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通貨戦争・通貨戦争・不景気には輪転機を回せ

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★ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJMNFP6VDKHT01.html

ゴールドマンからFRB議長へ、通貨戦争中に利上げは可能か

  (ブルームバーグ):望む望まないにかかわらず、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は世界の通貨戦争に参戦せざるを得ないかもしれない。

ドルが買いを集め、約10年ぶりの高値に上昇したのは、米金融当局が年内の利上げを計画していることに一因がある。欧州がデフレの脅威と闘い、石油収入に依存する新興国経済が商品価格の下落とともに下降する中、ずいぶんと良好に見える米経済に資金が流れ込んでいる。

ゴールドマン・サックス・グループの社長兼最高執行責任者(COO)、ゲーリー・コーン氏はこうした要素すべてが大きな問題だと言う。ドル高はすでに米企業の利益を圧迫し、ペプシコはこのトレンドで今年の利益伸び率が7%押し下げられると予想している。利上げとなれば、ドルはさらに上昇する可能性がある。

「米経済が必ずしも強くなっているわけではないのにドルはますます強くなっており、米国に住むわれわれはこれと共存する必要を迫られている」と、コーン氏は10日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。米金融当局としては金利をもっと正常な水準に戻したいだろうが、「環境の制約があり、ドルの上昇に気をもむことになるだろう」と述べた。

FRB議長に就任して1年が経過したイエレン氏は、6年以上に及ぶ事実上のゼロ金利政策からの出口の概要を示している。一方で、景気刺激措置を強化する諸外国の中央銀行から、米経済が受ける影響は強まっている。欧州中央銀行(ECB)は新たに国債購入を含む資産購入プログラムを発表。バンク・オブ・カナダやオーストラリア準備銀行は金利を引き下げるなど、金融緩和に踏み切る国は枚挙にいとまがない。

「ゲームは終わらない」

通貨の価値を下げることで輸出を有利にしようと、事実上の通貨安競争に入ってしまった国は少なくない。

「終わりの見えないサイクルだからこそ心配だ」とコーン氏は語る。「相手国が通貨価値を引き下げれば、こちらも引き下げざるを得ない。このゲームはいつ終わるんだ」と続けた。

確かに世界の混乱が米国に恩恵を与える側面はある。米資産への需要が借り入れコストを抑制し、経済成長にはプラスに働く。

プロクター&ギャンブル(P&G)やマイクロソフトのような多国籍企業が芳しくない業績をドル高のせいにする一方で、サービス産業が主要部分を占める米企業の多くは為替相場の変動にさほど影響を受けない。強いドルは原油を安くし、輸入コストも押し下げる。

2008年の金融危機から本当の意味での回復を果たすのが遅れている米経済。緩慢な回復の腰を折らずにいかにして超緩和政策から抜け出すか、連邦公開市場委員会(FOMC)は依然ジレンマを抱える。弱い世界経済の中で一番強い経済国でいるのは、あまり気楽ではないようだ。

原題:Goldman Sachs Asks How Yellen Can Raise Rates Amid Currency Wars(抜粋)


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● 通貨戦争の親玉が何をしらばくれているのか”と言いたいですが、支配者にも苦悩は
  あるのでしょう。金利を上げれば、中暴落が待っているのです。

● 今はゼロ金利に近い政策で株式市場が潤っているという事は、逆の政策では株式市場が
  暴落という事でしょう。金利の上昇を見込んでの、ババ抜きが始まるのです。
  それがドル高であり、金利が上がれば再び一時的にドルは安くなるのです。

● 金利が安いから、借りて株式市場に投資をするのです。その逆流が起こるという事です。
  但し最後の大暴落=第二のリーマンショックは、2016年末を予測しています。

● 1971年のニクソンショックで、金とドルの兌換を停止して、それ以来好きなだけ世界に
  ドルを垂れ流してきたUSAが何をしらばくれるのでしょうか。

● 全てはサイクルです。永遠の緩和も、永遠の不景気も、永遠の景気も、永遠の発展もありません。
  従って、金融緩和戦争に参加した後は、次は金融引き締めです。これが人間の
  経済活動の真実です。問題は何時政策の転換が起こるか?

● インサイダーしか知りえない世界なのです。庶民は、ある程度利益が出れば、
  逃げるが勝ち”なのです。

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