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宣戦布告なき戦争・第三次内戦型大戦

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★ http://www.huffingtonpost.jp/robert-coalson/valery-gerasimov-putin-ukraine_b_5769086.html

プーチンがウクライナで仕掛けた現代の戦争理論「高度な武装集団を、短時間で作り出せ」

2013年11月、ウクライナの危機が急速に激化した数週間のあいだ、私は、あらゆる手段を用いて隣国を弱体化しようとするロシア政府の能力に感嘆した。ロシアの政治家やジャーナリスト、政府とは無関係と言われている組織、国有企業、シンクタンク、軍隊、裁判所、政府機関、ロシア下院の全てが、同じ目標に向け、同じ指示のもとで動いていることが、たちまち明らかとなった。当時私はツイッターで、この危機によって、1999年以降ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が築いてきた「単一国家」が戦術的に有効なものだとわかった、と述べた。

6月、私はロシア軍の参謀総長ヴァレリー・ゲラシモフが執筆した、あまり世に知られていない論文を見つけた。そしてその論文が、展開するウクライナ危機に関する私の観察結果を、非常に細かな点まで映し出していることに驚いた。

ゲラシモフは、「完璧に繁栄している国家が、数カ月のうちに、時には数日で、激しい武装対立の場に変わり、外国の干渉の犠牲となって、無秩序と人道的な壊滅状態と内戦が絡み合う混乱に陥る可能性」について書いている。

ゲラシモフは、「この事態は住民が抗議する可能性に応じて、政治、経済、情報、人道、その他の非軍事的手段を幅広く用いることによってもたらされる。そしてその目標は敵対する国の全領土のあらゆる拠点に、永続的に機能する戦線を作り出すことである」と述べている。

ゲラシモフの論文は軍事専門家にとっては非常に興味深いが、一般の人にもより興味が広がるものだ。この論文は、西欧諸国、特にアメリカ合衆国に関するロシアの見方について、多くのことを明らかにする。

クレムリンは、西欧諸国が定期的に世界各地でこうした軍事行動を行っていると考えている。この論文に示されている世界情勢の見方は、クレムリンで考えられていることが、重大な緊迫状態を招いているということを正確に反映していると思う。何しろこの論文はよく知られていない出版物に発表され、外国の読者の目に触れるとは予想できなかったのだ。

この論文はまた、ロシアの軍事科学について、率直でかなり否定的な評価を提示している。ゲラーシモフは、この分野が「新しい概念を軽んじる姿勢」により、これまでも妨害されてきたことに言及している。その報いとして第二次世界大戦中、ソビエト連邦は「大量の血」を流すことになった。行間を読めば、この論文から軍と政府間の関係や、安全保障構造そのものの中で対立する派閥について多くを学ぶことができるかもしれない。

この論文は、西欧諸国にとって1つの教訓をもたらすだろう。ロシア政府は意図的に秘密を守り、隠れてはいるが、決してかつてのソビエト連邦ほど無表情ではない。注目すべき重要で暴露的な情報が大量にあるため、研究して翻訳し、ロシアと西欧諸国との関係、そして世界におけるロシアの役割に関する全般的な議論に持ち込む必要がある。だがこれまでのところ、こうした情報のうち、専門家の小さな集団の外部へ出るものはごくわずかである。それが大いに間違っていることは言うまでもない。

「軍事産業新報」2013年2月27日号に掲載された、ゲラーシモフ将軍の論文のうち重要な部分について、私の訳文を以下に記す。

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21世紀に私たちは戦争と平和な国々の間の境界線が曖昧になる傾向を目にしてきた。戦争はもはや布告されずに始まっていて、見慣れない枠組みに従い進行する。

北アフリカと中東の、いわゆる「アラブの春」を含めた軍事紛争の経験は、完璧に繁栄している国家が、数ヶ月のうちに、時には数日で、激しい武装対立の場に変わり、外国の干渉の犠牲となり、無秩序と人道的な壊滅状態と内戦が絡み合う中に沈みこむ可能性があることを立証している。

「アラブの春」の教訓

「アラブの春」という出来事は戦争ではない。だから私たち軍人に対する教訓もないというのは、当然、誰にとっても一番簡単なことだろう。しかし、その逆も真かもしれない。つまり、まさにこれらの出来事こそが、21世紀の戦争の典型なのだ。

死傷者と破壊規模、すなわち悲惨な社会、経済、政治的結果について言えば、こうした新しいタイプの戦争は、実際に起きたどの戦争結果にも匹敵する。

まさに「戦争のルール」が変わってしまった。政治や戦略上の目標達成に向けた、非軍事的手段の役割は大きくなり、また多くの場合、その有効性は、軍隊の力を上回るようになってきている。

紛争に適用する手段の重点は、政治、経済、情報、人道、その他の非軍事的手段を幅広く用いる方向へと変化してきた。これらの手段は、住民が抗議する可能性に応じ、適用される。

これらは全て、隠れた軍事的手段によって補われる。こうした軍事的手段には、情報戦という対策の実行や、特殊作戦部隊の活動が含まれる。軍隊のあからさまな使用は、平和維持や危機統制を装うことがよくある。軍事手段に訴えるのは、ある段階になってからのみで、主として紛争の最終的な成功を完遂するためのものである。

このことから論理的問いが導かれる。すなわち、現代の戦争とはどのようなものなのだろうか? 軍隊は何の準備をすべきなのだろうか? 武装はどのようにすべきなのだろうか? これらの問いに答えた後にのみ、私たちは、長期にわたる軍隊の構築と発展の方向性を決定することができる。そのためには、軍隊を適用し使用する、形式と手段を明確に理解することが不可欠である。

今日では、伝統的な手段と共に、標準的でない手段も発展している。機動力のある、混合タイプの軍事集団は、指揮統制システムの新たな可能性を利用して、1つのインテリジェンス空間で機能するが、その役割は強まってきている。軍事行動はますますダイナミックで活動的、かつ実りの多いものとなってきている。敵がつけ込めるような、戦術や作戦上の小休止は消滅しつつある。新たな情報技術は、軍隊と制御機関との間の空間や時間、情報のギャップをかなり小さなものにしてきた。大編成の軍隊前面での戦闘は、戦略と作戦上のレベルで、次第に過去のものになりつつある。敵に対しての長距離かつ非接触の戦闘が、戦いと作戦上の目標を達成する、主な方法になりつつある。

敵物体の打破は、その領地の深度全体のあちこちで行われる。攻撃と防衛的軍事行動の違いだけでなく、戦略と作戦、戦術上の軍事行動の違いは、完全になくなりつつある。高精度の兵器の利用は、集団的な性格を帯びつつある。軍事行動には、新たな物理的法則と自動化されたシステムに基づいた兵器が、積極的に取り入れられつつある。

非対称な戦闘が広く用いられるようになり、武力紛争での敵の利点を無効化を可能にした。こうした戦闘の中には、絶えず磨きをかけられている情報戦や装置、手段だけでなく、特殊作戦部隊や内部の反対勢力の利用があり、敵対する国の全領土のあちこちに、永続的に機能する戦線を作り出す。

これら現在進行中の変化は、世界主要各国で合理的に反映され、軍事紛争に用いられつつある。

早いところでは1991年、イラクでの砂漠の嵐作戦の際に、アメリカ軍による「世界的掃討、世界的強国」と「空地作戦」の概念が明らかになった。2003年のイラク解放作戦の際には、軍事行動はいわゆる「シングル・パースペクティブ2020」に従って行われた。

いまや、「世界的攻撃」と「世界的ミサイル防衛」の概念は理解された。これは、敵物体と軍隊の敗北を、地球上のほぼどの地点からでも数時間のうちに予知すると同時に、敵の逆襲による受け入れがたい危害を、確実に防止するというものである。アメリカはまた、軍事行動の世界的統合に関する論理的な原則を法制化しつつある。その目的は、高度な機動力のある混合タイプの武装集団を、ごく短時間に作り出すことだ。

最近の紛争では、軍事行動を実施する新しい手段が現れてきている。だが、これらを単純に軍事的だとみなすことはできない。この一例としては、リビアでの作戦がある。そこでは飛行禁止区域が設定され、海上封鎖が置かれ(そして) 民間の軍需品供給契約者が敵対する武装編隊と密接に交流しつつ広く利用された。

私たちは認めなくてはならない。正規の軍隊によって行われる伝統的軍事行動の本質を理解してはいるが、非対称の形式や手段に関しては、表面的にしか理解していないことを。これに関連して、このような戦闘についての包括的な理論を生み出す、軍事科学の重要性が高まっている。ロシア軍事科学アカデミーの仕事と研究は、この手助けになるだろう。

軍事科学の課題

軍事紛争の形式と手段を議論するには、私たち自身の経験を忘れてはならない。つまり、大祖国戦争(第二次世界大戦)や、1979年のアフガニスタンとチェチェンでの非正規部隊に対する戦いに、別働隊を使ったことである。

アフガニスタン戦争では、軍事行動を進める上で、特定の形式と手段が案出された。主要部を置くスピード、素早い動き、戦術的落下傘部隊の賢明な利用、包囲部隊、これら全てが一体となって敵の計画を妨害し、かなりの損失をもたらすことを可能とする。

武力衝突に関する現代的手段の本質に影響する、もう1つの要因は、軍用機器と人工知能研究の、現代的に自動化された複合体の利用である。現在ではドローン(飛行無人機)があり、将来の戦場は、歩き、腹ばいになって進み、ジャンプし、飛ぶロボットで埋め尽くされるだろう。近い未来、独立して軍事行動を行う、完全にロボット化された部隊が作り出される可能性がある。

このような状況で私たちは、いかに戦ったらよいのだろうか? ロボット化した敵に対し、どんな形式や手段を用いるべきなのだろうか? どんな種類のロボットが必要で、どのようにそれらを開発することができるのだろうか? 今日既に、私たち軍の頭脳は、これらの問いについて考える必要がある。

最も重要で、しっかりとした考慮を要する一連の問題は、軍隊集団を適用する形式と手段に磨きをかけることと結びついている。ロシア連邦軍の戦略的活動内容の再考が必要である。もう既に問題は生じている。これほど多くの戦略的軍事行動が必要なのだろうか? 将来的には、どの軍事行動がどれだけ必要なのだろうか? これまでのところ、答えはない。

私たちは日々の活動についても、他の問題に直面している。

現在私たちは、空域防御システム(VKO) を編成する最終段階にある。このため、VKOの部隊と道具を使った戦闘については、形式と手段に関する問いが現実のものとなった。参謀本部はすでにこれに取り組んでいる。私はロシア軍事科学アカデミーも活動することを提案している。

情報空間は幅広く非対称な場を開き、敵と戦う可能性を低くする。北アフリカで私たちは、国家構造と住民に影響する技術が、情報ネットワークの助けを借りて使用されるのを目撃した。私たち自身の物の防御を含め、情報空間での活動に磨きをかける必要がある。

2008年のグルジア平和軍に対する作戦は、ロシア連邦外での軍隊編成の使用に関し、統一されたアプローチがないことをさらけ出した。2012年9月に起きたリビアの都市ベンガジでのアメリカ領事館攻撃、ソマリア沖での海賊活動の始動、(そして) 最近アルジェリアで起きた人質問題は全て、国境外での国家権益に関し、武装防御システムを作り出す重要性を明らかにしている。

2009年に採択された「防衛に関する」連邦法への追加事項により、国境外でのロシア軍の作戦利用が可能になったが、その活動の形式と手段は明確にされていない。さらに、関係閣僚レベルでは、軍隊の作戦利用を促進する諸問題が解決されていない。こうした問題には、国境を越える手続きの単純化、諸外国の領空と領海の使用、目的国当局との交流手続きなどが含まれる。

こうした問題については、関連する省庁の研究機関との合同会議を行うことが必要である。

国外における軍隊の使用形式の1つは、平和維持である。伝統的な任務に加え、こうした活動には、専門化した課題や、人道的、救助、避難、衛生、その他の課題など、特有の課題が含まれる可能性がある。現在のところ、その区分や、本質、内容は明確化されていない。

さらに、平和維持に関する複雑で多種多様な課題は、おそらく、常備軍も実施する必要があるだろうもので、基本的には、その準備のための新システムの創出を仮定している。結局、平和維持軍の課題は、紛争している側を撤退させ、一般市民を保護、救助し、暴力が生じる恐れを低下させるのに協力し、平和な生活を再建することである。これらは全て、学問的な準備を必要とする。

領土を管理する

現代の紛争では特殊作戦部隊の使用が多くなっている。そのため、住民や物、通信システムを特殊部隊の活動から防御する能力は、ますます重要になってきている。この問題の解決は、領土を防衛する機関とその導入を予見させる。

2008年以前、戦争時の軍隊は総計450万人以上の軍人で構成されていた。こうした課題はもっぱら、軍隊により処理された。しかし状況は変わった。いまや、陽動作戦とテロリスト部隊への対応は、国家の安全と法執行機関全てが複雑に関与してのみ、組織化され得る。

参謀本部はこの仕事を開始した。それは「防衛に関する」連邦法の変更を反映した、領土防衛機関に対するアプローチを明確にすることを基礎としている。この法律の採択以降、領土防衛の管理システムを明確にすることと、他の軍隊や、隊形、そして他の国家組織機関の役割と場所を、法的に強化することが必要である。

私たちは、政府機関同士の軍隊使用に関し、事実に立脚した助言と、領土防衛を遂行するための手段、現代の状況下でテロリストや敵の陽動部隊と戦う方法を必要としている。

アフガニスタンとイラクでの軍事活動の実施経験は、ロシア連邦の他の省庁の研究組織と共に、紛争後の取締まりの中での軍隊の役割と参加の度合いを理解することと、課題の優先順位、軍隊の作動方法、軍隊使用の範囲制定を理解することの必要性を示した。

(中略)

命令はアイデアを生み出せない

ロシアの軍事科学の今日の状況は、第二次世界大戦直前の我が国に花開いていた軍事理論的思想と比べられるものではない。

もちろん、これには客観的理由と主観的理由があり、誰か特定の人物を非難することはできない。「命令はアイデアを生み出せない」と言ったのは、私ではない。

私はこの考えに同意するが、他のことも認める必要がある。すなわち、当時、高い学位を持つ人々はいなかったし、学問を教える学校や学部はなかった。素晴らしい考えを持つ、非凡で個性的な人々はいた。私は彼らを、よい意味で狂信者と呼ぼう。単に今日のようには、十分な人々がいなかっただけかもしれない。

例えば、ソビエトの軍事理論家だったグレゴリー・イサーソンは戦前にその考えをまとめ『戦闘の新形式』という本を出版した。その中で、このはこう予言している。

「戦争は通常、宣戦布告されるものではない。それは単に、既に発展を遂げた軍事力と共に始まる。動員と兵力集中は、1914年(第一次世界大戦)の場合のように、戦争状態開始後の時期ではなく、むしろ、そのずっと前に気づかれずに進行する」。

この「祖国の予言者」の運命は悲劇的に展開した。我が国は、この参謀アカデミーの教授の結論に耳を貸さず、その報いとして大量の血を流した。

このことから、私たちは何を結論づけることができるだろうか? 新しい考えや、非標準的なアプローチ、その他の視点に対する軽蔑的な態度は、軍事科学では容認できない。そして、科学に対しこうした態度をとる実践者はさらに受け入れられない。

結論として私が言いたいのは、敵がどんな軍隊を持っていようと、武力紛争での敵の軍隊と手段がいかに先進的であろうと、彼らを打ち負かすための形式と方法を見つけられる可能性があるということである。敵には常にもろい部分があり、このことは、敵に対抗する適切な手段があることを意味する。

私たちは、外国経験を模倣したり、先進国の後を追う必要はない。しかし、彼らをしのぎ、私たち自身が主導的地位に立つ必要がある。ここで軍事科学は、きわめて重大な役目を帯びる。

傑出したソビエトの軍事学者、アレクサンダー・スベチンは次のように記した。

「戦争の状況を予測するのは非常に難しい。各戦争について、戦略的行動に特有の方針を理解する必要がある。各戦争は固有の事例であり、固有の論理の確立を必要とするが、既にある枠組みの適用は必要ない」。

このアプローチは依然正しい。各戦争は固有の事例として振る舞い、その固有の論理、独特さの理解を要求する。このため、ロシアやその同盟国が巻き込まれるかもしれない戦争の特性は、非常に予測が難しい。それでも私たちは予測する必要がある。軍事理論が予測という機能に支えられていなければ、軍事科学のどんな学問的意見も、役に立たない。


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● 1999年に出た、中共の超限戦の概念や、21世紀に入ってからのUSAの中東戦略等にも
  通ずるものです。中東では出来るだけ少ない戦力で介入し叩いて・破壊して、
  その後の国家再建は事実上放置する作戦が取られています。

● 当然の事として,朝鮮戦争やベトナム戦争等の教訓が生かされているのでしょう。第二次大戦の
  結果として、世界の目覚めた有色人種を抑える事は最早出来ないことは、だれでも分かります。
  だからと言って、戦争は公共事業でもあるUSAには、戦争を止める事はできません。

● 正に敵の弱点、大であろうが小であろうが、やっつけたい敵の弱点を見つけて、それを宣伝戦で
  針小棒大に祭り上げて、敵を叩く、そして出来るだけ混乱のままに放置して、地域の
  大国・USAに楯突くと思われる大国の台頭を防ぐ戦略である。

● 中東では、その意味では、USAは成功しているのです。問題はウクライナ・ロシアである。

◎ 作用反作用の法則は、いずれブーメランとなってUSAに降りかかる事を示しています。
  既に長期の混乱の中から、より過激な残酷な勢力が台頭しています。ますます
  手が負えなくなっています。多数がより残酷に変わるのです。

  この様に短期間で過激な強い集団を作ったという事では、イスラム国も時代の波に
  乗っているという事でしょう。

◎ そして、西欧が世界に混乱を広げると同時に、対抗勢力も世界に広がってゆくのです。USAでは
  黒人と白人とその他有色人種。一部の金持ちと多くの国民の対決。ユーロでは移民と反移民の
  対決。そして見落とされているのが、イスラエルの極右翼化と反ユダヤの台頭です。

◎ ウクライナもその線上で、混乱を招いたとしたら、相手が悪すぎました。国家としてはまだまだ
  弱い中東のような国々ではないのです。ロシアはソ連が崩壊したとはいえ、直前までは
  世界第二の軍事大国だったのです。そして、心すべきは、ロシアは若返ったのです。

◎ 中国も、ウイグルを弾圧することにより、イスラムを敵に回しました。世界は植民地解放の時代
  国家が分裂する時代というのに、古い時代の感覚で他国を侵略支配しているのは、正に
  歴史の流れに逆らっている反動国家です。自身でその尻拭いはしなくてはいけません。

◎ 多分台頭するイスラム勢力自身が彼らに罰を与えるでしょう。日本はそこのところで少し
  イスラムを助ければ良いのです。日本がイスラムと敵対する理由は何処にもありません。
  石油を売ってくれる大切なお得意さんです。彼らも基本的に日本大好きです。

◎ 体制が異なっても、彼らは日本には友好的です。体制が同じでも日本をだまし愚弄し、
  卑しめるUSAよりは、少なくとも日本に対しては、より人間的・友好的な人たちです。
  自分の事しか頭にない、お金持ちの頑固爺⁼金融帝国とは異なります。

◎ そして、最後の仕上げ、歴史の仕上げ、2029年〜2046年の先進西欧資本主義の最後の
  崩壊波がやってきます。その後はマルクスの予言通りの世界がみられるのです。
  金融帝国化した資本主義は、その宿命を終えて崩壊するとの予言です。

◎ 次代は、残念ながらマルクスの予言は外れますが、武人の時代となった西欧は、その武人の
  内在する性格に翻弄されるというわけです。桃源郷ではなく、戦国時代=大内戦時代
  が到来するのです。人類の強い遺伝子を残すべく、人類同士の戦いです。
  遺伝子同士の戦いとも言えます。決して神との戦いではありません。
 
  遺伝子⁼神と考えるのであれば、神々同士の戦いとも言えます。その意味ではハルマゲドン的
  要素も帯びるのでしょう。生命の根源が問われるときです

◎ つまり、中東戦争以降の、叩いて放置し・混乱させる戦略が、ブーメランとなって英米仏に
  降りかかる、大内戦時代です。白ければ遺伝子が良いとは言えない時代です。真の
  肉体的能力+頭脳が試され、そして遺伝子で選ばれる時代です。

◎ 西欧の白人の1割は消えるでしょう。西欧の毛沢東が出ればですが・・。


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