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コロナ終息後の経済V字回復はあり得ない 危機で顕在化した巨大リスク、求められる処方箋は
4/13(月) 15:32配信
3月16日、株価が暴落したニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均で終値を示す画面(ロイター=共同)
新型コロナウイルス感染症は終息が見通せず、人々の活動に暗い影を落としている。経済への影響は2008年のリーマン・ショックを超える深刻さとの見方も広がる。安倍晋三首相は「戦後最大の危機」として事業規模で108兆円になる緊急経済対策をまとめ、立て直しを図る。ただ首相が思い描く「V字回復」は考えにくいと危機感を募らせるのは、国際金融論が専門で日銀審議委員を歴任した慶応義塾大学の白井さゆり教授だ。世界経済は、そして日本経済はどこに向かっているのか寄稿してもらった。
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昨年末に中国・武漢で確認された新型コロナウイルス感染症は、年明けには日本を含むアジアに広がり、3月には欧米などにも到達、世界的脅威へと発展した。中国の徹底したヒトの移動と活動の停止で感染拡大は抑えられるとの楽観論は裏切られた。“コロナ危機”が勃発したのである。
今回の危機はまた、中国が、ヒトを通じた世界とのつながりをより深化させていたことを再認識させる契機になった。2010年ごろに世界第2位の経済大国となった中国は、所得上昇も相まって本土からの旅行者数が年間1・4億人、観光支出は30兆円程度に上る。各国の観光産業を潤す世界最大の“観光輸入国”となっていたのだ。
中国四川省でマスクを生産する労働者=3月(新華社=共同)
■米、最大級の景気後退に突入
各国がまん延を抑えるべく経済・文化・社会活動を縮小・停止したことで、急速な景気後退が始まっている。その大きさと悪化のスピードは、2008年リーマン・ショック時とは比較にならないほど大きくなりそうだ。
2008年10―12月当時の米国の経済成長率は前期比年率で9%ほど下落し1960年代以降で最大の落ち込みとなった。今年4―6月期はそれをはるかに超えて30%前後まで落ち込みそうだ。トランプ米大統領は今回の危機を「戦争」と表現している。
感染症と戦争は、患者数の急増で医療現場が切迫した状態になる点で共通しているものの、経済的な性質はだいぶ異なる。戦争が巨額の軍事支出による需要をつくり需要超過とインフレをもたらす傾向があるのに対し、コロナ危機は需要と供給を同時的、強制的に消滅させるデフレ的な性質をもっているからだ。不足するマスクや医療品など一部価格が高騰しても、全体としてインフレにはなりにくいのだ。
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● このようにパニックになる人は、未来の予測もできません。
まずは基本は、宇宙も自然も人類の活動も、経済活動も
全ては自然の法則・複雑系の法則に従うと言う事です。
● 我々自身が自然の申し子である限り、その法則から逃れる事は
出来ません。経済活動の法則はエリオット波動です。これは
一般法則に当てはめれば、フラクタルという事になります。
● 従って、必ず経済活動・特にその集合体である株価は、完全に
エリオット波動=フラクタルに従います。簡単に説明すれば、
第1波から始まった波は、第2波で調整波となり、
● 第3波は、基本的に(例外はあるが)より雄々しい上昇波と
となり、第1波を遥かに超えます。その後第4波が調整波と
なりますが、最後に第5波を形成して、その頂点を極めます。
● そして、フラクタル理論に従い、その第5波は桁が上の第一波
となり(量から質への転換)、巨大な調整波第二波に続きます。
そして桁は一段と上がった、同様な波を繰り返し造るのです。
● トライアングルは、第4波にしか出ません、つまり2000年から
始まっている株価の上下の繰り返しは、巨大な調整波なのです。
これが理解できないと、今回の崩壊も読めないのです。
● 今回の崩壊はリーマン以上であるが、所詮トライアングルの中にある
3つの崩壊波の最後の波でしかないのです。言い換えれば
せいぜいリーマン以上リーマン以下?と言う事になります。
● 言い換えればリーマンの兄弟ですから、リーマンショックの
ように、金融緩和で楽に乗り越えると言う事に尽きます。