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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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人を呪わば穴二つ。返り血を浴びるUSA.  寿命が近づくUSA.

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和二年(2020)4月1日(水曜日)弐
          通巻6428号  
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 米国の第二四半期のGDPはマイナス34%と衝撃の予測
  失業率は15%に跳ね上がり、秋まで経済低迷が続くとゴールドマンサックス
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 中国の経済予測かと思えば、そうではない。米国の近未来が真っ暗。
 ゴールドマンサックスは米国の第二四半期(22年4−6月)のGDPが、マイナス34%になるとはじき出した(これまでの予測はマイナス24%だった)。
 第一四半期(22年1─3月)の予測はマイナス6%から9%へ下方修正した。ただし秋からの第三四半期は、プラスに転じて19%成長となるという。

 同時に失業率は9%から、15%に跳ね上がるだろうとゴールドマンサックスは予測値を発表し、各界に衝撃を与えた。失業が町に溢れると治安が悪化し、また11月の大統領選挙に多大な悪影響をもたらすだろう。
 民主党の有力候補バイデンは「選挙資金枯渇」を訴えた。かれは民主党集会がキャンセルとなるなか、「巣ごもり運動」を展開している。

 トランプ大統領は大量の死者を免れるために様々な予防策、規制、そして2兆ドルの財政出動を発表しているが、3月30日速報で全米の死者は2400人、NYだけでも776人となり、NYのセントラルパークに野戦病院風のテント即席病院が出現した。
またCNNアンカーのクリス・クオモの感染が確認された(クリスは、クオモ州知事の実弟)。

ロンドンの帝国大学研究所は「ソーシャル・ディタンシングの徹底によって、コロナ感染拡大は効果をあらわし、4000万人が助かるだろうとシミュレーション結果を発表したが、どういう根拠による計算式は不明である。
欧米ではスーパーの買い物にも2メートルの距離を置いた列が出来ている。

一方、香港では不動産価格の暴落が本格化し、小売りはマイナス44%となった。これは昨秋までの香港大乱の時期よりも悪化している。

中国経済はマイナス2・3%になると世界銀行は予測した。
「少なすぎないか?」。これこそ眉唾数字、十倍のマイナス23%の倍、おそらくマイナス46%当たりが実相に近いのではないか。
   □◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□◇◎ 


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