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Pax Americana の次 西欧の分断は自然の法則

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☆ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000564-san-eurp

マクロン仏大統領、「国際協調」狙うも分断浮き彫りに 第一次大戦終結記念式典で

            11/12(月) 18:25配信   産経新聞

 【パリ=三井美奈】世界でポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭する中、マクロン仏大統領は、第一次世界大戦終結100年の記念式典を国際協調をアピールする舞台にしようとしたが、各国の足並みはそろわず、「分断する世界」が浮き彫りになった。

 トランプ米大統領は、式典の会場入りから「一国主義」を貫いた。

 各国首脳は風雨の中、傘を差しながら共に歩いて会場に向かい、平和に向けた結束を演出した。トランプ氏は行進に加わらず、「治安上の理由」(サンダース米大統領報道官)から、独自に車列を組んだ。

 マクロン氏は演説で、「『我々の利益が第一で、他はどうでもいい』という考えは、国家にとって最も大切な精神的価値を失うこと」と述べ、地球温暖化や疫病などの問題に、国際社会が共に取り組むべきだと述べた。トランプ氏に対する明らかな当てこすりだ。

 マクロン氏は、トランプ氏が温暖化対策の「パリ協定」を離脱し、イラン核合意を非難した後も親密な関係作りに努めてきたが、関係は一気に冷却化した。10日の米仏首脳会談では、ぎこちなく握手するだけ。トランプ政権初の国賓として訪米した4月、ほほにキスをして抱擁を交わした時とは大違いだ。

 ロシアのプーチン大統領は、米欧の亀裂をあおった。11日、露メディアとのインタビューで、マクロン氏が提唱した「欧州軍」構想について「欧州が安全保障の独立を目指すのは当然。世界の多極化のためにもよい」と発言した。米国依存からの脱却を目指す「欧州軍」にトランプ氏は不快感を示し、マクロン氏は米仏首脳会談で弁明に追われたばかりだ。

 ドイツのメルケル首相は「平和フォーラム」でシリア和平に向けた独仏、ロシア、トルコの4国協力を訴えたが、会場にいたプーチン氏は発言を見送った。

 欧州のポピュリズム勢力は式典にそっぽを向いた。排外的な強権政治を進めるハンガリーやポーランドの首脳は不参加。イタリアはコンテ首相ではなく、前政権が選出したマッタレッラ大統領が列席した。

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● 人間も死ぬときは一人です。国家とて同じです。崩壊過程では左右の
  ポピュリズムが台頭して、未来のシステムをどうするかで
  争います。これは必然的なものです。

● むしろ、国民の意見から乖離したポピュリズム以外の意見が問題なのです。
  左の独裁は、労働者党の独裁という名で独裁を正当化して、労働者から
  浮いた馬鹿げた政権ですが、これも武人時代には一つの理想でしょう。
  嘘も方便という事です。

● どんなに言い訳しても、独裁は独裁ですが、これが今後の世界の主流
  となるのです。主流という意味は現在のUSA/大西洋資本主義諸国
  が中心となっての独裁国家が誕生するという事です。

● やがて、NATOが不必要になる時代が来るのです。親からの独立は
  人間なら当然のことです。独立をさせまいとするその精神が
  むしろ自然に反して異常なのです。

● そもそも東欧は、自由と民主主義の資本主義国家ではありません。
  ロシアから独立したから資本主義になれるわけではないのです。
  国家のシステムは順序良くやってくるのです。

● 初めは武人時代があれば、次は知恵者賢帝の時代(これは安定した独裁時代)
  この時代を経て、次は自由と民主主義をテーゼとする資本主義の時代が
  来るのです。

● ソビエト・武人の影響下にあり、自ら武人であった東欧は、武人時代の
  崩壊後は、次は知恵者賢帝の時代であるのが必然です。これは
  歴史の法則ですから、われわれ人間が変えることは出来ません。

● 従って、自由と民主主義の資本主義諸国と意見が異なって当然のことです。
  今後来る問題は、右派によるマクロン氏暗殺計画があったように、
  左右の権力闘争が先鋭化するという事なのです。

● 歴史は確実に、世界戦国時代に向かって着々と進んでいます。システムも
  波動を作りながら、地球上を移動するのです。270年のシステムの
  波が移動しながら、世界の歴史を作るのです。

● 流れゆる水のごとく、世界のシステムも永遠に同じであることは、
  ないのです。一つのシステムは地域ごとまとまりながら、
  270年おきに移動をするのです。体制大陸移動説。

● 従ってUSA/大西洋資本主義諸国のシステムが崩壊すれば、日独イタリアの
  残り90年前後の資本主義が頑張り、日独イタリアの資本主義が
  崩壊すれば、今度はインドの資本主義にバトンが渡るのです。
  (インドは1945年の戦後に資本主義国化している)。

● その次は、現在の中東が資本主義国化して、次はロシア・東欧がそのバトンを
  受け継ぐのです。従ってロシアの資本主義国化は、まだまだ歴史の彼方に
  あるのです。どんなに頑張っても今はロシアを資本主義化は出来ません。
  ロシアは1990年から270年間は知恵者賢帝の時代がつづくのです。
 


 

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