★ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9I26T6JIJVC01.html
米ゴールドマン:ニッケルとパラジウム上昇、鉄鉱石は下落へ
7月29日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは、ニッケルとパラジウム価格のパフォーマンスが鉄鉱石と大豆価格を上回るとの見通しを示した。世界の経済成長が一時的に加速する中、供給見通しが商品の品目によって異なるためとしている。
ジェフリー・カリー氏らアナリストの28日付リポートによると、ゴールドマンは商品の1年間の投資判断を「ニュートラル(中立)」に据え置いた。S&P・GSCIエンハンスト商品指数 のトータルリターンの1年間の見通しについては、限月の乗り換えによる利益が見込めることなどを理由に0.1%と予想している。
米シティグループは6月に商品への関心が再び高まっていると指摘。仏ソシエテ・ジェネラルは商品全般について「まちまち」との見方を示している。インドネシアの鉱石輸出禁止の影響でニッケル価格が上昇する一方、世界の供給過剰の増加を背景に鉄鉱石が弱気相場入りするなど、商品価格は既に品目によって独立した動きを示している。
ゴールドマンのアナリストらは「循環的回復により商品需要は拡大する傾向があるものの、価格は主に構造的な供給要因によって決定される可能性が高い」と指摘。「このため、世界のマクロ経済データの持続的な改善によって生み出された潮流により全ての品目の価格が上昇するわけではない」との見通しを示した。
原題:Goldman Sees Nickel Rising With Palladium as Iron OreDrops (2)(抜粋)
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● 最近まで向こう一年間は商品は平均15%下がると予想していたのは、GSです。
スパーサイクルは終わったと言っていたのです。
● 今回は商品によって異なると表現を変えて、さらにニュートラルに引き上げています。
● 私の予測に近づいているという事です。問題はとりあえずのPdの目標価格と
いう事ですが、2001年➊月に1090?/㌉まで、上がったことが
ありますから、今回も一気にそこまで上がる可能性があります。
● 段々とウクライナ情勢は悪化しています。双方とも簡単には引けないのでしょう。
前回の貴金属の暴騰も、ソ連のアフガニスタン侵攻で始まっています。
● 今回もあり得ないとは言えません。つまり、ウクライナ軍による親露派の弾圧、虐殺
資産没収等を理由に、ロシア系住民の生命財産の保護を理由に、ウクライナに
侵攻する可能性もあり得ます。すべてはウクライナ軍の手加減に
掛かっているでしょう。その時が大暴騰の時か?
● いずれにしろ、パラディウムは希少な金属であり、プラチナや金よりも産出量が
圧倒的に少ないのに、価格がこれらよりも安いのは、原則に反しています。
いずれ、金やPtよりも高くなることが予想できます。
● つまり、リターンはこれらよりも確実に良いと予想できます。つまり、プラチナ並の
価格まで上がったとしても、リターンはPtの倍近くになるのです。