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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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安い石油をがぶ飲みして・来年からG7の宴が始まる。USA/大西洋資本主義諸国の最後の晩餐。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和弐年(2020)3月14日(土曜日)
       通巻6402号 
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<速報>
  イランがIMFに救済を申請していた
   コロナ対策緊急費用捻出のため、50億ドルの救済を要請
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 資源リッチ。豊かな国というイメージは崩れた。
2018年の経済制裁以後、イランの経済の落ち込み激しく、国民はガソリン値上げに抗議してデモ行進。軍が発砲して1500名が殺害されたという。

 イランは石油の輸出が困難となって外貨準備が激減し、輸入の決済も出来ないため国内の市場では物資が不足、猛烈なインフレに襲われている。国民の不満は、現実に生活が苦しんでいるときに、ヒズボラなど海外の親イラン組織への資金・武器援助をしている場合かというものでる。

 イラン帝政時代の1960年と1962年に、イランはIMFに救済を申請したことがある。しかし宗教革命以後、イスラム国家として宗教指導者が運営する国となってからのイランがIMFに救済を求めたのは初めて。

 イラン政府はグテレス国連事務総長に書簡を送り、救済措置をIMFに求めるよう要請した。3月6日、正式にIMFに救済を申請した。当面は50億ドルの支払い免除、再建の放棄である。

 IMFで決定権を持つのは米国。トランプはイラン制裁の手を緩めないと発言を繰り返しており、先行きが注目される。

 3月13日現在、イランの武漢コロナ感染は10000名を突破しており、死者は429名。救済理由はコロナ対策費用捻出のためとした。
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