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ロシア 新型経済特区へ進出呼びかけ 10月20日 23時30分
ロシアが極東開発を進めるために計画している新型の経済特区について、日本企業に説明する会議がウラジオストクで開かれ、投資に伴う優遇措置をアピールして、積極的な進出を呼びかけました。
ロシアのプーチン大統領は、極東開発を国の優先課題と位置づけ、その柱として来年初めに新型の経済特区を設置するための法案を議会下院に提案しています。
20日、ウラジオストクで、ロシア政府が日本の大手商社などに説明する初めての会議が開かれ、ロシア極東発展省のシェレイキン次官は「早い時期に進出する企業ほど、さまざまな恩恵を受けることができる」と述べて積極的な進出を呼びかけました。
新型の特区では、進出した企業は従来の経済特区よりも税制面での大幅な優遇措置が受けられるほか、行政手続きの簡素化などの規制緩和も受けられるということです。
ロシア政府は現在、新型特区の選定を急いでいて、これまでに極東の沿海地方やハバロフスク地方など、工業や農業生産、観光などのタイプ別に14の場所が検討されています。
参加した日本の大手商社の担当者は「特区の場所や優遇措置など、具体的な説明があり、強い意気込みを感じた。農業に興味を持っているが、進出を実現するには、ロシア企業との連携が鍵になってくると思う」と話していました
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◎ いよいよ君主国家ロシアの経済政策が始動します。社会循環論+波動論からは、
絶対資本主義にはならないロシアです。つまり、国家の君主の意向に大いに
左右されるのが、今後の経済政策です。
◎ 以前にも書いたように、長崎の出島が江戸時代の経済政策であったように、ロシアでは
経済特区がその出島にあたるのです。
◎ 資本主義国の様に、国の何処にも入って行けて資源を買い、更に企業を何処でも作ることは出来ないのです。
国が決めた範囲内=経済特区でしか、企業活動が出来ないのです。
◎ それはソ連の崩壊時に、新興勢力や海外性が勝手にロシアの企業資産を安値で買い占めた”
という苦い経験に対する反省からくるものではないのです。その時の混乱はむしろ一時的な
混乱であり、この政策は国の安寧と秩序を重んじる、知恵者の時代のなせる技なのです。
◎ つまり海外性は勝手に何処でもロシアの国に入ることは出来ないのです。その意味での
自由はないのです。プーチン後に、ロシアで儲けそびれた金融帝国・国際金融機関の
怒りが今回のウクライナやロシア周辺の騒動や革命騒ぎにあると思われます。
◎ 言い換えれば自由主義的政策=資本主義になるまで西側の攻撃は続くぞ”と言う脅しなのでしょう。しかし
ロシアの周囲で騒乱が起こるたびに、ロシアに決定的にしてやられているのが現実です。
中国でのオリンピックに合わせてのグルジアでの騒乱も、逆に反撃に遭って失敗していますし、
ウクライナでは、むしろクリミヤを奪われたり、東側を支配されたりと散々です。
◎ そろそろ、国際金融機関も民主主義の幻想=時代が進むと資本主義的自由主義が勝つという
幻想から目覚めなくてはいけないのです。
◎ ロシア革命への援助、中国革命への援助、大東亜戦争での日本潰しなど、近年ではイラク・アフガニスタン
侵略、中東の春などでは、確かに初期の時点では全て戦争に勝利した”と彼らは認識していますが、
その後の流れは、全て彼らの意志と反対方向に進んでいることを示しています。
◎ 中東は大混乱に巻き込まれて、世俗国家ならぬ、逆の宗教国家へと変貌しつつあります。叩けば
叩くほど、彼らは原理主義的な厳格な宗教国家へと変貌しつつあるのです。
◎ 世界は日本とは異なるのです。日本は典型的な資本主義国家に変貌したのは、1868年からですから
何も戦争に負けなくても、資本主義国家であるのは現実です。日本での成功体験が
彼らをして歴史を見る目を狂わせたのでしょう。
◎ 日本の例でも、逆に日本を怒らせて、アジアを・世界を西欧の植民地主義から解放させたのです。
最後に残っている極東アジアを支配する為に、日本を叩いたつもりが、逆に世界の植民地全てを
失っているのです。ルーズベルトがソ連を依怙贔屓したつもりが、ソ連革命政権
ボリシェビキの中にいた9割のユダヤ人は結果として崩壊して、一国革命派
の民族政権にすべて奪われて、
◎ 最後は資本主義ならぬ閉鎖独裁共産主義になり、ユダヤ人は逆に弾圧され、更にソ連で経済的に儲け損ねて
対立となったのです。そのソ連の崩壊も自分たちが行ったと誤解したところに、更なる歴史の読み違い
が重なっているです。実際は270年の武人の時代の終焉の為です。1720+270=1990年。
◎ 中国では中共を助けて、中国に経済的な足場を作る=アヘン貿易のような濡れに粟”の儲けを
画策したつもりが、毛沢東にすべて追放・破壊されたのです。
◎ 更に最近の中共の陰謀=臥薪嘗胆で力がつけばUSAに挑戦して世界に挑戦する” そのような陰謀が読めず
最近の中共の傲慢さに戸惑っているのが、現実です。
◎ つまり、歴史の流れや、体制の特徴や、資本主義の歴史的位置づけが分からないのが
仇となり、自らの体制を絶対化して、世界に進出したつもりが、史上最悪の
侵略となったのです。これが分からないのが、彼らの傲慢さの表れです。
◎ その彼らのマルクスの主張を絶対化した左翼陣営も、同様の大きな歴史的見当違いをしているのです。
どちらも歴史の流れや体制の問題を理解できない知識の不完全さを反省せずに、絶対化する
所に大きな見込み違いが生じるのです。正に死ななきゃ治らないという事でしょう。
◎ 唯我独尊の思想を少しでも反省すれば世の中が見えると言うのに、それをしないのが
今の思想や人間の限界なのでしょう。ユダヤ人の唯我独尊の思想はその終焉が近づいているのです。