症例 14歳 アンナ ♀ 自閉症
家族歴 両親 ともに40代前半 弟 8歳 正常
母親は 大都会で、製造業の企業での勤務歴あり。詳細は分からず。
父親は ドライバー
現病歴 生まれた時から知恵遅れで、喋れず、親の指示に殆ど従えず、着替えも自分では出来ず、
料理なども出来なかった。
治療 タウリン180㎎x3/日とビタミンD400単位x3/日を処方。
1週間後の報告では、母親と一緒に、オムレツを初めて料理できるようになったとの事である。
2週間後の報告では、着替えを初めて自分で行い、親が手伝う事を嫌がるようになった。
3週間後の報告では、初めて勉強が出来るようになった。といっても親がアルファベット
を読めば、その字を指でさすことが出来るようになったレベルではあるが。
結果 このように、14歳で何もできなかった子供が、少しづつではあるが、進歩の
後が見られます。
ビタミンDには、神経を刺激して健康を維持する機能のみでなく、
神経の再生と成長を促す作用があることも分かっています。
既に14歳になっているので、何処まで回復するかは分からないが、少なくとも投与して
いる間は微々であるが、正常までは回復できないとはいえ、
少しづつ、回復の傾向はみられるといえましょう。
備考 この症例は、特殊な状況でのケースです。
海外の貧しい、病院に通えない、家庭の子供ですから、栄養環境等も悪いといえます。
サプリ投与は、間接的に行っていますので、情報が限定的です。