ついに結成、、米国主導の反中同盟
From:
北野幸伯「パワーゲーム」メルマガ
2020/7/24, Fri 17:11
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トランプがついに
本気を出した!?
米国内でのコロナ流行で
ついに怒りがピークに達したか。
中国は徹底的な制裁を受け、
約54兆円の損失か...?
↓
詳しくはこちら
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
★アメリカは、反中国バランシング同盟形成を目指す
ダイレクト出版・パワーゲームメルマガ読者の皆さま
こんにちは!
北野幸伯です。
アメリカが、ようやく
「反中国バランシング同盟」
の形成を目指し始めたようです。
「なんじゃそりゃ?!」でしょうか?
▼バランシングとバックパッシング
侵略的な敵国に対抗する手段が二つあります。
一つは、バランシング(直接均衡)。
これは、自国が責任をもって、
侵略的な国に対抗するのです。
もう一つは、バックパッシング(責任転嫁)。
これは、「他国と敵国を戦わせる」のです。
たとえば、アメリカは、
中国が敵だと思っている。
ですが、自分では戦わず、
たとえば、日本を中国を戦わせるのです。
なんだか「卑怯」な感じがしますね。
自分で戦うバランシング、
他国に戦わせるバックパッシング。
大国は、どちらの戦略を好むのでしょうか?
これは、他国に戦わせる
バックパッシングを好むのです。
なぜ?
リアリズムの神様ミアシャイマー教授は、
「バックパッシングの方が
『安上がり』だからだ!」と断言しています。
(「大国政治の悲劇」)
ところが、バックパッシングが
できない状況が生まれることもあります。
そう、敵国が強すぎる場合、
「自分以外に奴を倒せる存在はいない!」となる。
アメリカにとって、
今の中国がまさにそんな感じなのです。
中国の周りをみてください。
日本に中国が倒せますか?
常識的に考えれば無理です。
中国の軍事費は、日本の5倍で、
核兵器も大量にもっている。
世界3位の経済力を誇る日本が無理なら、
他国にも無理です。
韓国?
むしろ「レッドチームに入れてくれ!」
とアプローチしています。
フィリピン?
ドゥテルテさんは、
「中国には勝てっこない」と
「敗北宣言」しています。
ベトナム?
気合だけは十分ですが。
台湾?
蔡英文さんはがんばっていますが、
中国に侵攻の口実を与えないよう、
「独立宣言」もできない状態です。
ロシア?
ロシアは、アメリカを打倒するために、
中国の部下になりさがりました。
インド?
この国は、10年もすると
中国に対抗できる力を手に入れるでしょう。
しかし、現状は、まだ弱すぎです。
こう見ると、中国のまわりに、
いえ世界中のどこにも
中国に対抗できる勢力はいません。
一国をのぞいては。
いうまでもなくアメリカ合衆国です。
▼アメリカは、
「反中国バランシング同盟形成」を目指す
ところが、アメリカは今まで、
とても頼りない状態でした。
はっきりいえば「戦略的でない」動きをしていた。
「戦略的」とはどういうことでしょうか?
自分が責任をもって敵国と戦う「バランシング」。
これは、さらに二つにわけることができます。
内的バランシング。
これは、自国が強くなるのです。
要するに軍備を増強する。
外的バランシング。
これは、自国が責任をもって、
敵国と戦う仲間を増やしていく。
そう「バランシング同盟」をつくるのです。
ところが、トランプさんはこれまで、
「アメリカファースト」「自分ファースト」で、
同盟国との関係をボロボロにしてきました。
彼は、米中覇権戦争を戦いながら、
日本や欧州に「経済戦争」を仕掛けていた。
それで、アメリカと、欧州、
特にドイツとの関係はボロボロになっています。
また、ボルトンさんの暴露本によれば、
トランプは、米軍の日本駐留費用を、
「今の4倍払わせよう」と画策していた。
しかし、最近ようやく
「戦略的な動き」をするようになってきました。
トランプは6月30日、
「G7をG11にしたい」と発言。
つまりG7にインド、オーストラリア、
韓国、ロシアを加えようと。
インド、オーストラリアについて、
文句をつけたい人はいないでしょう。
しかし、
「おいおい!韓国入れるな!ロシア入れるな!」
という人は多いと思います。
トランプは、G11で何をするかについて、
「中国の未来を話しあう」といっています。
韓国、ロシアについて、
感情的に「やめてくれ!」と思いがちですが、
戦略的に考えてみましょう。
東アジアのパワーバランスは、
日本、アメリカ、韓国
対
中国、ロシア、北朝鮮
でした。
ところが、文在寅がフラフラし、
日本、アメリカ
対
中国、ロシア、北朝鮮、【韓国】
といった感じになっている。
このパワーの変化は、
もちろん「ヤバい状況」です。
トランプはこれを、G11構想によって
日米、【韓国】、【ロシア】
対
中国、北朝鮮
としたい。
もちろん、うまくいくかはわかりません。
しかし、パワーバランスを
回復する動きをするのは、
少なくとも悪くありません。
そして、韓国はともかく、
ロシアをこちらの陣営に
引き入れることに成功すれば、
中国の敗北は決定的になります。
▼ポンペオ訪英の意味
ポンペオ国務長官は21日、
イギリスでジョンソン首相と会談しました。
主要テーマは、「香港問題」です。
そして、中国の圧政に対抗するための
「有志連合構築」を呼びかけました。
これは別の言葉で、
「反中バランシング同盟の結成をよびかけた」
ともいえます。
現状、これに加わりそうなのは、
いわゆるファイブアイズ。つまり、
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、
ニュージーランド。これだけでは、まだ弱いです。
ここに、日本、欧州、インドが入ってくると、
中国に勝ち目はないでしょう。
ロシアが寝返れば、
中国の敗北は決定的になります。
米中覇権戦争は、つづいています。
そして、ますます激化している。
しかし、日本人の99%ぐらいの人は、
おそらくそのことに気がついていないでしょう。
私はこれからも、
米中覇権戦争の「実況中継」を
つづけていきます。
パワーゲームメルマガ読者の皆さまが、
世界の流れに翻弄されることがないように。
この激動の時代を「戦勝国」として抜ける。
そして、日本を「自立国家」にする。
さらに、「和の世界を創る」。
これが、私たちの歩む道です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
このメルマガ の著者:
国際関係アナリスト
北野 幸伯
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われわれ日本人は、主に「情報戦」によって
あの勝ち目のない戦争に引き摺り込まれ、
敗戦の苦しみを味わいました…
「二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」
「あのとき、どうすれば勝てたのか?」
多くの日本国民が、その反省・教訓を知らないせいで、
今、新たに始まった“米中覇権戦争”でも、また負け組に
入るかもしれない岐路に立たされています…
私たち一人一人が、世界の大局を正しく読み解くことで、
厳しい時代でも豊かに暮らしていけるように…
賢い国民が増えることによって、今度こそ、
日本が勝ち組に入り、希望ある日本を次の世代に
受け継いでいくこと…
それこそが、私たちの目的です。
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北野幸伯です。
アメリカが、ようやく
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の形成を目指し始めたようです。
「なんじゃそりゃ?!」でしょうか?
▼バランシングとバックパッシング
侵略的な敵国に対抗する手段が二つあります。
一つは、バランシング(直接均衡)。
これは、自国が責任をもって、
侵略的な国に対抗するのです。
もう一つは、バックパッシング(責任転嫁)。
これは、「他国と敵国を戦わせる」のです。
たとえば、アメリカは、
中国が敵だと思っている。
ですが、自分では戦わず、
たとえば、日本を中国を戦わせるのです。
なんだか「卑怯」な感じがしますね。
自分で戦うバランシング、
他国に戦わせるバックパッシング。
大国は、どちらの戦略を好むのでしょうか?
これは、他国に戦わせる
バックパッシングを好むのです。
なぜ?
リアリズムの神様ミアシャイマー教授は、
「バックパッシングの方が
『安上がり』だからだ!」と断言しています。
(「大国政治の悲劇」)
ところが、バックパッシングが
できない状況が生まれることもあります。
そう、敵国が強すぎる場合、
「自分以外に奴を倒せる存在はいない!」となる。
アメリカにとって、
今の中国がまさにそんな感じなのです。
中国の周りをみてください。
日本に中国が倒せますか?
常識的に考えれば無理です。
中国の軍事費は、日本の5倍で、
核兵器も大量にもっている。
世界3位の経済力を誇る日本が無理なら、
他国にも無理です。
韓国?
むしろ「レッドチームに入れてくれ!」
とアプローチしています。
フィリピン?
ドゥテルテさんは、
「中国には勝てっこない」と
「敗北宣言」しています。
ベトナム?
気合だけは十分ですが。
台湾?
蔡英文さんはがんばっていますが、
中国に侵攻の口実を与えないよう、
「独立宣言」もできない状態です。
ロシア?
ロシアは、アメリカを打倒するために、
中国の部下になりさがりました。
インド?
この国は、10年もすると
中国に対抗できる力を手に入れるでしょう。
しかし、現状は、まだ弱すぎです。
こう見ると、中国のまわりに、
いえ世界中のどこにも
中国に対抗できる勢力はいません。
一国をのぞいては。
いうまでもなくアメリカ合衆国です。
▼アメリカは、
「反中国バランシング同盟形成」を目指す
ところが、アメリカは今まで、
とても頼りない状態でした。
はっきりいえば「戦略的でない」動きをしていた。
「戦略的」とはどういうことでしょうか?
自分が責任をもって敵国と戦う「バランシング」。
これは、さらに二つにわけることができます。
内的バランシング。
これは、自国が強くなるのです。
要するに軍備を増強する。
外的バランシング。
これは、自国が責任をもって、
敵国と戦う仲間を増やしていく。
そう「バランシング同盟」をつくるのです。
ところが、トランプさんはこれまで、
「アメリカファースト」「自分ファースト」で、
同盟国との関係をボロボロにしてきました。
彼は、米中覇権戦争を戦いながら、
日本や欧州に「経済戦争」を仕掛けていた。
それで、アメリカと、欧州、
特にドイツとの関係はボロボロになっています。
また、ボルトンさんの暴露本によれば、
トランプは、米軍の日本駐留費用を、
「今の4倍払わせよう」と画策していた。
しかし、最近ようやく
「戦略的な動き」をするようになってきました。
トランプは6月30日、
「G7をG11にしたい」と発言。
つまりG7にインド、オーストラリア、
韓国、ロシアを加えようと。
インド、オーストラリアについて、
文句をつけたい人はいないでしょう。
しかし、
「おいおい!韓国入れるな!ロシア入れるな!」
という人は多いと思います。
トランプは、G11で何をするかについて、
「中国の未来を話しあう」といっています。
韓国、ロシアについて、
感情的に「やめてくれ!」と思いがちですが、
戦略的に考えてみましょう。
東アジアのパワーバランスは、
日本、アメリカ、韓国
対
中国、ロシア、北朝鮮
でした。
ところが、文在寅がフラフラし、
日本、アメリカ
対
中国、ロシア、北朝鮮、【韓国】
といった感じになっている。
このパワーの変化は、
もちろん「ヤバい状況」です。
トランプはこれを、G11構想によって
日米、【韓国】、【ロシア】
対
中国、北朝鮮
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もちろん、うまくいくかはわかりません。
しかし、パワーバランスを
回復する動きをするのは、
少なくとも悪くありません。
そして、韓国はともかく、
ロシアをこちらの陣営に
引き入れることに成功すれば、
中国の敗北は決定的になります。
▼ポンペオ訪英の意味
ポンペオ国務長官は21日、
イギリスでジョンソン首相と会談しました。
主要テーマは、「香港問題」です。
そして、中国の圧政に対抗するための
「有志連合構築」を呼びかけました。
これは別の言葉で、
「反中バランシング同盟の結成をよびかけた」
ともいえます。
現状、これに加わりそうなのは、
いわゆるファイブアイズ。つまり、
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、
ニュージーランド。これだけでは、まだ弱いです。
ここに、日本、欧州、インドが入ってくると、
中国に勝ち目はないでしょう。
ロシアが寝返れば、
中国の敗北は決定的になります。
米中覇権戦争は、つづいています。
そして、ますます激化している。
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おそらくそのことに気がついていないでしょう。
私はこれからも、
米中覇権戦争の「実況中継」を
つづけていきます。
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さらに、「和の世界を創る」。
これが、私たちの歩む道です。
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北野 幸伯
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