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糖尿病は「自己責任」? 麻生氏発言にずっとモヤモヤ
3/3(日) 17:30配信
イラスト・福宮千秋
ずっとモヤモヤしています。
きっかけは、昨年10月23日の記者会見で、日ごろ財務省を取材している同僚記者がした質問に対する、大臣の麻生太郎さんの答えでした。
【写真】老廃物や余分な水分を取り除くため、人工腎臓をめぐる血液。透析治療を受けている人のうち、腎臓の機能を損ねる原因となった病気の1位は糖尿病性腎症で、全体の約4割にのぼる=首都圏の人工透析専門クリニック
「『自分で飲み倒して、運動も全然しねえで、糖尿も全然無視している人の医療費を、健康に努力しているオレが払うのはあほらしい、やってられん』と言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた」と他人の発言を引いて、麻生さんは自分の思いを語りました。
この「先輩」は、78歳の麻生さんより年上。健康に気をつけ予防に取り組んでいる「先輩」は、隣にいた「自分で飲み倒して、運動もしない」人を指さし、「あほらしい、やってられん」と言ったのだそうです。
ソーシャルメディアでは「自己責任論と弱者排除を振りかざす醜悪体質」などの批判を招いて炎上しました。一方、「正論だし本音」という賛意の声も上がりました。
なぜ、モヤモヤしたのか。記者(52歳)は20年近く社会保障の取材をしてきて、健康状態を過度に個人の努力不足のせいにするのはおかしいという意見です。でも、暴飲暴食を繰り返している人を前にすれば、麻生さんと同じような思いを抱く人も多い。だから、政治家の麻生さんは、ホンネの政治家として人気があるのでしょう。こうした発言が繰り返されることで、「あほらしい、やってられん」というギスギスした雰囲気が生まれないか。そんなことが心配になったからです。
私も20~30歳代の頃は、「年金問題」の取材などに追われて夜中に飲み食いする日々が続きました。今は、日々勃発する出来事を追うポジションではなく、健康に気をつける余裕があります。でも、世の中には私と同じ50歳代で強いストレスを受けながら激務をこなしている人も多いでしょう。
■「生活習慣病って冷たい言葉」
実はいま、国は「予防」を推進して医療費を抑制する政策を進めようとしています。中心は経済産業省で「明るい社会保障」というスローガンを掲げています。主なターゲットは糖尿病などの生活習慣病です。2017年に105歳で亡くなった医師の日野原重明さんも「成人病」に代わる名前として提唱しました。背景には、個々人の生活習慣が原因でなる病気なのだから、個々人の努力で予防できるはず、という考え方があります。
ですが、本当にそうなのでしょうか。また、予防によって医療費は抑制できるのでしょうか。こうした考えには異論があります。
「生活習慣病って冷たい言葉だよね。自己責任を過大に評価している。このニュアンスが独り歩きすると、麻生さんみたいな発言になっちゃう」。そう話すのは、首都圏で人工透析専門のクリニックを運営するベテラン医師です。
生活習慣病とされる病気の一つが糖尿病(2型)。これが原因で腎臓が働かなくなると、血液から老廃物を取り除くため透析治療を受けなければいけません。
糖尿病を悪化させるのは、長時間労働しながら、安い外食に頼る人が目立つといいます。「目の前のことに精いっぱい、ギリギリの暮らしで健康のことなど考えられない人が多いんです。貧困病という側面がある」と話します。
体中の血液をきれいにする透析治療の標準は1回4時間を週3回。心身ともに負担の大きい治療を生涯受け続ける必要があります。生活全般にも厳しい制約がかかります。その大変さは、健康な人間の想像を超えるものでしょう。胸が痛みました。
■生まれつきかの線引き「難しい」
社会の仕組みが健康に与える影響を研究している東大准教授の近藤尚己(こんどう・なおき)さんは、麻生さんが会見で述べた「(不健康が)生まれつきなら諦める」という言葉が気になったといいます。「不健康が生まれつきかどうかの線引きは難しい」からです。
「子どもの頃に置かれた厳しい環境が積み重なると、大人になってから不健康になるリスクが上がります。自分の努力ではどうしようもない事情は様々あるのに、今の状態だけで自己責任かどうか判断するのはよくないし、事実上不可能です」と近藤さんはいいます。
いま、霞が関の官庁で国の動きを取材していると、この「予防」や医療費の抑制をめぐって様々な新しい動きがあります。「メタボ健診」が導入された時のように、私たちの生活に影響する変化が起きるんじゃないか。今度はそれが気になって、モヤモヤが続くのです。(浜田陽太郎)
////////////////////////////////////////////////////////////
● 一般論として、本人の努力でどうにもならない糖尿病と努力で
よくなるタイプに、大まかに分かれます。
● 努力は出来るが開き直ってやる気を示さない人と、貧困や無知
などの為に、努力自体が制限されている人たちがいます。
● 1型の小児糖尿病等インシュリンが絶対的に必要であるタイプは、
その時点では努力はあまり意味がありませんが、食事療法で
インシュリンの量を減らすことは少し可能です。
● 妊娠糖尿等のように、妊娠時のみインシュリンを必要とする人たちも
実際は、食事療法で完璧にインシュリンを避けられます。
☞ ケトン体が人類を救う 宗田哲男著
● インシュリンが出るタイプ・所謂2型糖尿病は、完全に食事療法で
管理できます。言い換えればインシュリンや血糖低下剤は
いらないという事です。☞ ケトン体が人類を救う 宗田哲男著
● 問題なのは、その食事療法を医師が知らないという事と、真逆の
食事療法を医師会が根拠もなく、勧めているという事です。
今の医師会の食事療法では、糖尿病は増える一方です。
● そして、血糖はインシュリンや薬で管理できるし、その方がよいと
医師がマインドコントロールされていることです。医師は
製薬会社の支配下にあるのです。
● これらの事を総合的に勘案すれば、生活習慣病といわれても、国民には
殆ど責任はないといえます。そもそも小児糖尿病などのように
膵臓のインシュリン分泌細胞が壊れているのは、
生活習慣病ではありません。
● これの最もあり得る原因は、ウイルス感染による膵臓のインシュリン
分泌細胞の破壊ですから、本人の責任は全くありません。
● 2型糖尿病でも、医師や医師会や厚労省の無知と間違った栄養指導が
原因ですから、殆どの人には責任はありません。2型糖尿病の
激減の為には、今の支配体制の変換=クーデターが必要です。
● 言い換えれば、真の栄養指導がどこまで行きわたるかにかかって
いるといえます。別の観点からいえば、製薬業界の淘汰を
期待しての、大々的な資本主義システムの大改編が
● ひつようになります。今までの西欧の食生活の崩壊と西欧文明の
崩壊、慢性疾患に対する西欧医学の崩壊等の到来が望まれます。
● その時に、日本の資本主義システムが、西欧の負の遺産を捨て去って
新しい資本主義を作るかに凡てかかっています。一つの具体的例は、
遺伝子組み換えの小麦の輸入禁止が出来るかどうか等です。
● これらがうまくいかなければ、国民の健康はますます悲惨になると
思われます。今後望まれるのは、日本型修正資本主義=国民の
健康と財産を守る修正資本主義が望まれます。
糖尿病は「自己責任」? 麻生氏発言にずっとモヤモヤ
3/3(日) 17:30配信
イラスト・福宮千秋
ずっとモヤモヤしています。
きっかけは、昨年10月23日の記者会見で、日ごろ財務省を取材している同僚記者がした質問に対する、大臣の麻生太郎さんの答えでした。
【写真】老廃物や余分な水分を取り除くため、人工腎臓をめぐる血液。透析治療を受けている人のうち、腎臓の機能を損ねる原因となった病気の1位は糖尿病性腎症で、全体の約4割にのぼる=首都圏の人工透析専門クリニック
「『自分で飲み倒して、運動も全然しねえで、糖尿も全然無視している人の医療費を、健康に努力しているオレが払うのはあほらしい、やってられん』と言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた」と他人の発言を引いて、麻生さんは自分の思いを語りました。
この「先輩」は、78歳の麻生さんより年上。健康に気をつけ予防に取り組んでいる「先輩」は、隣にいた「自分で飲み倒して、運動もしない」人を指さし、「あほらしい、やってられん」と言ったのだそうです。
ソーシャルメディアでは「自己責任論と弱者排除を振りかざす醜悪体質」などの批判を招いて炎上しました。一方、「正論だし本音」という賛意の声も上がりました。
なぜ、モヤモヤしたのか。記者(52歳)は20年近く社会保障の取材をしてきて、健康状態を過度に個人の努力不足のせいにするのはおかしいという意見です。でも、暴飲暴食を繰り返している人を前にすれば、麻生さんと同じような思いを抱く人も多い。だから、政治家の麻生さんは、ホンネの政治家として人気があるのでしょう。こうした発言が繰り返されることで、「あほらしい、やってられん」というギスギスした雰囲気が生まれないか。そんなことが心配になったからです。
私も20~30歳代の頃は、「年金問題」の取材などに追われて夜中に飲み食いする日々が続きました。今は、日々勃発する出来事を追うポジションではなく、健康に気をつける余裕があります。でも、世の中には私と同じ50歳代で強いストレスを受けながら激務をこなしている人も多いでしょう。
■「生活習慣病って冷たい言葉」
実はいま、国は「予防」を推進して医療費を抑制する政策を進めようとしています。中心は経済産業省で「明るい社会保障」というスローガンを掲げています。主なターゲットは糖尿病などの生活習慣病です。2017年に105歳で亡くなった医師の日野原重明さんも「成人病」に代わる名前として提唱しました。背景には、個々人の生活習慣が原因でなる病気なのだから、個々人の努力で予防できるはず、という考え方があります。
ですが、本当にそうなのでしょうか。また、予防によって医療費は抑制できるのでしょうか。こうした考えには異論があります。
「生活習慣病って冷たい言葉だよね。自己責任を過大に評価している。このニュアンスが独り歩きすると、麻生さんみたいな発言になっちゃう」。そう話すのは、首都圏で人工透析専門のクリニックを運営するベテラン医師です。
生活習慣病とされる病気の一つが糖尿病(2型)。これが原因で腎臓が働かなくなると、血液から老廃物を取り除くため透析治療を受けなければいけません。
糖尿病を悪化させるのは、長時間労働しながら、安い外食に頼る人が目立つといいます。「目の前のことに精いっぱい、ギリギリの暮らしで健康のことなど考えられない人が多いんです。貧困病という側面がある」と話します。
体中の血液をきれいにする透析治療の標準は1回4時間を週3回。心身ともに負担の大きい治療を生涯受け続ける必要があります。生活全般にも厳しい制約がかかります。その大変さは、健康な人間の想像を超えるものでしょう。胸が痛みました。
■生まれつきかの線引き「難しい」
社会の仕組みが健康に与える影響を研究している東大准教授の近藤尚己(こんどう・なおき)さんは、麻生さんが会見で述べた「(不健康が)生まれつきなら諦める」という言葉が気になったといいます。「不健康が生まれつきかどうかの線引きは難しい」からです。
「子どもの頃に置かれた厳しい環境が積み重なると、大人になってから不健康になるリスクが上がります。自分の努力ではどうしようもない事情は様々あるのに、今の状態だけで自己責任かどうか判断するのはよくないし、事実上不可能です」と近藤さんはいいます。
いま、霞が関の官庁で国の動きを取材していると、この「予防」や医療費の抑制をめぐって様々な新しい動きがあります。「メタボ健診」が導入された時のように、私たちの生活に影響する変化が起きるんじゃないか。今度はそれが気になって、モヤモヤが続くのです。(浜田陽太郎)
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● 一般論として、本人の努力でどうにもならない糖尿病と努力で
よくなるタイプに、大まかに分かれます。
● 努力は出来るが開き直ってやる気を示さない人と、貧困や無知
などの為に、努力自体が制限されている人たちがいます。
● 1型の小児糖尿病等インシュリンが絶対的に必要であるタイプは、
その時点では努力はあまり意味がありませんが、食事療法で
インシュリンの量を減らすことは少し可能です。
● 妊娠糖尿等のように、妊娠時のみインシュリンを必要とする人たちも
実際は、食事療法で完璧にインシュリンを避けられます。
☞ ケトン体が人類を救う 宗田哲男著
● インシュリンが出るタイプ・所謂2型糖尿病は、完全に食事療法で
管理できます。言い換えればインシュリンや血糖低下剤は
いらないという事です。☞ ケトン体が人類を救う 宗田哲男著
● 問題なのは、その食事療法を医師が知らないという事と、真逆の
食事療法を医師会が根拠もなく、勧めているという事です。
今の医師会の食事療法では、糖尿病は増える一方です。
● そして、血糖はインシュリンや薬で管理できるし、その方がよいと
医師がマインドコントロールされていることです。医師は
製薬会社の支配下にあるのです。
● これらの事を総合的に勘案すれば、生活習慣病といわれても、国民には
殆ど責任はないといえます。そもそも小児糖尿病などのように
膵臓のインシュリン分泌細胞が壊れているのは、
生活習慣病ではありません。
● これの最もあり得る原因は、ウイルス感染による膵臓のインシュリン
分泌細胞の破壊ですから、本人の責任は全くありません。
● 2型糖尿病でも、医師や医師会や厚労省の無知と間違った栄養指導が
原因ですから、殆どの人には責任はありません。2型糖尿病の
激減の為には、今の支配体制の変換=クーデターが必要です。
● 言い換えれば、真の栄養指導がどこまで行きわたるかにかかって
いるといえます。別の観点からいえば、製薬業界の淘汰を
期待しての、大々的な資本主義システムの大改編が
● ひつようになります。今までの西欧の食生活の崩壊と西欧文明の
崩壊、慢性疾患に対する西欧医学の崩壊等の到来が望まれます。
● その時に、日本の資本主義システムが、西欧の負の遺産を捨て去って
新しい資本主義を作るかに凡てかかっています。一つの具体的例は、
遺伝子組み換えの小麦の輸入禁止が出来るかどうか等です。
● これらがうまくいかなければ、国民の健康はますます悲惨になると
思われます。今後望まれるのは、日本型修正資本主義=国民の
健康と財産を守る修正資本主義が望まれます。