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★ 内容紹介(アマゾンから)
2015年度の最大注目は中国経済の動向。今の中国は死に体にカンフル注射の状態でいつ崩壊してもおかしくない。そこで日本屈指のチャイナウォッチャー宮崎正弘とファンドマネジャー大竹愼一が中国崩壊を視野に今後の日本人の対応を激しく議論。
宮崎「世界や日本のマーケットは既に中国崩壊を織り込み済み。損害を被るのは中国に深入りした企業だけ」
大竹「株は心理戦争。中国経済の混乱は日経平均4000円まで下落する」
著者について
1946年石川県金沢市に生まれる。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長、月刊『浪漫』企画室長をへて1982年『もう一つの資源戦争』で論壇デビュー。中国ウォッチャーとしても知られ、『中国・韓国を本気で見捨て始めた世界』はベストセラーに。又、三島由紀夫を論じた三部作『三島由紀夫「以後」』『三島由紀夫の現場』『三島由紀夫はいかにして日本回帰したのか』など文芸評論でも活躍する。
日・米・欧で活躍するファンドマネジャー。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了後、ドイツ・ケルン大学、イギリスLSEに留学。野村総合研究所研究員、ロンドンのチェース・インヴェスターズ、ニューヨークのAIGグローバル・インヴェスターズを経て独立。欧米ファンドのグローバル株部門でトップクオーターを続ける成績をあげる。これまで訪問した日米の会社は1500社を超え、その徹底した現場主義には定評がある。著書に『ウォール街から日本を見れば 2015世界大恐慌の足音が聴こえる』他多数あり。
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インフレ調整をすると波がハッキリと見えます。インフレこそ資本主義の形なのです。
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● 大竹愼一 さんの根拠は、コンドラチェフの波を根拠においているものと予想できます。
つまり前回の恐慌の年から、ほぼ70年後に始まった2000年からの崩壊を、
前回の恐慌と重ねています。
● 巷の資本主義崩壊の予想・うわさと連動しています。かの有名なラビ・バトラ氏の、瞑想と神の啓示
によるソ連崩壊の予測的中とその後の資本主義の崩壊の予想です。彼を基盤に置いたと思われる、
種々の巷の予測は、今回のリーマンショックから始まる不景気をその根拠としています。
● 日本でもその膨大な国家の債務のせいで、ハイパーインフレが起こると予想している人もたくさんいます。
● しかし波の波形を見ても分かるように、USAの前回の恐慌時(1929~1949年)と
今回の株価の波(2000年~)は、明らかに異なります。
● 前回の波形は、急激な株価の崩壊が起こり、数年を待たずに9割ほどの大崩壊を齎しています。
巨大なトライアングルを形成しています。1929~1949年までの調整です。このtriangleは、
波の第❹波でしか現れません。つまりスーパーサイクル(≒90年)の第(Ⅳ)波です。
富裕者の時代=近代資本主義になって表れる、90X2=大凡180年前後に現れる調整波という事になります。
今回の崩壊は実は2000年から始まっていますが、その時の調整波は2001年の9:11事件で少しうやむやの
軽い暴落で済んでいます。波動から見ても、やらせの可能性が高い事件という事になります。
● 2007年から始まった崩壊はたしかに、巨大な暴落を起こしましたが、すぐに回復して恐慌状態は
今まで全く起こっていません。今年で既に15年目の調整です。リーマンショックだって
わざと起こしていると思われます。他の金融機関を救ったように、
簡単に救う事が出来たのですが、意図的に潰しています。
● これは何か事件がないと、損をさせられた投資家に言い訳が出来ないからです。またリーマンに
保険金をかけていたユダヤ系の銀行・投資家などを儲けさせるためでもあるのです。
● つまり、今回はある意味リーマンショックを起こすほどの余裕があったとも言えます。2000年からの
株価の動きを見て分かるように、2000年からは、Sideway=Horizontalの様相を呈しています。
● これは上昇圧力が強いことを意味します。つまり、お金が有り余り株式に投資する人が多いことを
意味します。前回の大暴落の様に9割も株価が減る事は有りませんでしたし今後もないでしょう。
● 次回の暴落、2016年末前後で起こる、つまり第二のリーマンショックで株価が2009のレベルを
割る事はあり得ますが、もし割れば典型的な、拡大型triangle=▲を示すことになりますが、
割らないほうが可能性は高いでしょう。割らなくても拡大型▲の条件は満たしています。
● 前回の恐慌を反面教師として、FRBは膨大な金融緩和をしたのです。急激に下がるZIGZAGやTRIANGLE
になりようがないのです。日本のようないつまでも下がるZIGZAGにはならないのです。
● 又1950年から始まった、最後のスーパーサイクルつまり、スーパーサイクル第(Ⅴ)波の形は
インフレ調整した株価の動きで綺麗に上下したサイクルが観れます。
● 1950~1966=上昇波=cycle第Ⅰ波、1966~1982年調整波=cycle第Ⅱ波、1982年~2000年上昇波=
cycle第Ⅲ波、2000年~2016? =cycle第Ⅳ波とカウントできます。
今は最後のサイクル第Ⅳ波の最中です。
● 従って最後のサイクル第Ⅴ波(2019?~2029?年)=これはスパーサイクル第(Ⅴ)波(≒90年間)
の終わりでもあり、又270年間のグランドスーパーサイクル(≒270年間)の終わりでもあるのです。
● 更に810年のサイクルの終わりでもあるのです。武人時代=戦国時代270年間+知恵者(絶対王朝)の
時代270年間+富裕者の時代=近代資本主義の時代の時代270年間=810年の時代です。
● 歴史から見れば、新しい武人の時代が今までの歴史のご破算の時代と見れます。言い換えれば世界戦国時代の
幕開けであり、言葉を変えれば、ハルマゲドンの時代です。全ての事がこれらを示す方向へと
動いている事は、今までの現象を分析してみてきました、また過去の歴史からも見てきました。
● このハルマゲドンの発想が、今回の恐慌説の根底に横たわっていると思われます。つまり今回の崩壊は、
以下の到来を予測する事の背景から、関係者は恐れたのです。
➊ ある人は資本主義の崩壊と言い、又は西洋の没落と東洋の勃興を指摘し
❷ 西洋キリスト教関係者、特に原理主義者はハルマゲドンの到来を希望し、
❸ ニュートンなどは教会の崩壊を、その暗号で予測したのです。
● 実際は恐慌の足音は聞こえず、日本の金融緩和で世界の投資家の儲けが倍増されています。
日本が追加の金融緩和を繰り返せば、世界は⁼投資家は救われる=儲けるのです。
恐慌が来る暇がありません、投資で儲けるのに忙しいのです。
● 日本の株価の流れが西欧資本主義と少しずれているのは、これは資本主義の波動が⁼位相が
ずれている事でもあるのです。USAとは、1868=1776=92年の位相のずれがあります。
だから10年先に=1989年=1990年に日経225の崩壊が始まりました。
● これもソ連の崩壊と見事に偶然に重なっていますが、必然でもあるのです。日本の高度成長期は
西欧は日本に複雑な感情を持ったのです。戦争で痛めつけたはずなのに、日本が彼らを凌駕する
事は許しがたい事だったのです。同時に政治的=体制的にはソ連は憎むべき共産主義でした。
● これを同時に見事に解決したのが、1989年の年末の大崩壊です。ソ連の崩壊と同時に、USAは
日本たたきを始めました。CIAが日本人をスパイ容疑で逮捕し、更に歴代の民主党政権は
日本を無視して中韓に歩み寄り、日本の産業の壊滅を意図しました。
● これに加担したのが、西欧の帝王に洗脳されたと思われる、日銀の歴代の総裁たちです。三重野から
白川までの総裁です。しかし、消費税増税に見られる経済の抑制は今でも見られ、黒田総裁も
その洗脳にまだまだ負けています。日銀こそ伏魔殿なのです。
● そのソ連崩壊と日本経済潰しと、中韓の経済の勃興は連動しているのです。日本の代わりに
中韓を製造業の下請けとして利用して、日本潰しの一石二鳥を狙ったのです。
● これが正に1990~2012年までの日本の衰退と、中韓の勃興、政治的には売国政治家や売国政権の
誕生です。これが日本人のプライドを大いに傷つけ、中韓の傲慢を齎したのです。流石の
平和ボケ日本人も覚醒する人が増え始めて、時代は再び反転したのです。
● 世界も中韓の異常さが段々と判ってきました。彼らの行動が段々と鼻につくようになったのです。
彼らの陰謀、特に兵法達者な中共の陰謀は、その戦略を見事に花咲かしましたが、所詮武人の
時代であり、富裕者の時代=近代資本主義国になれない彼らの運命は限られています。
● 経済的に豊かになればなるほど、民主主義的になり、自由主義になると誤解した西欧の帝王の予測に
反して、彼らはますます傲慢になり、侵略的になり、態度がデカくなっていくのは誰でも
分かるようになりました。判らない人は空気が読めないタイプと想像できます。
● その逆転が始まったのは、安倍総理の登場からです。世界が日本詣でをする羽目になったのです。
傲慢な習近平氏もいやいやながらも安倍総理に合わざるを得なくなりました。
● 上昇波動に乗った日本の株価は、たとえ暴落しても下限が有ります。それが2009年の底
7千~8千台ですから、それ以上は下がらないと予想できます。例え2016年末の
暴落が酷くても、多分1万数千は割らないでしょう。
● 大竹さんの予想する4千円は絶対ありえないでしょう。以前の日銀のようなデフレ政策では
あり得ますが、政策が転換した今はあり得ない事です。一旦上昇した波は法則に
従いますから、2009年の底を割る事はないのです。今回は恐慌は来ないのです。
● 今後有りうる第二のリーマンショックは、日本の更なる金融緩和で酷い事にはならないでしょう。
日本からお金が、洪水の様に世界へあふれ出ていくのですから。
● 何十年単位で見れば、全ては価格が上がるのです。株価だってその法則から逃れる事は
出来ないのです。昔1万円だった我々の給料は、今は何十万円となっているのです。
お金を沢山刷れば そうなる事は当然の事です昨日の4千円は今日の1万円です。
● 日本が目覚めた事と、西欧USAのcycleが、最後の第Ⅴ波が残っている事により、世界は
地獄の底に突き落とされることは防がれたのです。
● そして1920年から1929年にかけて急上昇の株価の後に、1929年の大暴落と大恐慌が来たように、
今回も最後の宴=晩餐が予想できます。おりしも2046年はUSAの独立から270年後の
時代の寿命が来る時です。それに合わせると、最後の格式市場の暴落は=
カタストロフィーは2029年から2046年までと予測できます。
● 正に100年目の呪いです。これは偶然の様に見えますが、必然でもあるのです。しかし大竹さんの
予測とは異なり、彼の仕事がなくなる、先進資本主義国の大崩壊が来るのです。
歴史の断層です。1910年前と後の中国が全く異なったようにです。
● しかし、日本は資本主義の寿命が残っていますから、世界の株式市場の大崩壊に巻き込まれ、
悲惨な時代を迎えますが、国防をしっかりとしておけば、基本的には我が世の春と
なる事が出来ます。
● 核ミサイルを持ち、宇宙軍を持てば、基本的に侵略はされませんし、貢君にもされませんから、
日独は我が世の春を謳歌できるのです。むしろ世界の紛争地帯に商品を輸出することで
大繁栄することが出来ます。世界戦国時代の火の粉を防いで儲ける事が出来るのです。
● これもすべて、中韓を抑えての事です。彼らへの貢は終わる時なのです。彼らの生産国としての
地位を全て奪わなくてはいけないのです
日本の1990年からの調整はZIGZAGとひたすら下がる調整ですが、下のUSAの今回の調整は、不景気なのに下がるたびに
それ以上に上がる拡大型トライアングル又はサイドウェイを示しています。これが金融緩和の効果です。
これもインフレ調整をすると,前の図のようにZIGZAGと下がる波となります。
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1966~1982年の調整も、ZIGZAGと下がらず、サイドウェイを呈しています。つまり、
ニクソンショックの時代からUSAはお金をジャカジャカ刷っているのが判ります。
日本も今後はこのようにお金を刷り、円を国際通貨にすれば、USAの様に超大国になる事が
可能です。font>
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