「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月15日(金曜日)
通巻第6018号
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米連邦議会に「大学からファーウェイ排除法案」上程。英国でも。
ファーウェイ、ZTE、カルペンスキー(ロシア)も追い出せ
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ジム・バンクス下院議員(共和党)ら三名の連邦議会議員は3月12日、「大学擁護法案」を議会に上程した。これは米国のアカデミズムから、ハッキングによる情報盗取や、学者間の交流によるハニー・トラップ、人材引き抜き、中国からの招待旅行など甘い手口によって次世代技術の研究成果を盗まれないようにする目的がある。
バンクス議員はファーウェイのみならず、ZTE、ロシアのカルペンスキーなどの米国の大学への浸透、ラボなど大学施設への購入や敷設禁止、個人の使用禁止などを織り込んだ。同議員は昨夏にも、大学への寄付行為監視などを強化する法案を上程し、26名の議員と共同提案をなした中心人物である。
英国でも同様な動きがあり、「情報自由法」が議会に上程されている。これによれば、米国で既にスタンフォード大学、プリンストン大学がファーウェイ排除をきめているように、英国のロンドン王室大学、マンチェスター大学、グイーンメアリー大学、帝国大学などが、大学施設の設備などからも排除、学生のメールに関してもファーウェイなどとの接続に慎重な取り扱いをするなどの措置がとられている。
ところで3月14日、米民主党のベト・オルーク元下院議が2020年大統領選への出馬を表明した。昨秋の中間選挙で「保守王国」と言われるテキサス州で、共和党現職のテッドクルーズを苦境に追い込んで、全米が注目した若手。民主党のホープとしてメディアの脚光を浴びた。
これで民主党の候補者は16名ほどとなり、ますます混戦の模様。次の注目は世論調査でつねにトップをつけているジョセフ・バイデン前副大統領の去就である。
◎□△◎み□△◎□や△◎□△ざ△◎□△き△◎□△
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● 中共は外国からの投資と、技術の窃盗と、人材の確保で急激に
発展してきました。これがやくざ国家・泥棒国家のやり方です。
当然次の体制が中共と似た独裁となるUSAは、少しづつ
● 中共の体質に近づいていきます。つまり、初めは投資や人材活用、
技術の導入に積極的になりますが、ある程度自分で出来る
ようになれば、少しづつ外国の排除が進行します。
● これがいま中国で起こっている事ですが、勿論まだまだ世界から
特に日本から取るべきもの・盗むべきものは沢山あります。
投資させて技術をある程度盗めば、やがて排外主義が
● 顔をもたげてきます。USAでは初めは、テロ対策で中東の移民の拒否、
次は中共の華為・ファーウェイに排除、EUとの喧嘩・経済競合、
と進み、そして最後は日本をも排除に向かうでしょう。
● USAは日本との同盟を望む勢力もいれば、そうでない勢力もあります。
中韓の宣伝戦に毒された一部のUSA国民は、慰安婦像の設置に
観られるように、日本を悪魔と信じているものもいるのです。
● 特に、人権派を名乗る人たちや、平和主義を語る似非左派にみられます。
無知によるものですが、平和主義で世界がすべてわかると信じている
傲慢さと馬鹿さ加減がそこに現れています。
● 革命時期は左右の勢力が交互に支配権を握ります。言い換えればカオスと
化して、最終的な国家の体制は不確定要素が多く、白色独裁か
共産主義独裁かは、今のところ予測は出来ません。
● もし共産主義が強くなれば、中共との連携が強くなり日本は、それこそ
6年前から予測していように、四面楚歌となります。慰安婦問題では
今でも危うい状況です。中韓のウソに世界が騙されているのです。
● 共産主義が強くなる時、日本への排外主義の嵐は起こるでしょう。
人生万事塞翁が馬”