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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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大竹愼一の鋭い感覚と・残念な予測の間違い・大恐慌は今ではない

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★ http://blog.goo.ne.jp/keta1283/e/b28a30db2568789ec609a87a5ec2d791


去年の秋に出た本です。再度読んでみると、まぁ大竹の言う方向に世界は向かっているのかな?ですね。へぇ~となったのは、米国の住宅事情です。去年の段階で、米国の住宅は勤労者が住宅ローンで購入していると言うよりは、金持ちがキャッシュで投資用に買っているので、そのうち化けの皮がはげると書いてます。また、大竹慎一は去年はシェールオイル・ガスブームを好意的に書いてますけど、この分野もこれから地獄を見るようです、Markethackの広瀬さんがそう書いてました。

そうなると・・・米国もこれからガタガタでしょかね?中国についてはボロクソです。2015年のどこかで変調をきたし、そこから地獄へ向かうと書いてます。その影響をモロに受けるのが我が日本なのです、ゲロゲロ。企業のBS重視の方で、ソフトバンクやユニクロは全然評価してません。PERやEPSと言う指標も怪しいのです。社債を発行して自社株買すれば、そんな指標はいくらでも良くなります。米国企業もそんな企業が多いんじゃないでしょうかね?

 ❶ 大竹はいつも企業サイドの暴走を批判します。株主がそれをチェックすると言う論理を常に展開しますけど、そこはどうなんでしょうね?株主の行き過ぎた強欲とか、金融産業の強欲で米国の医療産業や教育産業がぼったくり化しているとかは決して言わないです。

❷ Markethackの広瀬さんの記事を読むと、世界はリーマンショック時よりも借金が増えているようです。金融緩和のあかげですね。ジャンク債とか途上国のドル建て債が相当増えてます。仕手株みたいなもんで増え続ける間はみんなハッピーですけど、これから逆回転が始まるようです。どうしようも無いのはやはり中国でリーマンショック以降のアホみたいな不動産投資をこう描いてます。

❸ 結局、史上最大のケインズ政策は取り返しのつかない自然破壊を促し、信じられない不動産バブルをつくり上げ、共産党の幹部や官僚の懐をおおいに潤わせ、不動産投資に狂奔した地方政府や企業の債務を絶望的に膨らませ、そして、13億人庶民には塗炭の苦しみをもたらしただけであった。

❹ 暴落はスタートとしたばかりです。これから中国の膨大な過剰資産形成と過剰生産設備と過剰債務が溶け出していきます。それは日本も世界もみんな同じじゃないんでしょうかね?GDPは大きければ大きいほど良いんだ~と言う思想もしくはドグマが経済学の本質です。そのために金融緩和で世界中が大借金して、マンションや高層ビルやインフラや生産設備を過剰に建設してきました。そして、それらの過剰資産が完成して、さぁ稼ぐぞ~となったらバブルが崩壊したんでしょうね。過剰資産が腐り始めます。過剰資産が表で裏が過剰債務が裏ですから両方とも腐りだして縮小していくはずです。

その縮小が世界的規模で起きることを世界恐慌と言うんでしょうかね?バブルの坂道をひたすら登りました。最初に疲れた~と言ったのは我が日本ですね。その次に疲れた~と言ったのが欧米で、ここでみんな金融緩和という覚醒剤を打ち「みんなで頑張ろう~」と坂道を再度登りはじめました。特に「凄げ~」とみんながうなったのが中国様だったんでしょうね。覚醒剤を打ちまくって超ハイになっていたようです。可哀想な中国共産党!すぐに廃人となるでしょう。だれか元気な奴はいないのか~と見ると、あとはアフリカ勢くらいですね。でもアフリカ人に打っても~

❺ 大竹も想像できなかったのが、今年の6月までに起きた中国の株式バブルでしょうね。多くの中国個人が熱狂して株を買いました。政府も煽りに煽りました。大竹もビックリですね。中国は日本のバブル崩壊をよく研究したと言ってました。だから日本のようにはならないと。

たぶん、それは本当でしょう。日本のように中途半端なバブル崩壊はやらないみたいです。全力を出し切って120%の力でバブルの坂を登る・・・そして、そこから坂を豪快に転げ落ちて、真っ白な灰になる。そんなバブル崩壊を見せてくれそうです。「お前は中途半端なんだよ~だから小日本なんだよ、この根性無し」と言われそうです。ちょっと恥ずかしい・・・・わけねぇだろう!ですね。

意外とあっさりと中国共産党は真っ白な灰になるかもしれませんね。

❻ またまた防衛成功した通貨基軸ドル。

ドル債券の売りに出る中国の図。

更に言うと、大竹は楽天も嫌いなようです。ぼったくりが酷すぎます。不肖ケタも感じていることですけど、日本企業の社長さん、ソフトバンクでも楽天でもソニーでも、なんか夢が全く無くなったような感じがします。それなりに成功して太った豚になった感じです。ソフトバンクは携帯の通信料の激安はやる気ないようです。借金で図体だけでかくなろうとしてます。楽天もアマゾンには勝てないでしょう。アマゾンの方が考え方が過激で面白いのです。

❼ 大体、金融に手を出すIT企業は本業がつまらなくなります。やっぱり高齢化なんでしょうね。官僚も経営者も評論家もみんな高齢化で過激さが無くなりました。もちろん不肖ケタもそうなんですけど。それとも国家とか企業とかがボチボチ時代遅れの組織になりつつあるんでしょうかね?まぁ、どちらにしろ、それなりの大不況はやってきそうですね。ではでは。

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● 人生万事塞翁が馬。
  生命≒人間も自然の一部である以上、自然の法則にしたがうのは当然といえます。
  それをノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマンは経済の自己組織化と語っています。
  つまり、経済も自然現象の一部と語っているのです。

● 前回間違ってカウフマンと書きましたが、クルーグマンの間違いです。訂正します。

● ローマの歴史をひも解いてみれば、最後はパンとサーカスのバブルと享楽の中で
  大崩壊して、以降は暗黒の中世時代へと突入したと書かれています。
  今のUSAにそっくりですが。

● つまり、これは何も近代資本主義のみの問題ではなく、人類の経済行為に伴うものなのです。
  否、経済行為のみに限らず、人類の欲望と生命の欲望≒自己保存と子孫の維持繁栄に
  ともなう、自然法則の一部と言えます。カウフマンの生命の自己組織化と、
  クルーグマンの経済の自己組織化はそれを語っているのです。

● バブルとその崩壊は、自然現象である以上、だれにも止める事は出来ないものなのです。
  問題はその崩壊に伴う傷をいかに軽く済ませて、早く癒すかでしょう。
  それが政策と言うものなのです。
  
● 金融緩和は唯一、それに効果的な政策と言えるでしょう。それが行き過ぎれば勿論
  ドーピングとなるのです。そもそも医療行為自体がドーピングなのです。
  薬は毒でもあるのです。若ければその副作用に耐えられますが、
  老化したご老体には無理なのです。

● 中共の問題点は、独裁共産主義だのに、資本主義・民主主義国家の金儲けの制度を一部盲目的に
  真似したことにあるのです。資本主義におんぶ抱っこされている以上当然の事です。
  ソ連の崩壊を見て、生きる為に資本主義に膝を屈したことがその始まりです。
  つまり、典型的擬態資本主義の矛盾があぶりだされるのです。

● USA金融資本主義における会社を真似した、日本の会社が不健全と大竹さんに嫌われるのは
  当然でしょう。そもそもUSAと日本の資本主義は100年前後の位相のずれがあるのです。
  彼は日本資本主義の番人ですから、当然の事として金融資本主義的な会社は嫌うのです。

● しかし、その彼も株主が会社をチェックするという事を手放しで喜ぶのは甘いという事です。
  その肝心の大株主が金融資本主義の番人ですから、会社も必然的に
  金融資本主義的になるのです。その矛盾は問題点でしょう。

● さらに彼は大切な経済の30年と90年サイクルを見落として、
  コンドラチェフサイクル≒60年サイクルのみにとらわれている事が問題を複雑に
  しているのです。彼の思想的背景を独断で分析すれは、マルクスの
  ”資本主義の必然的崩壊の思想が見えます。

● それはそれで間違いのではないですが、細かい未来の予測に難点が見られます。
  波動理論を知らない弱さです。つまり1929年の世界大恐慌の次の大恐慌を、
  今回の不況と重ねている事です。

● コンドラチェフサイクルサイクル理論によれば、あれから60~70年後の今日と言うのは、
  2000年から始まる不況の事を言いますが、見ての通り、それから15年たつというのに
  本格的な恐慌は見えません。恐慌が来そうで来ないのが今回の不況です。

● 彼の予測の誤りは、同様に世界支配層にも見られる事は、支配層の行動から推測
  できます。つまり、大恐慌が来るとの前提での9:11の自作自演と
  その後の中東・レバントへの侵略開始です。ローマ帝国もレバントまで
  勢力圏を広げて崩壊していますが・・・。

● それでも足りないとみると、旧ソ連での作戦・後押しに見られる、カラー革命と言う名の
  戦争への誘いです。しかしソ連の後継者のロシアはまだ新しい知恵者の国≒
  君主国家の国の建設途上ですから、お誘いに答える事は当然出来ません。

● それで彼らが最後の悪あがきに出たのが、認知症の醜い老人の悪臭を漂わせる、かの有名なUSA民主党の
  ブレインであるブレジンスキーやジョージソロスに語らせた世界大戦の脅しです。

● 両者ともユダヤ人と言うのがことの本質を語っているようです。特にブレジンスキーは中国を
  とことん甘やかして、大戦を遂行できるまで援助すべきという思想が垣間見られます。
  その為には、尖閣なぞは中共にくれてやれというのが持論です。

● 有名な尖閣諸島における、中共軍と海上保安庁との間での歌舞伎ダンスのおすすめです。
  つまり、中国が尖閣に出ている間は、日本は彼らの行動を邪魔しないで、
  彼らが去ってから尖閣の警戒行動に出るようにという事です。

● 馬鹿でもこの結末は分かります。彼らは尖閣に上陸して旗を立て、建物を建てるのが
  目的ですから、それを邪魔するなと言う事は、あげろという事と同じです。

● そして暴落が近付くと、ムジナの穴から這い出してきて、空売りなどの暴落作戦で兆単位のお金を
  稼ぐ、ソロスの登場です。彼らに第三次大戦を語らせた背景は、自己組織化の現象を
  応用すれば、おのずからその背景は分かろうというものです。

● 大竹の思想は、学生時代の若さによる反資本主義的思想の影響と、マルクスを生んだ現代の支配者
  ユダヤ人の思想と金融資本主義の末期の株主資本主義の影響と、現代の日本の健全な会社=
  コツコツと己の本分を全うする資本主義全盛の時代の会社”の番人としての思想が
  入り交ざって、独特な経済の分析を齎すものと思われます。

● コンドラチェフサイクルのサイクルは、金利の世界にのみ見られるのです。しかしこれは
  勿論金貸しには、預けるだけで金利が転がり込んでくる、暴落を心配しなくてよい
  楽ちんな商売ですから、コンドラチェフサイクルは重要である事は勿論です。

● しかしソ連時代にこのサイクルを見つけたコンドラチェフは、ユダヤ人と学者嫌いのスターリンに
  不届きな理論を風評する輩”と処刑され、その怨念が溜まっているので、現代の支配階級が
  その怨念に惑わされるのは仕方ないのかもしれません。強い怨念は正常な
  思想や科学的考えの大敵なのです。

● 正常な思想や自然現象は、自己組織化の現象=複雑系の現象=エリオット波動にのみ従うのです。
  従って、大崩壊は図にあるように、2029年から2046年までの次のサイクルで起こるのです。
 
● しかしこれは前回の恐慌が生易しいと見れるくらいの、大崩壊です。つまり、近代西欧資本主義=
  持てる国≒先輩資本主義国の大崩壊の事なのです。システムの寿命=270年が来たのです。
  内戦型第三次大戦の到来と、世界戦国時代への幕開けです。丁度ローマがレバントを
  支配下に置いてから崩壊して、暗黒の中世が来たようにです。

● しかし、大竹さん心配はご無用。日本の近代資本主義は2038年まで続きますから、あなたの大切な仕事
  企業の番人としての仕事は今後も当分は続きますから安心してください。

● しかし、今回恐慌が来るという脅しは間違いですから、直ちに撤回して企業を健全にご指導することを
  望みます。我々に天国からお迎えが来るころに、西欧は崩壊するのです。
  






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