http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/04/post-3235_1.php
クリミア併合に猛進した「激情家」プーチン
What Really Keeps Vladimir Putin Up at Night
KGB出身の冷徹なイメージは実像と違う感情的な一面が介入を決断させた
2014年4月3日(木)17時00分 リンリー・ブラウニン
計算づくの冷徹な男と思われがちなプーチンだが Christian Charisius-Reuters
ウクライナの親ロシア政権崩壊後、ロシアのプーチン大統領は欧米の警告を無視して南部のクリミア半島に軍隊を派遣。先週ついにロシアへの編入を公式に宣言した。冷戦時代に歴史を逆戻りさせかねないプーチンの野心を、欧米諸国は一斉に非難。ケリー米国務長官は「ロシアはさらなる侵攻のための口実づくりに躍起になっている」と、警戒感を示した。
しかしウクライナ情勢に詳しい米政府関係者や学者に言わせると、プーチンはクリミア併合を虎視眈々と狙っていたわけではない。むしろウクライナのヤヌコビッチ大統領の突然の失脚という想定外の事態に直面し、介入に踏み切ったというのだ。
プーチンはただ驚き、怒り、パニックに陥った。市民の不満がヤヌコビッチ政権の崩壊につながったなら、ロシアでも同じことが起きかねないからだ。
「何カ月も前から準備していたのではない。衝動的な決定だ。戦略的でも戦術的でもない、感情的なものだった」と、米政府高官は匿名を条件に語る。
プーチンとその取り巻きが恐れるのは、「ウクライナのウイルス」、つまり近隣諸国の混乱がロシアに波及する事態だ。
大ロシア復活に執念を燃やす冷血なKGB(ソ連国家保安委員会)育ちの戦略家というプーチン像は正確さを欠く。隣国の混乱にパニックを起こし、感情的になる一面が見落とされている。プーチンにとって、いや大半のロシア人にとってウクライナはただの隣国ではない。歴史的にも精神的にもロシアの特別な地だ。
反欧米をあおり人心掌握
「プーチンにも葛藤がある」と、ニューヨーク大学のロシア専門家マーク・ガレオッティ教授は言う。「計算ずくで抜け目ない人間だが、腹の底には大ロシア主義者的な情念がたぎっている。その情念に突き動かされて軍事介入したのだ」
欧米側はプーチンの感情的な側面をあまり理解していない。しかもここ数年、プーチン政権の重点課題は微妙に変化している。経済成長重視から、統制の取れた強大な国家ロシアの地盤固めへと軸足が移った。
政権寄りの新興財閥を巻き込んだこの変化は、10年続いた経済成長が鈍化し始めた時期から始まった。それは反政府運動が活発化し始めた時期とも重なる。
昨年10月、プーチンはモスクワに集まった外国投資家を相手に「安定が重要だ」と熱弁を振るった。「当局が強大な権限と一貫した姿勢を持つべきだ。そうすれば、あなた方もロシアに安心して投資できるだろう」。外資を呼び込み、経済を好転させるためにも、国内の統制強化が不可欠だと、プーチンは考えている。
同時に「経済成長をベースに高い支持率を維持するというこれまでのやり方は、いずれ通用しなくなることにも気付いている」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のダニエル・トライスマン教授(政治学)は言う。「人心掌握には別の方法が必要だ。そこで反欧米のナショナリズムに頼っているのだろう」
かつてチャーチル元英首相はロシアを「謎の中にある、神秘に包まれた不可解」と呼んだ。それから75年たった今、「誰もプーチンの思考過程を読み解けない」と、崩壊直前のソ連に駐在したジャック・マトロック元米大使は言う。
それでもウクライナ問題でロシアに対処するには、プーチンの心情を理解することが隠された鍵になるのではないかと、マトロックはみる。プーチンの感情を刺激すればするほど、欧米にとって「不合理な反応」を引き出すことになりかねない。
////////////////////////////////////////////////////////////
● ここでも洗脳術が見えます。イラクに侵攻するときも嘘で塗り固めた宣伝と
フセインを悪の大王に仕立てて、見事にUSAの単純国民の愛国心を
駆り立てて、戦争を行いました。その時は洗脳は完ぺきでしたが。
● 今は、対処が出来ずに、彼個人の悪口で、お茶を濁しているように見えます。
何を根拠に激情家とか、パニックに陥ったとか言うのか分からないが、
● もしパニックに落ちってあのような完璧な行動をとり、一人の人間も射殺せずに
90%以上の賛成票でクリミアを合併したとしたら、これ以上の事はないでしょう。
● それなら、冷徹に計算して行動するなら、完全無欠な戦略が取れると言う事である。
貶すつもりが、彼を最大限に賛美している事が解らない、米高官とやらである。
● そもそも、このソース元自体が本当かどうかも怪しいものです。この記事から見える
事は、対処の仕方がなくて、お手上げのUSAのオバマ政権を表しています。
● やる事がないので、アジア訪問して、オオ様気分でも味い、太鼓持ちの日本の
反日マスコミのご機嫌取りで満足するつもりでしょうか?
● 他国の体制や歴史や時代の流れが見えない人達である。知恵者の時代とは、君主による
賢帝政治であり、国内の安定と平和が第一の時代背景である。それは、1485年からの
英の絶対王政の時代であり、日本の江戸時代であり、サウジアラビアなどの
絶対王政の時代を意味します。
● 国際金融機関が濡れ手に粟の、儲けを海外に求める事は、少なくともロシアでは
出来ないのです。其処が面白くなくて、ロシアを虐めているのでしょうが、
このようなイジメを繰り返すと、ブーメランで彼らに戻ってきます。
● 人間の時代に謎などあるわけが有りません。ロシア正教会がアナウンスしたように
ロシアは、君主を必要とする、そのような時代に突入したのです。
ロシア正教の知恵者の分析が、USAの国家分析よりも正確です。
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クリミア併合に猛進した「激情家」プーチン
What Really Keeps Vladimir Putin Up at Night
KGB出身の冷徹なイメージは実像と違う感情的な一面が介入を決断させた
2014年4月3日(木)17時00分 リンリー・ブラウニン
計算づくの冷徹な男と思われがちなプーチンだが Christian Charisius-Reuters
ウクライナの親ロシア政権崩壊後、ロシアのプーチン大統領は欧米の警告を無視して南部のクリミア半島に軍隊を派遣。先週ついにロシアへの編入を公式に宣言した。冷戦時代に歴史を逆戻りさせかねないプーチンの野心を、欧米諸国は一斉に非難。ケリー米国務長官は「ロシアはさらなる侵攻のための口実づくりに躍起になっている」と、警戒感を示した。
しかしウクライナ情勢に詳しい米政府関係者や学者に言わせると、プーチンはクリミア併合を虎視眈々と狙っていたわけではない。むしろウクライナのヤヌコビッチ大統領の突然の失脚という想定外の事態に直面し、介入に踏み切ったというのだ。
プーチンはただ驚き、怒り、パニックに陥った。市民の不満がヤヌコビッチ政権の崩壊につながったなら、ロシアでも同じことが起きかねないからだ。
「何カ月も前から準備していたのではない。衝動的な決定だ。戦略的でも戦術的でもない、感情的なものだった」と、米政府高官は匿名を条件に語る。
プーチンとその取り巻きが恐れるのは、「ウクライナのウイルス」、つまり近隣諸国の混乱がロシアに波及する事態だ。
大ロシア復活に執念を燃やす冷血なKGB(ソ連国家保安委員会)育ちの戦略家というプーチン像は正確さを欠く。隣国の混乱にパニックを起こし、感情的になる一面が見落とされている。プーチンにとって、いや大半のロシア人にとってウクライナはただの隣国ではない。歴史的にも精神的にもロシアの特別な地だ。
反欧米をあおり人心掌握
「プーチンにも葛藤がある」と、ニューヨーク大学のロシア専門家マーク・ガレオッティ教授は言う。「計算ずくで抜け目ない人間だが、腹の底には大ロシア主義者的な情念がたぎっている。その情念に突き動かされて軍事介入したのだ」
欧米側はプーチンの感情的な側面をあまり理解していない。しかもここ数年、プーチン政権の重点課題は微妙に変化している。経済成長重視から、統制の取れた強大な国家ロシアの地盤固めへと軸足が移った。
政権寄りの新興財閥を巻き込んだこの変化は、10年続いた経済成長が鈍化し始めた時期から始まった。それは反政府運動が活発化し始めた時期とも重なる。
昨年10月、プーチンはモスクワに集まった外国投資家を相手に「安定が重要だ」と熱弁を振るった。「当局が強大な権限と一貫した姿勢を持つべきだ。そうすれば、あなた方もロシアに安心して投資できるだろう」。外資を呼び込み、経済を好転させるためにも、国内の統制強化が不可欠だと、プーチンは考えている。
同時に「経済成長をベースに高い支持率を維持するというこれまでのやり方は、いずれ通用しなくなることにも気付いている」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のダニエル・トライスマン教授(政治学)は言う。「人心掌握には別の方法が必要だ。そこで反欧米のナショナリズムに頼っているのだろう」
かつてチャーチル元英首相はロシアを「謎の中にある、神秘に包まれた不可解」と呼んだ。それから75年たった今、「誰もプーチンの思考過程を読み解けない」と、崩壊直前のソ連に駐在したジャック・マトロック元米大使は言う。
それでもウクライナ問題でロシアに対処するには、プーチンの心情を理解することが隠された鍵になるのではないかと、マトロックはみる。プーチンの感情を刺激すればするほど、欧米にとって「不合理な反応」を引き出すことになりかねない。
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● ここでも洗脳術が見えます。イラクに侵攻するときも嘘で塗り固めた宣伝と
フセインを悪の大王に仕立てて、見事にUSAの単純国民の愛国心を
駆り立てて、戦争を行いました。その時は洗脳は完ぺきでしたが。
● 今は、対処が出来ずに、彼個人の悪口で、お茶を濁しているように見えます。
何を根拠に激情家とか、パニックに陥ったとか言うのか分からないが、
● もしパニックに落ちってあのような完璧な行動をとり、一人の人間も射殺せずに
90%以上の賛成票でクリミアを合併したとしたら、これ以上の事はないでしょう。
● それなら、冷徹に計算して行動するなら、完全無欠な戦略が取れると言う事である。
貶すつもりが、彼を最大限に賛美している事が解らない、米高官とやらである。
● そもそも、このソース元自体が本当かどうかも怪しいものです。この記事から見える
事は、対処の仕方がなくて、お手上げのUSAのオバマ政権を表しています。
● やる事がないので、アジア訪問して、オオ様気分でも味い、太鼓持ちの日本の
反日マスコミのご機嫌取りで満足するつもりでしょうか?
● 他国の体制や歴史や時代の流れが見えない人達である。知恵者の時代とは、君主による
賢帝政治であり、国内の安定と平和が第一の時代背景である。それは、1485年からの
英の絶対王政の時代であり、日本の江戸時代であり、サウジアラビアなどの
絶対王政の時代を意味します。
● 国際金融機関が濡れ手に粟の、儲けを海外に求める事は、少なくともロシアでは
出来ないのです。其処が面白くなくて、ロシアを虐めているのでしょうが、
このようなイジメを繰り返すと、ブーメランで彼らに戻ってきます。
● 人間の時代に謎などあるわけが有りません。ロシア正教会がアナウンスしたように
ロシアは、君主を必要とする、そのような時代に突入したのです。
ロシア正教の知恵者の分析が、USAの国家分析よりも正確です。
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