サイバー攻撃で露呈...日本企業の弱点
From:
山岡鉄秀「パワーゲーム」メルマガ
2020/6/24, Wed 17:13
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トヨタなどの大企業でもハマった
賠償金をめぐる国際情報戦の罠...
大手グローバル企業に勤務し、
第一線で世界とやり合ってきた
情報戦略アナリスト:山岡鉄秀氏は
日本がグローバル競争に敗北するのには
特有の失敗パターンに原因があると言う...
↓
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
中国が豪州に大規模サイバー攻撃。
日本の最大の弱点とは?
From:山岡鉄秀
ダイレクト出版・パワーゲームメルマガ読者の皆さま
山岡鉄秀です。
先週、オーストラリアのモリソン首相は
緊急記者会見を開き、
オーストラリアが現在、
大規模なサイバーアタックを
受けていることを国民に知らせました。
攻撃の対象は連邦政府のみならず、
地方政府、教育機関、医療機関、
研究機関に至るまで、
あらゆる分野にわたっており、
その洗練度と規模からして
国家による攻撃であることは
確実としながらも、
中国を名指しすることは避けました。
しかし、専門家やメディアは
中国による国家的な攻撃であることを
まったく躊躇せずに指摘しました。
中国政府は直ちに関与を否定し、
反中プロパガンダだと非難しました。
アメリカ陰謀論を唱える人も
いることはいます。
私は中国がやっていると思います。
なぜならば、これまでも
ずっとやっているからです。
モリソン首相も、
「このような攻撃は新しいことではないが、
規模が大きくなっている」と発言しました。
豪州では以前から、
人民解放軍の一部とみられる部隊による
サイバー攻撃が認識されていました。
高度に洗練されており、
侵入してから変異して痕跡を消し、
乗っ取ったPCから
ウィルスを仕込んだメールを
州政府に送ったケースが最近も
報告されていました。
だから、それをより大規模に
行うことは容易に想像できます。
一部では、
サイバーアタックの主目的は、
新型コロナウィルスに関するデータを
盗むことではないかとも言われています。
ワクチンを作成するために、
外国の医療機関や研究機関が
蓄積したデータは喉から手が出るほど
欲しいからです。
中国による豪州への浸透工作を詳細に告発した
「サイレント・インベージョン」
(邦訳は「目に見えぬ侵略
‐中国のオーストラリア乗っ取り計画」(飛鳥新社))
の著者であるクライブ・ハミルトン教授は、
「これは中国の豪州へのメッセージだ。
自分たちは大きく、ちっぽけな豪州を
罰する力があるというメッセージだ」
と取材に応えて述べています。
「サイレント・インベージョン」の出版から2年。
コロナ禍を経て牙を隠さなくなった中国に対し、
豪州政府は屈しない姿勢を示し続けています。
さて、このようなサイバー攻撃を
日本が受けていないわけがありません。
実際、今年初め、
三菱電機が大規模なサイバーアタックを
受けたと発表しました。
当初、防衛関連情報は盗まれなかったと
発表しましたが、後に、研究開発中の
防衛装備品(高速滑空ミサイル)に関する情報を
盗まれた可能性が高いと訂正しました。
三菱電機によれば、
昨年3月に中国拠点内のネットワークに
設置されているサーバーが攻撃され、
中国にある端末経由で日本国内の拠点も
攻撃されたとのことです。
なんと、公表するまで一年近くも
時間が経っています。
この「遅さ」が日本の組織の最大の弱点だと
私は思います。いや、公表されただけ、
まだましだと言えるでしょう。
これは日本の文化に根差す問題なのですが、
都合の悪いことは隠しておこう、
という隠ぺい体質があります。
三菱自動車のリコール隠しは論外ですが、
シリアスな問題ほど、かん口令が敷かれる可能性が
かなりあります。
「絶対に口外するな」と上司に命令され、
いよいよ隠し切れなくなってから
やむを得ず公表する、
などというパターンが十分あり得ます。
すでに攻撃されたことがわかっている
三菱重工、NEC、神戸製鋼所など、
いずれも伝統的日本企業です。
ですから、報道されず、話題にならないだけで、
日本企業の情報はすでに盗み放題に
盗まれている可能性がかなり高いと
考えた方がいいでしょう。
今、ミサイル迎撃システムである
イージスアショアの導入断念が
話題になっていますが、
その本当の理由が、
中国が三菱電機から情報を盗んで開発した
高速滑空ミサイルに対応できないから
だったりしたら全く洒落になりません。
しかし、あながち笑い話では
済まされないのです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
<著者紹介>
山岡 鉄秀
![]()
2014年4月豪州ストラスフィールド市で
中韓反日団体が仕掛ける
慰安婦像公有地設置計画に遭遇。
シドニーを中心とする在豪邦人の
有志と共に反対活動を展開。
オーストラリア人現地住民の協力を取りつけ、
一致団結のワンチームにて2015年8月阻止に成功。
現在は日本を拠点に言論活動中。
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われわれ日本人は、主に「情報戦」によって
あの勝ち目のない戦争に引き摺り込まれ、
敗戦の苦しみを味わいました…
「二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」
「あのとき、どうすれば勝てたのか?」
多くの日本国民が、その反省・教訓を知らないせいで、
今、新たに始まった“米中覇権戦争”でも、また負け組に
入るかもしれない岐路に立たされています…
私たち一人一人が、世界の大局を正しく読み解くことで、
厳しい時代でも豊かに暮らしていけるように…
賢い国民が増えることによって、今度こそ、
日本が勝ち組に入り、希望ある日本を次の世代に
受け継いでいくこと…
それこそが、私たちの目的です。
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攻撃の対象は連邦政府のみならず、
地方政府、教育機関、医療機関、
研究機関に至るまで、
あらゆる分野にわたっており、
その洗練度と規模からして
国家による攻撃であることは
確実としながらも、
中国を名指しすることは避けました。
しかし、専門家やメディアは
中国による国家的な攻撃であることを
まったく躊躇せずに指摘しました。
中国政府は直ちに関与を否定し、
反中プロパガンダだと非難しました。
アメリカ陰謀論を唱える人も
いることはいます。
私は中国がやっていると思います。
なぜならば、これまでも
ずっとやっているからです。
モリソン首相も、
「このような攻撃は新しいことではないが、
規模が大きくなっている」と発言しました。
豪州では以前から、
人民解放軍の一部とみられる部隊による
サイバー攻撃が認識されていました。
高度に洗練されており、
侵入してから変異して痕跡を消し、
乗っ取ったPCから
ウィルスを仕込んだメールを
州政府に送ったケースが最近も
報告されていました。
だから、それをより大規模に
行うことは容易に想像できます。
一部では、
サイバーアタックの主目的は、
新型コロナウィルスに関するデータを
盗むことではないかとも言われています。
ワクチンを作成するために、
外国の医療機関や研究機関が
蓄積したデータは喉から手が出るほど
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中国による豪州への浸透工作を詳細に告発した
「サイレント・インベージョン」
(邦訳は「目に見えぬ侵略
‐中国のオーストラリア乗っ取り計画」(飛鳥新社))
の著者であるクライブ・ハミルトン教授は、
「これは中国の豪州へのメッセージだ。
自分たちは大きく、ちっぽけな豪州を
罰する力があるというメッセージだ」
と取材に応えて述べています。
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コロナ禍を経て牙を隠さなくなった中国に対し、
豪州政府は屈しない姿勢を示し続けています。
さて、このようなサイバー攻撃を
日本が受けていないわけがありません。
実際、今年初め、
三菱電機が大規模なサイバーアタックを
受けたと発表しました。
当初、防衛関連情報は盗まれなかったと
発表しましたが、後に、研究開発中の
防衛装備品(高速滑空ミサイル)に関する情報を
盗まれた可能性が高いと訂正しました。
三菱電機によれば、
昨年3月に中国拠点内のネットワークに
設置されているサーバーが攻撃され、
中国にある端末経由で日本国内の拠点も
攻撃されたとのことです。
なんと、公表するまで一年近くも
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この「遅さ」が日本の組織の最大の弱点だと
私は思います。いや、公表されただけ、
まだましだと言えるでしょう。
これは日本の文化に根差す問題なのですが、
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三菱自動車のリコール隠しは論外ですが、
シリアスな問題ほど、かん口令が敷かれる可能性が
かなりあります。
「絶対に口外するな」と上司に命令され、
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やむを得ず公表する、
などというパターンが十分あり得ます。
すでに攻撃されたことがわかっている
三菱重工、NEC、神戸製鋼所など、
いずれも伝統的日本企業です。
ですから、報道されず、話題にならないだけで、
日本企業の情報はすでに盗み放題に
盗まれている可能性がかなり高いと
考えた方がいいでしょう。
今、ミサイル迎撃システムである
イージスアショアの導入断念が
話題になっていますが、
その本当の理由が、
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”日本人を情報戦に強くする”
われわれ日本人は、主に「情報戦」によって
あの勝ち目のない戦争に引き摺り込まれ、
敗戦の苦しみを味わいました…
「二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」
「あのとき、どうすれば勝てたのか?」
多くの日本国民が、その反省・教訓を知らないせいで、
今、新たに始まった“米中覇権戦争”でも、また負け組に
入るかもしれない岐路に立たされています…
私たち一人一人が、世界の大局を正しく読み解くことで、
厳しい時代でも豊かに暮らしていけるように…
賢い国民が増えることによって、今度こそ、
日本が勝ち組に入り、希望ある日本を次の世代に
受け継いでいくこと…
それこそが、私たちの目的です。
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