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トランプ氏のNFL批判、白人保守層に訴え支持基盤固め
2017/9/28 0:19
日本経済新聞 電子版
【ワシントン=芦塚智子】トランプ米大統領と米プロフットボールNFLの対立が波紋を広げている。人種差別に抗議するため試合の国歌斉唱で起立しなかった選手をトランプ氏が侮辱したのがきっかけだが、背後には支持基盤である白人保守層にアピールするトランプ氏の戦略が透けて見える。ただ物議を醸して基盤固めを図る手法は、米社会の分裂を広げる危険性もはらんでいる。
25日、NFLカウボーイズのオーナー(中央)も片膝をついてトランプ氏に抵抗を示した(アリゾナ州)=AP
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25日、NFLカウボーイズのオーナー(中央)も片膝をついてトランプ氏に抵抗を示した(アリゾナ州)=AP
トランプ氏は22日の南部アラバマ州での演説で、国歌斉唱で片膝をついて起立しなかった選手を「Son of a bitch(くそ野郎)」と侮蔑の言葉でののしった。その後もツイッターで執拗に攻撃し、解雇を要求した。多くの選手やチームオーナーらが発言に抗議したが、トランプ氏は26日の記者会見でも、膝をつく行為は国歌や国旗に対する無礼な振る舞いとして禁止を主張した。
もともと膝をつく抗議は昨年夏ごろ、黒人選手が人種差別や警察の暴力に抗議する運動の一環として始めたが、最近は沈静化していた。
トランプ氏が今になってこうした行為の批判を始めたのは、オバマケア(医療保険制度改革法)撤廃の頓挫や、債務上限などを巡る民主党との連携により、自身の支持基盤が揺らぐのを懸念したためとの見方が多い。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏はアラバマ州でNFL選手を批判した発言に聴衆が沸いたことで自信を深め、支持基盤固めに効果的だと側近に語ったという。
NFLは米国で最も人気のあるスポーツの一つだ。トランプ氏のNFL批判を巡る世論は割れている。「言論の自由の抑圧」「人種対立をあおる」などと非難が広がる一方で、「抗議は国歌斉唱以外の場ですればいい」といった指摘もある。「米兵は国旗や国歌にかけて戦っている」と、愛国心に訴えるトランプ氏の主張にも一定の支持が集まっている。
トランプ氏はNFLのボイコットを呼び掛けたが、視聴率にはばらつきがあり、大きな動きにはなっていない。ただ、抗議のために国歌斉唱時にフィールドに出なかったチームで唯一、起立した元軍人の選手のユニホームに注文が殺到。抗議に参加したチームのユニホームを燃やす動画を投稿したファンもいた。
トランプ氏は発言について「人種とは全く関係がない」と主張する。しかし抗議の発端は人種問題で、米メディアによるとNFLの選手の7割は黒人だ。やはり黒人選手が多いプロバスケットボールNBAでも、昨季王者のウォリアーズが恒例だったホワイトハウス表敬訪問を取りやめた。
一方、白人がドライバーとファンの大半を占める自動車レースNASCARに関しては、トランプ氏はツイッターで「彼らは国や国旗への無礼を許さない」として「誇りに思う」と称賛。さらに分断を深めるような発言も行った。
ただ、トランプ氏が選手を侮辱した発言については、トランプ氏を支持してきたNFL関係者からも「分裂を生む」との批判が相次ぐ。実際、NFLカウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズ氏はトランプ氏の就任式に献金したと報じられているが、25日の試合で選手らと国歌斉唱前に膝をついて抗議の意思を示した。
トランプ氏のNFL批判は、支持者や共和党内にまで亀裂を生む可能性がある。
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● 全ては私の言う、白黒、赤白、上下、左右の分裂が起こるのが必然と書きましたが、
トランプ大統領は、正に私の予想通りの行動をとってくれます。このようにして
国民はハチャメチャに分裂しながら、そして主な2つの大勢力に収れんするのです。
● つまり、白色武人と赤色武人への大分裂です。まだまだ時間はありますから、
上記のような事が、各地で起こるのです。USAの分裂と資本主義の
大崩壊は避けられないのです。
トランプ氏のNFL批判、白人保守層に訴え支持基盤固め
2017/9/28 0:19
日本経済新聞 電子版
【ワシントン=芦塚智子】トランプ米大統領と米プロフットボールNFLの対立が波紋を広げている。人種差別に抗議するため試合の国歌斉唱で起立しなかった選手をトランプ氏が侮辱したのがきっかけだが、背後には支持基盤である白人保守層にアピールするトランプ氏の戦略が透けて見える。ただ物議を醸して基盤固めを図る手法は、米社会の分裂を広げる危険性もはらんでいる。
25日、NFLカウボーイズのオーナー(中央)も片膝をついてトランプ氏に抵抗を示した(アリゾナ州)=AP
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25日、NFLカウボーイズのオーナー(中央)も片膝をついてトランプ氏に抵抗を示した(アリゾナ州)=AP
トランプ氏は22日の南部アラバマ州での演説で、国歌斉唱で片膝をついて起立しなかった選手を「Son of a bitch(くそ野郎)」と侮蔑の言葉でののしった。その後もツイッターで執拗に攻撃し、解雇を要求した。多くの選手やチームオーナーらが発言に抗議したが、トランプ氏は26日の記者会見でも、膝をつく行為は国歌や国旗に対する無礼な振る舞いとして禁止を主張した。
もともと膝をつく抗議は昨年夏ごろ、黒人選手が人種差別や警察の暴力に抗議する運動の一環として始めたが、最近は沈静化していた。
トランプ氏が今になってこうした行為の批判を始めたのは、オバマケア(医療保険制度改革法)撤廃の頓挫や、債務上限などを巡る民主党との連携により、自身の支持基盤が揺らぐのを懸念したためとの見方が多い。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏はアラバマ州でNFL選手を批判した発言に聴衆が沸いたことで自信を深め、支持基盤固めに効果的だと側近に語ったという。
NFLは米国で最も人気のあるスポーツの一つだ。トランプ氏のNFL批判を巡る世論は割れている。「言論の自由の抑圧」「人種対立をあおる」などと非難が広がる一方で、「抗議は国歌斉唱以外の場ですればいい」といった指摘もある。「米兵は国旗や国歌にかけて戦っている」と、愛国心に訴えるトランプ氏の主張にも一定の支持が集まっている。
トランプ氏はNFLのボイコットを呼び掛けたが、視聴率にはばらつきがあり、大きな動きにはなっていない。ただ、抗議のために国歌斉唱時にフィールドに出なかったチームで唯一、起立した元軍人の選手のユニホームに注文が殺到。抗議に参加したチームのユニホームを燃やす動画を投稿したファンもいた。
トランプ氏は発言について「人種とは全く関係がない」と主張する。しかし抗議の発端は人種問題で、米メディアによるとNFLの選手の7割は黒人だ。やはり黒人選手が多いプロバスケットボールNBAでも、昨季王者のウォリアーズが恒例だったホワイトハウス表敬訪問を取りやめた。
一方、白人がドライバーとファンの大半を占める自動車レースNASCARに関しては、トランプ氏はツイッターで「彼らは国や国旗への無礼を許さない」として「誇りに思う」と称賛。さらに分断を深めるような発言も行った。
ただ、トランプ氏が選手を侮辱した発言については、トランプ氏を支持してきたNFL関係者からも「分裂を生む」との批判が相次ぐ。実際、NFLカウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズ氏はトランプ氏の就任式に献金したと報じられているが、25日の試合で選手らと国歌斉唱前に膝をついて抗議の意思を示した。
トランプ氏のNFL批判は、支持者や共和党内にまで亀裂を生む可能性がある。
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● 全ては私の言う、白黒、赤白、上下、左右の分裂が起こるのが必然と書きましたが、
トランプ大統領は、正に私の予想通りの行動をとってくれます。このようにして
国民はハチャメチャに分裂しながら、そして主な2つの大勢力に収れんするのです。
● つまり、白色武人と赤色武人への大分裂です。まだまだ時間はありますから、
上記のような事が、各地で起こるのです。USAの分裂と資本主義の
大崩壊は避けられないのです。