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中国の第1戦目の相手・台湾は既に落ちたか?

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守れ台湾からの転写

http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

各国政府にはそれぞれ「中国政策」というものがあり、それが「うまくいっていない」と方々から批判されているのが、尖閣諸島問題や靖国神社参拝問題等々で対中関係を悪化させている日本の安倍政権だ。


安倍首相の靖国神社参拝などで日中関係に「改善」の兆しは見えないが

それに対し、「関係改善を進めている」とされるのが台湾の馬英九政権である。

たとえば「台湾と中国は政治的な敵対関係が続いていたが、08年5月に発足した国民党の馬英九政権が対中融和政策に踏み切り、経済を中心に関係改善が進んでいる」(日経、一月四日)といった報道は、日本では日常的である。

しかし、実は台湾国内では同政権の中国との「融和」「関係改善」に警戒が高まっているのである。

最大手紙自由時報は一月十五日、社説でその中国政策を徹底的に批判している。

―――五年来の馬英九の中国政策を一言で言えば、中国要素を招き入れ台湾占領をさせることだ。

―――中国人観光を開放し、中国人学生の就学を開放し、中国人配偶者の身分証取得期間を短縮し、中国資本の対台湾投資を開放し、さらには自由経済モデル区の設置後は中国からの人員を居住させるとしたり、両岸経済協力枠組み協定や両岸サービス貿易協定の調印等々、枚挙にいとまがない。

―――かくして蒋介石、蒋経国時代にスローガンとして叫ばれた「あなたの近くのスパイに注意を」という状況は、ついに馬英九によって現実のものとなった。今日の台湾では至る所で中国人が偽装結婚で働き、観光のふりをして情報を収集し、視察という名の誘致を行い、スパイ網を押し広げ、ほとんど「陥落」の状態だ。

―――中国はこの半世紀を含む長期間にわたり、侵略、領土拡張の方法として「移民実辺」(移民を使って辺境を開拓する)を最も愛用して来た。異国の他民族の領土に人海戦術で移民を送りこみ、異民族を政治的少数派へと転落させ、さらには経済支配、通婚、教育洗脳等を通じ、被併呑者を永遠に中国の支配から逃げられないようにする。新疆、チベットの例を見るだけでも、この帝国主義のやり方は想像に難くないはずだ。

―――香港の主権が中国へ移った後、北京政府は中国人民の香港への入境、居住を不断に許可し、その人口構造から政治構造までを改変させようと企図している。目的は「一国二制度」を有名無実とし、中国人民と親中派に香港を支配させることにある。

―――馬英九も「一国二地区」の考えで、台湾経済を中国に縛り付け、中国経済圏から離脱できないようにするつもりだ。そのため台湾経済は衰弱し、中国による利益略奪を防げないでいる。両岸の交友、通婚により中国との利害関係を持つ家庭を増やしつつあり、それが人々の政治的傾向や国家アイデンティティに影響を及ぼしつつある。

―――さらに中国は台湾に自由に進出して統一戦線工作を行い、中央と地方、朝野を問わず、中国に御伺いを立てる体制が形成されている。もっと怖いのは軍の将官が共産党スパイに吸収され、取込まれ、そのために軍の戦力、士気が瓦解していることだ。

―――このような状況の結果を馬英九の言葉を使って言い表すなら、「終極統一」となる。庶民の言葉で言えば「亡国」である。

要するに「移民実辺」が中国伝統の領土拡張の策略だが、これを遂行するために中国に呼応する内通者の存在があり、今日の台湾の場合は馬英九政権がその役割を演じているというわけだ。中国からの長年にわたる恫喝と、巧妙な利益誘導を受け、すっかり飼い馴らされているわけだ。

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◎ 長寿のコツは、料理から。






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