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呉越同舟・赤と白・西と東・白色人種と有色人種・黄昏と日の出・文明の交代期

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★ http://www.sankei.com/politics/news/150309/plt1503090019-n1.html


急速に“距離”縮める日独 メルケル首相来日


 安倍晋三首相はメルケル独首相を約7年ぶりに日本に迎え、日独関係の強化を確認した。アジア外交で ❶ 中国に傾斜していたドイツと日本は“疎遠”な関係にあったが、ウクライナ危機などを受けて両国の「距離」は縮まりつつある。しかし首脳会談の“場外”でメルケル氏が原発政策をめぐり日本を牽制(けんせい)するなど、❷「実利的関係」の域を超えられない両国の現実も浮かび上がらせた。

 メルケル氏の来日は首相就任約10年で3回目。7回訪れた中国と比べ、日本への足は遠のいていた。政権交代が頻繁に続いた日本側の国内事情などが疎遠の要因とされてきた。

 メルケル政権は一昨年末、対日関係をアジア外交の「最重要の支柱」と位置づけた。❸ 南シナ海で強引な海洋進出をもくろむ中国への警戒が背景にあるとされる。また、昨年3月のロシアのクリミア半島併合によるウクライナ危機を受け、❹ 民主的価値観を共有する日本との連携の必要も高まったようだ。

 昨年4月に訪独した安倍首相は首脳会談で、女子サッカーファンのメルケル氏に日本代表「なでしこジャパン」のユニホームを贈った。メルケル氏も同年10月のイタリアでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の直前、安倍首相に駆け寄って声をかけるなど良好関係を演出した。両首脳は昨年、電話を含め計5回の会談をこなしている

外務省幹部は「長期安定政権を担い得るリーダーが腹を据えて意見交換した意義は大きい」と語る。国際社会の懸案である過激組織「イスラム国」対策や、❺ 日独が目指す国連安全保障理事会改革をめぐる共闘も両国の接着剤となっている。

 一方で、メルケル氏は9日、都内で講演後、日本が歴史問題で中国や韓国と対立していることに関し、ナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の歴史を背負うドイツが ❻ 「過去ときちんと向き合った」ことで国際社会に受け入れられたとの考えを示した。

 また、ドイツが東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発を決めたことも強調するなど日本との“崩せない壁”をにじませ、ドライな日独関係を印象づけた。

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● 弁証法とか、陰陽とか、昔の人は自然やその一部である人間社会も同様であると
  よくぞ見破っていました。そもそも人類の知能は10万年以来変わらない
  のですから、ある意味当然の事でしょう。

● その観点から日独関係を見ると、 

  ❶ 1620年ぶりに、日が昇る東洋の雄と、1620年ぶりに黄昏逝く西欧の雄。
  ❷ 白色人種の中では、人種差別が酷かったドイツ・ナチスと、ユダヤ人でも
    途上国でも差別しない、人徳の国家日本。
  ❸ 勿論白人優越主義者と有色人種のチャンピオン日本。
  ❹ ヒットラーを反省するあまり、赤く染まった独と独自の文明を大切にする日本。
  ❺ 第二次大戦から奇跡の回復で、資本主義の雄となった、日独。
  ❻ 大陸国家に囲まれた大陸国家・独と海に囲まれた日本。
  ❼ ついでに、女性≒赤い服の首相と男性首相の日本。

● 確かに資本主義が後100年余も残っている日独は、資本主義体制も位相も同じ日独では、
  正に同じ船の乗っている運命共同体とも言えます。両者の結びつきは、第二次大戦
  以来でしょうが、上記のように乗り越えられない壁も存在するのです。
  東西文明移行期の壁は乗り越えられないのです。

● その壁が顕在化して、東西の資本主義の雄は対立するのか、それとも英米型の先輩近代資本主義が
  崩壊後は、団結せざるを得なく、世界のリーダーとなるのか、今は未だ未知の世界です。

● 言えることは、乗り越えられない壁は、赤の首相が日本の歴史も知らずに、ヒットラーの反省から
  日本も見ると言う、馬鹿の壁を自ら作っている事が大きな原因と言う事です。

● 戦前のヒットラーと日本を同じとするのは、陰陽=プラスとマイナスを同じとみる馬鹿な哲学の
  せいでしょう。陰陽はお互いを必要としても、決して赤と白は同じものではないのです。
  プラスとマイナス、女と男も互いを必要とするが、考え方は異なるのです。

● 上記のどちらの面が強く出て、互いが反発したり、惹かれあうかは、世界の状況が大きく影響する
  のでしょうが、しかしヒットラーの過ちを反省するあまり、その逆の大きな過ちを
  侵しつつあるのは、傍から見て分るものです。

● 嘘をつき、歴史を捏造して、ヤクザ国家に膝を折ってまで、独と歩調を合わせるという事は、日本精神が
  許しません。黄昏の西欧に囲まれた独と、また日が昇る日本とはそこが異なるのです。

● 大きく振れ過ぎた独の振り子が、再び揺れながら落ち着くまでは、
  日独間の本当の信頼はあり得ないでしょう。

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