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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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DJIAを通してみた、英米仏型資本主義の崩壊のまとめ

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● 今までに何度も書きましたが、改めて英米型資本主義の崩壊時期を、図示にて見たいと思います。
  先日も書きましたが、今回はもう少し時代を長くしたものです。

○ 図はインフレを調整した波動を示しています。これは波を見やすくするためです。
 近代資本主義の特徴は、紙幣の乱発によるインフレがその基本である事も見てきました。
これは、インフレが最も簡単に、更に国民の不満を避けながら、庶民から富を
収奪する最も良い方法だからです。

● 徐々にインフレをあげれば、過去100年間で物価等を約2000倍にする事も出来る事を
 見てきました。これが紙幣の印刷権利を持った支配者が止められない理由です。
紙代や印刷代だけで、意図も簡単に100?や一万円札が生まれるのです。

○ 270年間が一つのGRANDSUPERCYCLEを作ります。その下の波動は、SUPERCYCLEで、略90年
前後の長さが有ります。サイクルはその1/3で略30年ですが、自然にも1/f揺らぎが
有るように少しの長短は見られます。此処で云う波は、上昇と下降を足したものです。
人間の脳ならその揺らぎも含めて、其処に隠れた波の規則性が分かりますが、
これはコンピューターの苦手とする分野です。

● 例えば、漢字などを崩せば、慣れた人はその字体が読めますが、素人や機械にはそのFuzzyな
 揺らぎは中々見つけられないのでしょう。ソフトが進歩すれば分かるでしょうが、
現在までにコンピューターが見つけたサイクルは10年サイクルのみです。

○ その意味では、まだまだこの領域は、人間が圧倒的に優れています。

● 図から1949〜2046年=97年間までが、最後のSupercycle(?)とその崩壊波と読めます。

○ 1857年〜1949年=92年間までが、Supercycle(?)+(?)波と読めます。

● 図では隠れていますが、独立の年1776年から1857年=81年間までが、Supercycle(?)+(?)波
  と読めます。此処でもエリオット波動の原則の2)の、第三波は最も短い波にはならないと
  原則が見れます。此処では最も短いのは、Supercycle(?)=58年間、(?)=72年間、
  (?)≒80年間となります。

○ 勿論Grandsupercycleは、270年間です。従って2029年からの崩壊は、今回の2段階上の崩壊
  世界恐慌を起こし第二次大戦を誘発した、1929年からの崩壊の更にその一段上の崩壊と
  成りますから、エリオット波動的には、一時代の終わり、近代資本主義の先輩格の
  英米型の崩壊と言う、巨大な崩壊が予想されます。仏は少しずれて、2059年に
  崩壊と予想できます。つまり西欧は、独・イタリア等を除いて主な国は
  崩壊すると言う事です。



◎ 金剛夜叉さんの言う、H G ウェルズに関しては、実は全く知りませんでした。余り小説を読まない
  私の知的レベルの歪みが露呈したようです。今から読んで感想を書きたいですが、実は
  日本の本が手に入らない状況下にいますので、数か月はかかると思います。

◎ ただ断片的に見た文章から見ると、私の予測と重なる所が沢山ありそうなので楽しみです。
  例えば2059年までに必ずあらわれる超々大国の出現予測。アメリカでも中国でもなく、
  勿論ロシアやインド、ブラジルでもない国で、今既に現れかけて活動を始めているが
  まだ私たちはそれに気が付いていない・・・。

 ● 2059年までには、英米仏型の西欧の近代資本主義国は全て崩壊する、日独イタリア型を除いて
   と言う私の時期にも重なり合います。

 ● 又今まで書かなかったのですが、TPPを切っ掛けとする、日米の融合が思わぬ方向へと進み
   中国に対抗しつつ、世界に君臨する融合型国家の出現も考えています。

 ● このフラクタルは、現在の我々の細胞の進歩の過程に求められます。
   つまり真核細胞が、毒の酸素をエネルギーに変えるミトコンドリアと言う細胞を
   を取り込むことによって、飛躍的に強い細胞へと進化したと思われる事に擬せられます。
   これは次回に書きたいと思います。

◎ 曰く、2020年1つのでかい経済的ピーク、一見すると良いピークのその数年前より、いくつかの
  国の経済が活発さを取り戻し、株価や消費が上向く。日米欧で新しい技術の発明が次々に表れる。

 ● 今回の崩壊は、2018年前後に終わり、英米の最後の上昇サイクルが始まり、急激に立ち上がり
   2029年から最後の崩壊サイクルに入る、と言う私の予想にも重なります。
   ただ日本は去年2012年の暮れから波動は上昇に入ったと予測しています。
   従って2029年まで、17年間の日本の波動は強いものが感じられます。
   特に2020のオリンピックを景気にバブルが強くなると予想されます。

 ● 既に色々な新しいIT世界は誕生していますが、日本の技術開発も勢いがつくと思われます。
   これは原発事故などを切っ掛けとしての技術開発も有るでしょうし、何よりも
   ロボットの開発に期待しています。






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