「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和弐年(2020)1月4旦(土曜日)
通巻6329号
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ルイビュトンも香港から撤退へ。プラダに続く売り上げ不振
撤退後、家賃が45%下がったが、テナント申し込みはゼロという惨状
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ルイビュトンの親会社LVMHは、香港の旗艦店を畳む。
繁華街の銅鑼湾、タイムズスクエア店舗は目の前が民主派のデモの出発点でもあり、警官隊との激突現場として、世界的に有名となった。
裏道には言論弾圧で中国共産党にオーナー、社長、社員合計五名が拉致された銅鑼湾書店もあった。現在も看板はそのまま、店舗は閉鎖され、入り口は施錠されたままである。
七ヶ月続く香港の騒乱によってツアーが激減したが、有名ブランドは中国大陸からのツアー客が半分以下となったため、どの店も閑古鳥が鳴いている。店員が手持ちぶさたで欠伸をかみ殺し、デモが発生するとすぐにシャッターを下ろすというイタチごっこが続いてきた。
ルイビュトンは2020年に香港國際空港にも9店舗目の開業をアナウンスしたばかりだが、銅鑼湾の旗艦店を閉鎖するため、香港での店舗は七つになり、店員の一部は大陸の店舗に移動させるという。
最初に香港撤退を宣言したのは昨秋、ハンドバックの「プラダ」で、さらに売り上げが45%の落ち込みを見せて撤退するのではないかと言われるのがグッチとエルサルバドル・フェルガモである。
ブランド店舗がならぶのは最高級ホテル「ペニンシュラ」のアーケートからマカオへ行くフェリー乗り場がある広東通り。
だが、十一月頃からこのショッピング街周辺がデモ、抗議集会の場所となって、買い物客が激減している。
元旦のデモで襲撃された香港上海銀行と、その子会社の恒生銀行のATMは、1月4日現在修復されておらず、機能停止のままである。
香港へ中国人ツアーに継いで買い物に熱狂していた日本人の観光客は香港から去った。JALもANAも香港便を大幅に減便している。
買い物天国は、さて何処に移るか?
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● 私なら、marihuanaを完全解禁して、PTSDを含めたあらゆる
病気の癒しのツアーと銘うって富裕層を誘導します。
さてアジアではどの国・どの都市が一番乗りをするかな?
● なにせやがて世界戦国時代がやってくるのです。人類が生き延びる
には、今後marihuanaが絶対欠かせません。marihuanaでの
癲癇の治験は日本では沖縄からスタートです。