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★ http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=83349
沖縄人ルーツ「日本由来」 南方系説を否定 2014年9月17日 16:00
琉球列島の人々の成り立ち
琉球大学大学院医学研究科の佐藤丈寛博士研究員と木村亮介准教授らを中心とする共同研究グループは琉球列島の人々の遺伝情報を広範に分析した結果、台湾や大陸の集団とは直接の遺伝的つながりはなく、日本本土に由来すると発表した。これまでも沖縄本島地方についての研究データはあったが、八重山・宮古地方も含め、大規模に精査した点が特徴。英国に拠点がある分子進化学の国際専門雑誌「モレキュラーバイオロジーアンドエボリューション」の電子版(1日付)に掲載された。
木村准教授は「沖縄の人々については、東南アジアや台湾などに由来するといういわゆる『南方系』との説もあったが、今回の研究はこれを否定している。沖縄の人々の成り立ちを明らかにする上で貴重なデータになる」と話している。
研究では、沖縄本島、八重山、宮古の各地方から計約350人のDNAを採取。1人当たり50万カ所以上の塩基配列の違いを分析した。
また、宮古・八重山諸島の人々の祖先がいつごろ沖縄諸島から移住したのか検証したところ、数百年から数千年と推定され、最大でも1万年以上さかのぼることはないとの結果が出た。宮古・八重山ではピンザアブ洞穴人(2万6千年前)や白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴人(2万年前)の人骨が発見されており、現在の人々の祖先なのか関心を呼んできたが、主要な祖先ではないことを示している。
一方、港川人(1万8千年前)については、沖縄本島地方の人々の主要な祖先ではない可能性が高いとみられるものの、さらなる精査が必要という。
共同研究に携わったのはそのほか、北里大学医学部や統計数理研究所など。
琉球列島内で見ると、沖縄諸島と宮古諸島の集団は遺伝的な距離が比較的離れており、八重山諸島の集団が中間に位置していることも判明した。
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● 研究資金が貧弱なのだろうか? たった350名の分析で、云々云うのは早計というものです。
どのように選んだかは知らないが、沖縄は既に薩摩の沖縄侵攻以来、多大な本土の血が
混ざっていることは当然です。又明治維新後も多くの人の交流があったことは当然です。
● 問題なのは、平均ではなく、その本土と沖縄の差異、沖縄人の間の差異などが問題なのです。
その差異を調べることにより、古来の沖縄と現代の沖縄の差が分かろうというものです。
その差こそ、考古学の仕事ではないでしょうか?
■ 私の前回のブログでも、歴史・時代は完全に本土と沖縄は連動していることを見てきました。
又言語も万葉集の時代の言語と言われています。これだけでも日本人であることを示して
いると言えますが、問題はその差異です。万葉時代の日本人同じという事でしょうか?
■ いずれにしろ、沖縄独立派に冷や水を浴びせた事は確かです。分析が政治的でないことを祈ります。
同時に何万人もの沖縄人をランダムに選び、同時に時代とともに変わる遺伝子の変遷過程も
明らかにしてほしいものです。
◇ これだけの情報では、満足が行くものではありません。もっともっと情報を下さい。
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