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FT]BRICS開発銀行は未来を知るヒント 2014/7/31 14:20
ゴールドマン・サックスのチーフエコノミストだったジム・オニール氏が13年前に名付けた「BRICs」は、有力新興国のマーケティング戦略だった。今度は、新興国が「BRICS」という名の銀行を開設するという。次は、独自ブランドのハンドバッグを生産するかもしれない。
BRICS首脳会談に集まったリーダー。左からロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、ブラジルのルセフ大統領、中国の習近平国家主席、南アフリカのズマ大統領(15日、ブラジルのフォルタレザ)=ロイター
今月、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国は、ブラジル北東部フォルタレザで開いた首脳会議で「新開発銀行」(BRICS開発銀行)の創設を正式に決めた。さらに緊急対応の準備基金である、1000億ドルのスワップラインを設け、緊急時には各国中銀が外貨をお互いに融通することにした。ロシアのシルアノフ財務相の言葉を借りると、5カ国は「ミニ世界銀行」や「ミニ国際通貨基金(IMF)」を作り出そうとしている。
BRICSの計画は世界にとって有益だ。しかし米欧の小ばかにした反応からは、それをうかがい知ることはできない。標準的な反応には2つある。1つは、これほど異質な5カ国が何かまとまりのあるものを組織し、最後までやり切るというアイデア自体を嘲笑するものだ。もう1つは、1944年のブレトンウッズ協定に基づき、米国主導の2つの国際機関に反映されたような世界秩序が崩壊しかねないと心配するものだ。
■5カ国に対等な発言権
実際、5カ国のイニシャルの頭字語である「BRICS」が、「ブリックス・アンド・モルタル」(実店舗のある従来型の)銀行を想起させるのはちょっとした偶然だ。時代に適応できない先進国の組織を揶揄(やゆ)する表現だからだ。もし戦後の秩序が本当に転換されるならば、正しい反応は「いいぞ、いいぞ」となる。インフラ事業に資金を供給するBRICS開発銀行は、当初の資本金を500億ドルとし、その後最大1000億ドルまで増やす予定だ。
各国が100億ドルを拠出し、理論上は対等な発言権を与えられる。影響力を行使したがる中国に配慮して本部の所在地は上海に決まった。総裁は持ち回りだが、初代総裁はインドからとなった。中国の順番は2021年まで回ってこない。
一方、緊急スワップラインには中国の410億ドルから南アフリカの50億ドルまで各国の規模に応じた金額を拠出する。この基金は、例えばある国の通貨が投機筋の攻撃を受けるなど、財政が圧迫された場合のセーフティーネット(安全網)となる。モデルは、1997年のアジア通貨危機をきっかけに創設された非常時の通貨交換ネットワークの「チェンマイ・イニシアチブ」だ。このとき、アジアにIMFと同様の機関を作る提案がなされたが、米国の反対で実現しなかった。
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● ここでも出てくる、キーワードは
➊ BRICSを作った、ゴールドマンサックス(ユダヤ国際金融銀行)と、
❷ 一度潰れかけてから、再び目を出した、BRICSの開発銀行。
❸ USA主導のIMFや世界銀行の相対的衰退。
● 前回は、今回のBRICS銀行は、ほぼ壊滅するだろうと書きましたが、❷の様に潰れかけたことを
考慮すれば、つまり今回は第3波とすれば、その成功は保証されたも同然です。
● 支配者のIMFや世界銀行は、当然世界支配層の世界支配の為の道具ですから、他の国の
評判が悪いのは当然です。支配層の利益の為にあるのですから、当然です。
● BRICS開発銀行はどうでしょうか? 当然、初めは今の支配層からパイを奪うのですから、
相対的に、IMF等よりは評判は良いでしょう。パイが増えるのですから。
● 問題は奪うパイがなくなり、自らパイを作り出さなくてはならなくなった時です。
その時が正念場でしょう。
● どちらにしろ、関与しているのはユダヤ国際金融機関≒GSという事ですから、彼らにとっては
どちらも彼らの手の?で踊っているという事でしょう。
● ユダヤ人の手は今は主に、西欧の先進資本主義国に両手を突っ込んでいますが、
将来は片手は、BRICSに突っ込むという事でしょう。
全く抜かりがない人たちです。