〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)6月1日(月曜日)弐
通巻第6518号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
香港民主化のカリスマ、ジミー・ライ(黎智英)、「最後まで戦いは続く」
「問題は香港ではない。中国だ! トランプ政権はもっと強烈な圧力を!」
****************************************
香港民主化運動のカリスマ。リンゴ日報CEOにして、ハイエクの信奉者。
訪米すれば、ペンス副大統領も、ポンペオ国務長官もジミー・ライ(黎智英)と会った。香港の自由、民主化運動の最先頭に立って、巨額の寄付を行いながらも、ペンの力で全体主義に果敢に立ち向かう、懼れを知らない不屈のリーダーとして、若者たちから尊敬を集める。
ジミーは雨傘革命の時から一貫して民主化デモの先頭にたった。このため二回逮捕されている。昨年の集会が不許可となったにも拘わらず集会を強行したと難癖をつけられ、またジミーの自宅には火焔瓶が何回か投げ込まれた。
しかし彼は怯まないのだ。ジミーは5月29日、ロイターの取材に応じ、香港安全条例の動きに関して次の発言をした。
「資本主義の自由が失われたら、香港は中国の植民地となる。われわれは戦い続けるのだ。たとえ、そのために犠牲になろうともそれは自分にとっては栄誉である。自由の灯は消せない。米国はもっと強く中国に対峙し、圧力をかければ、他の自由主義の国々もついてくる」。
香港返還直前に筆者はジミーをリンゴ日報本社に訪ねて一時間ほどインタビューした。
そのとき彼は「中国共産党は香港から言論の自由を取り上げないだろう」と言った。理由を尋ねると「香港は国際金融センターであり、金融でもっとも重要なのは情報の透明性、客観性だ。この自由が制限されるようになれば、香港の都市機能が失われる。中国にとっても、経済的政治的にマイナスであるからだ」
だが、かの暗愚の帝王は、そこのところを理解していないようだ。
☆○▽◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□☆☆
↧
トランプ政権の方針。❶金融都市としての香港の破壊。❷台湾防衛。❸ウイグルからの内乱。野次馬。
↧