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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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自由と民主主義は死なず・ただ香港から去るのみ。第三次内戦型世界大戦。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)11月6日(水曜日)弐
         通巻第6264号 
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 「幸福の黄色いハンカチ」はハッピーエンドだったが。。。。。。。
   イエローとブルーの色分けで「親中派レストランには寄りつくな」
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「幸福の黄色いハンカチ」は高倉健と倍賞千恵子の大ヒット映画の題名。なぜ黄色が幸せを象徴するのかは分からないが、そういえば月光仮面のマフラーも黄色だった。
ブルーリボンも、世界の著名な賞などでは使われる。拉致被害者救出の国民運動も、ブルーである。

 香港では別の使い方が出現した。レストラン、カフェを「イエロー」と「ブルー」に色分けし、およそ1700軒が「イエロー」。1300軒が「ブルー」という識別である。SNSでその店別の色分けマップが表示される。

 民主抗議活動に支援する店はイエロー。親中派のレストラン、ケーキ屋などはブルー。
「市民の皆さん、イエローの店で食事を、カフェを」と呼びかけられ、実際にブルーが表示されると、そのレストランは閑古鳥のところが目立つ。

 最大マキシム集団(美心)の創業者の娘は「香港に未来はなくなった」と最近、絶望を口にしているように同店経営のスタバなど、放火、破壊された店は多く、営業に直截な悪影響がでている。

 一方、この識別運動にみられるように香港の民主抗議勢力は、穏健路線に戦術を変えたようである。

 第一に警察の弾圧の強化。無許可集会は暴力行為がなくても、いきなり放水し、催涙弾を打ち込むようになった。訪中した林鄭月峨・行政長官が上海で習近平にあって「励まされた」からだ。
 催涙弾には高熱250度という「武器」さながらの中国製が使われるようになり、ボランティア救護班のメンバーが背中に直撃を受けて大やけどを負う事件もおきた。
深刻な負傷者が急増し救援費用がかかる。これまで香港警察が使用したガス弾は英国製、放水車はドイツ製だったが、英独などが輸出停止措置を講じたため、弾圧専門的な中国製を使うようになったからだ。

 第二に11月4日までに民主抗議側で警察に拘束されたのが、じつに3332人に達し、戦力が大幅に削がれたこと、これから始まる裁判費用、その前に保釈金の募金活動など、デモ、集会一本槍の方針を修正せざるを得なくなったからだ。

     □△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□ 


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