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万事塞翁が馬・中国戦国時代を生き延び切れるか日本企業

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★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201505/Youwei.htm

中国という砂上の楼閣
―― 改革時代の終わり

The End of Reform in China
―― Authoritarian Adaptation Hits a Wall       ヨーウエイ(匿名)  中国在住の研究者

フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年5月号  

政治腐敗の蔓延、格差の拡大、成長率の鈍化、環境問題など、依然として改革の余地は残されている。だが、中国における「権威主義的適応」による改革の時代は終わりつつある。現在の中国の権威主義的枠組みのなかで、さらなる進化のポテンシャルはほとんど存在しない。むしろ、停滞を持続させるバランスがすでに形作られている。問題が表面化しないように、中国全土が警察国家的な監視体制で覆われ、治安維持を担当する省庁、監視部隊のメンバーに始まり、交通補助員、国税調査員までもが監視対象にされている。反政治腐敗キャンペーンも真の改革プログラムとはみなせない。このキャンペーンは政府によるトップダウンで実施されているし、秘密主義、冷酷さ、政治的計算がその特徴だ。しかも、これまで政府の正統性を支えてきた成長率は鈍化し、経済のハードランディングシナリオへの懸念が高まっている。・・・

小見出し
政治的停滞は続く
中国の何が特有なのか
「安定維持」のための監視社会
改革の終わり
混乱するイデオロギー
  中国の未来シナリオ

  全文は2015年5月号に掲載>>

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● 段々と、私の予測が現実的になりつつあります。多くの識者の誤解・世界的な誤解は、
  かの国が資本主義になりつつあるという、大きな過ちです。
  歴史を俯瞰すれば分かる事です。

● 中国の歴史でも、一つの王朝=体制が崩壊するには200~300年かかっている事は読めるはずです。
  従って共産主義が体制を乗っ取った後は、その体制が200~300年続くことを意味するのです。

● 勿論私の説では、270年が一つの時代を意味します。中共が中華人民共和国を成立させたのは、
  1949年ですが、1911年の辛亥革命から中国は大混乱の時代、地方に軍閥が乱立する
  戦国時代へと突入しました。日本の鎌倉幕府が1333年に崩壊したのに相当します。

● 一つのまとまった中央政府があるのではなく、各地に武装集団=軍閥=日本では戦国武将が跋扈
  するのが、武人の時代≒戦国時代なのです。それをまとめたのが中共と言う事なのです。
  従って中国の武人の時代は1911年から始まっているのです。

● 1911+270年は=2181年とでます。つまり、どのように転んでも戦国時代≒武人の時代は
  2181年まで続くという事です。日本の戦国時代は、1333+270年≒1603年まで
  続いたようなものです。次は絶対君主の時代≒江戸時代です。

● それをソ連が崩壊後に、生き残りをかけて社会主義的市場経済等との偽りの資本主義的擬態に
  騙されたのが世界の識者なのです。絶対に資本主義にはならないと書きましたが、
  その通りの現実は、内部にいれば分かる事であり、外から見ても分かる事です。

● 儲けるためには、何でもするUSAのやり方が、歴史の現実を見えなくしているのです。
  資本主義の優れた面を取り入れて、中国を繁栄させようとしたのがあだとなり、
  その負の側面を克服できずに大いに苦しんでいるのが今の中共です。

● マルクスも言ったように、経済と政治体制はセットであり、異種の制度同士を接ぎ木することは
  基本的には出来ないのです。拒絶反応が起こるのが自然です。今の中共がまさにそうです。
  その拒絶反応で苦しんでいるのは、韓国もしかりです。

● 従って今からは経済的基盤と政治的な基盤が合わない事による、拒絶反応が見られるのです。
  それを抑えるのは、もちろん武人の国家ですから、武力以外にはありえません。

● 資本主義国・日本の様に選挙でトップを決めるという事は、中共ではあり得ないでしょう。
  その帰結は必然的に、武力による弾圧と監視と言う事になるのです。

● それを現しているのが、匿名さんの現在の中共分析と言う事になります。従って今からは繁栄の
  付けが回ってきますから、中共に進出している企業には大いなるとばっちりが来ます。
  特に日本の企業は狙われるでしょう。

● あいも変わらず歴史の読めない日本企業は、再び上海事件で多大なる犠牲を出すのです。
  自由と民主主義というぬるま湯につかっている日本企業が、どのようにして
  戦国時代を生き延びようというのです?

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