フランスとともに、米国が離脱しイランが義務履行の停止を拡大しつつある2015年のイラン核合意の枠組み維持に努めているが、タンカー拿捕を通じて英イラン間の緊張も高まっている。14日には英独仏の首脳がペルシャ湾情勢について「安全保障の悪化について深刻な危機に直面している」とする共同声明を発表した。
ホルムズ海峡は原油輸送の要衝で、周辺海域の不安定化は世界のエネルギー供給に大きな影響を与えかねない。6月には安倍晋三首相がイラン訪問中、日本の会社が航行するタンカーが何者かの攻撃を受ける事件があった。イランは7月18日にも、同海峡を航行中の外国タンカーを14日に拿捕したと発表した。
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● G7の罠に嵌りつつあるイラン。反発が反発を招き、いくらでも
エスカレートするのが、感情的対立というものです。
日韓関係もこれに似ています。
● 違いは、韓国は日本よりも自分たちが優れている”と
思っていることでしょうか?
イラン、ホルムズ海峡で英タンカーを拿捕 革命防衛隊
イラン緊迫 中東・アフリカ
2019/7/20 3:31 (2019/7/20 7:19更新)
【イスタンブール=木寺もも子、ロンドン=佐竹実】イランの最高指導部に直結する軍事組織である革命防衛隊は19日、国営テレビを通じて、ホルムズ海峡で英石油タンカーを拿捕(だほ)したとする声明を出した。国際的な海洋ルールに従わなかったため、イランの地方海上警察当局の要請に応じて航行をやめさせ、当局に引き渡したとしている。ロイター通信が報じた。
同タンカーの運航会社によると、英国時間の19日午後4時ごろ小型船とヘリコプターが近づいてきて進路を変えたといい、タンカーとは連絡が取れていない。
英国のハント外相は同日、このタンカーを含む計2隻がイラン側に拿捕されたとして「受け入れられない」と批判した。ただ、イラン側はもう1隻の拿捕は否定しており「安全面に関する警告を受けた後、無事に航行を続けている」としている。航行データによると、2隻目は一時、航路を変えたもののその後元の航路に戻ったもようだ。
トランプ米大統領は19日、ホワイトハウスで記者団に「英国とはとても緊密な同盟関係にある。英国とよく連携していく」と述べ、協調して対処する方針を示した。
ペルシャ湾では、イラン情勢を巡って緊張が高まっている。英領ジブラルタル自治政府が今月4日、イランのタンカーをシリア制裁違反の疑いで拿捕したことで、イランは強く反発。10日には英石油タンカーがホルムズ海峡でイラン船舶に航行を妨害される事件があった。イラン側は関与を否定しているが、英国への報復として拿捕を試みたとの見方がある。
英国はドイツ、フランスとともに、米国が離脱しイランが義務履行の停止を拡大しつつある2015年のイラン核合意の枠組み維持に努めているが、タンカー拿捕を通じて英イラン間の緊張も高まっている。14日には英独仏の首脳がペルシャ湾情勢について「安全保障の悪化について深刻な危機に直面している」とする共同声明を発表した。
ホルムズ海峡は原油輸送の要衝で、周辺海域の不安定化は世界のエネルギー供給に大きな影響を与えかねない。6月には安倍晋三首相がイラン訪問中、日本の会社が航行するタンカーが何者かの攻撃を受ける事件があった。イランは7月18日にも、同海峡を航行中の外国タンカーを14日に拿捕したと発表した。
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● G7の罠に嵌りつつあるイラン。反発が反発を招き、いくらでも
エスカレートするのが、感情的対立というものです。
日韓関係もこれに似ています。
● 違いは、韓国は日本よりも自分たちが優れている”と
思っていることでしょうか?