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武人時代は力が正義/転覆するには力が必要

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)4月1日(土曜日)弐
        通算第5250号 
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 韓国、失われる中国市場の代替にベトナムとの関係強化
  290億ドルの投資を2020年に700億ドルへ
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 韓国はベトナムとの修好25周年をひかえ、THAAD配備で失いつつある中国市場の代替としてベトナムへの大々的な投資、経済関係の強化をめざす。

 すでに両国の間にはFTAが締結されており、2016年第三四半期だけでも韓国とベトナムの貿易は56億ドル、ベトナムのあちこちにはロッテデパート、ロッテマートが建ち、現代ホテルも盛業中だ。

 2009年に韓国とベトナムは「戦略的パートナー」を宣言しており、共同軍事演習、軍事的な協力も視野に入れているという(亜細亜タイムズ、3月31日)。すでにベトナムに駐在している韓国人は十万人を越えている。ハノイやホーチミンにはコリアンタウンがある。

 韓国のベトナムへの急傾斜は中国の苛めにより、有望と思いこんだ中国市場を縮小せざるを得なくなったことで、便宜的にも輸出を伸ばすにはベトナムとの関係強化が都合が良いという計算がある。
ベトナムは南シナ海、パラセル諸島で中国とは政治軍事的に対立が続いており、パートナーを増やしたい。

 しかしベトナム国民は共産党独裁の政権が一方的に韓国の投資を歓迎しても、あの戦争中の猛虎部隊といわれた韓国軍のベトナムでの蛮行は決して忘れてはいない。韓国軍の民間人虐殺を追悼する記念碑も、ベトナム各地に建てられている。韓国は謝罪も補償もしておらず、対日賠償要求とはうってかわって知らぬ半兵衛を決め込んだ。

  韓国軍人等がベトナム女性との間にできた混血児(ライタイハン)は最大五万人とも言われているが、社会的に差別されたまま。韓国からの保障はないまま。
 この国民感情を抑制してきたのがベトナム共産党である。
      □○○み□◎◎や○◎○ざ○○□き□◇◇

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● 武人時代に幻想を持ってはいけない。北朝鮮は非常に分かりやすく、力がすべての世界である。
  民主主義の時代ではないので、悔しかったら力で解決するしかない。

● 中国や朝鮮半島を見ても分かるように、南京虐殺や慰安婦問題をでっち上げても、国民は
  それを真実と信じるしかないのである。その方が生きるには楽だからである。
   またそれを受け入れてくれる国連や日本人がたくさんいる以上、

● でっち上げは真実となり、力を持つのです。真実は力なりとは、大多数の国民が真実を
  受け入れたときであり、そうでなければ真実は何の力を持たない。

● その現実を表しているのが、今の朝鮮半島であり、中国であり、ミャンマーを含めたアジアの
  国々です。共産主義とは公的に独裁を平然と・公然と掲げた初めての体制です。
  
● 従って、共産党の政権を喜ばせれば、基本的には何でもできるのです。共産党を滅ぼすような
  武力がない限りは、共産党がすべてなのです。いやなら隠れて徒党を組むしかないのです。
   それでも、270年間は我慢が必要です。

● ミャンマーを見ても分かるように、国民の圧倒的支持で政権を握っても、スーチー政権は
  なのも出来ないのです。それは、武人の思想が基本的に、国民にも、重要だからです。
   国民自体が体制の流れの申し子だからです。

● 従ってスチーは、自らの武力を持ち国民を力で従わせることが出来なければ、ただの飾りです。
  裏で糸を引く、英国のエージェントがミャンマーで何もできないのは、そういうことだからです。
   しかしそれでは、ミイラ盗りがミイラになるようなものです。

● やがて、UKも武人時代に入るので、理解は可能でしょうが、しかしその時は国内の内戦=
  市民戦争≒政治大闘争の到来と、民主主義制度の大崩壊で、結局何も出来ないでしょう。

● 目の前で革命が起き、資産を没収されて、独裁政権がキューバに出来ても、手も足も出せなかった
  USA・大西洋先進資本主義のようなものです。一旦武人に目覚めた国民は、皆殺しに
  合わない限り、徹底して武人なのです。

● 従って、本来武力で国民を従わせる武人国家の政権=共産党が、国民の一部の虐殺や悲しみで
  政権を取ると誤解するのが、甘いというのです。

● むしろ世界は段々とキナ臭くなり、第三次大戦と続く世界戦国時代の到来が、世界の識者の
  見解となりつつある今、国力≒軍事力の増強は急がれる課題なのです。

● それが理解できなければ、日本は再び、四面楚歌となりうるのです。

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