☆ https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/cee30f464bb992e02fb4734e612d3c4c
●偽装された普遍的価値 アメリカン・ドリームの崩壊
欧米が創りあげた民主主義と資本主義が、いま悲鳴を上げてのたうち回っている。マネーの奴隷と目される市場原理主義経済は、本来の資質通り、善悪や正義不正義、人道的見地‥等、公式な民主主義の定義に含まれている本質論には目もくれず、地球上を剥き出しの欲望のまま闊歩している。この自由な闊歩がグローバリズム経済により極大化されたと云うのが、最近の現状だろう。マネーの奴隷として象徴的に見られるのが企業であるとすれば、民主主義を持たない企業群に自由な活動環境を提供する国家と云うものは、結果的に、自発的なマネーへの従属を意味する。
昔の社会科の教科書には、企業には社会的使命が実存するかのように教えていたが、最近の企業を見る限り、この言説は嘘くさい。マネーの悪癖に振り回された市場原理主義な世界にある企業群には、社会的使命を果たす余力は奪われてしまったと考えるべき時代になった。国境なき経済活動を推進するグローバリズム経済と云うものは、国境のある経済活動の限界から生まれた鬼子のようなもので、マネーの欲望を極大した姿なのだ。しかし、このグローバリズム経済もフロンティア地域(今までは中国)で行き止まりを迎えている。
コメント
● 私の歴史経済波動学は、❶体制270年である事を証明してきました。
その寿命が切れてきたのです。言い換えれば自由と民主主義の
体制末期なのです。行きどまり現象は寿命の到来を意味します。
その次の体制は、武人の時代=戦国時代といえます。その形態は
お国の事情により色々あります。北朝鮮の個人独裁型、中共や
ベトナムの共産主義独裁型、韓国の擬態民主主義型
タイの危機時の軍部クーデター型等など。つまり、基本的に武力が
支配する社会です。日本の戦国時代に相似型=フラクタルです。
● マルクスの資本主義の経験は短いですが(資本主義寿命の1/3=30x3)、
その鋭い感覚で、最終的には金融帝国主義となり崩壊の運命を持って
いると見抜きました。すべての法則としての、
自己組織化現象による結果です。
● 赤字になれば、企業は潰れるのが資本主義の仕組みですから、企業が
お金に執着するのは当然です。これは資本主義に限りません。
人間社会の大原則といえましょう。自分で儲けずに他人から奪うのは
資本主義に限らずいつの時代でも、泥棒と呼ばれるのです。
又は収奪・略奪。
お金以外の倫理的な抑制は、社会全体として行うべきでしょう。
現代の世界の支配階級であるグローバリゼーション派は、
自己組織化の現象で、自ら金融帝国化して世界を支配していますが
それ自体が崩壊の原則に見舞われているのです。次の時代は武力で
庶民のお金を奪う階級が支配階級になるのです。
なぜ行き止まりなのかと言えば、グローバル経済(マネー)のご馳走であったフロンティア地域(中国)が、或る時点から共産党独裁の国家資本主義の担い手として成長した。フロンティア地域だと思い込んでいた中国が、いまや、市場を提供するばかりではなく、生産拠点となり、グローバル経済の良いとこ取りに成功した。尚且つ、その国家主義的経済の推進力を利用して、近隣諸国までも呑み込む経済活動区域(一帯一路)を拡大させるに至った。グローバル経済で良い思いをしていた国際金融(マネー)は虚を突かれたと云うべき状況になった。これが現状だ。
コメント
● 一部の有識者から警告は常に出されていました。独裁国家は豊かに
すべきではないと。その侵略的性格は、豊かになればなるほど危険と
なるからです。彼らが自ら支配階級となることを欲するのです。
● 資本主義体制は、自由と民主主義ですから、支配階級は相手が誰で
あろうと交易して、ものを売り買いするのです。そのテーゼを壊せ
ないのが、民主主義の最大の欠陥です。
己の敵を強大化させるのも、その民主主義という欲望と優しさです。
● 豊かになれば民主主義国家になると誤解した現支配階級の最大の過ち
といえましょう。また旧ソ連・共産主義国家の崩壊が、中共をして
擬態資本主義をとらせる最大の原因となり、世界を騙すことに
大成功したのです。
たしかに、一党独裁国家主義体制の下で、意思決定と責任が各企業に任されている自由主義企業群の経済活動と勝負するのだから、同じ土俵に乗っているとは言えない。ましてや、その国家資本主義が、実力に裏打ちされている場合、その勝負は自ずと知れる。国家資本主義国の勝利だ。中国と云う国家の実力がホンモノだと周辺国が思い込めば思い込むほど、その活動は波に乗る。おそらく、習近平の一帯一路構想にEU、ロシア、ASEANが乗り気になる気持ちも判る。安倍首相率いる日本でさえ、一帯一路への参加を表明するに至っている。現実、筆者は、諸手を上げて、中国の実力を信じていいものかどうか判断はつかない。
コメント
● 中共は資本主義の弱点を利用して、技術を盗み、資本を誘導して、
自らの開放は制限して資本主義的な犯罪行為で成長してきたのです。
それをトランプ氏は怒っているのです。
国家資本主義ではなく、擬態資本主義による、詐欺行為を働いたのです。
本来の自由と民主主義国家の欠点と問題点を全く理解できない
現支配階級の問題点です。
● 中共がこれ以上強大化するかどうかは、彼らの擬態資本主義化が
どれほど更に、効果的に今後も通用するかにかかっています。
特に日本がどこまで騙されるかにかかっています。
日本のいわゆる左派を名乗っている連中や、共産主義者が最悪の
国賊的行為を行い中共を強化するのが、日本の悪夢といえましょう。
それよりも、中国の実力を推し測る代りと言ってはなんだが、日米欧などのグローバル企業群の動きに注目した方が賢明だろう。つまり、彼らの多くは、米国の市場を失ってでも、中国の市場を欲している動きが強く見られる。或る意味で、一帯一路の市場を、中国と共に分け合いたいと手もみしているようにさえ見える。しかし、これら企業群のマネーの多くは、米国ウォール街や英国シティー派生のものである。この点が、話を複雑にするのだが、マネーが自国に相当する英米の市場から遠ざかろうとしているのだ。マネーが、巣食う肉体を変えようとしている。
コメント
● そのマネー資本主義を利用するのが中共です。彼らは独裁国家
ですから、国民に構わずなんでも利用できるのです。
そのマネー資本主義の寿命が近づいているのが、トランプ氏の
戦略から見えるのです。彼は製造業を再び復活させたいのです。
事実問題として、肉体の主である米国では、トランプ大統領による孤立主義が鮮明化しているのだ。格差や差別を美辞麗句で覆い隠す、偽善的民主主義を捨て、現存する醜悪な差別や格差を鮮明化すること、事実を事実として映像化してしまう、欲望剥き出しの民主主義と米国一国主義の米国を作ろうとしている。かなりの点で、グローバル経済からの撤退である。そして、個別的な利権を主張する傾向を鮮明にしている。おそらく、この状況が続けば、日欧等の企業による、米国市場へのアクセスは限定的にならざるを得なくなる。
コメント
● USA/大西洋資本主義の崩壊はやがて来ます。従ってこれらの国は
資本主義を止めます。当然日本はそれへの対処が求められます。
TPPもその一環でしょう。
このような状況は、米国経済の収縮を意味するわけで、限定的だが覇権の揺らぎにも繋がることになる。米国の揺らぎの分だけ、覇権の流れは中国に向かうわけだ。もし仮に、米国が同様の政策を取り続ければ、米中と云う、新たな東西冷戦構造を、意図的に再構築することになる。意図的にと言ったが、レーガン政権以降の米国経済は、紆余曲折はあったものの、中間層を失いながら、格差を拡大させ、辛うじて世界NO1の経済力を維持してきたが、経済活動の無理が、重大な格差を抱え、国民を分断するに至っているようだ。
コメント
● 現実に中共はUSAの覇権を奪おうとしています。意図的ではなく、
必然的な歴史の流れです。中共は強大化して、USAは衰退
するのです。これは避けられない歴史の流れです。
どこの国でも愛国主義が国是であり、詐欺師や泥棒は
罰するのが大原則です。
● 大国の興亡を見れば、超大国といえども衰退するのです。
言い換えれば他国に追い越されますからその対策が無理を
重ねると表現されるのです。国民の分断も体制が終わり、
新たなる体制が登場するのですから、内部対立は当然でしょう。
それがシステムの崩壊なのです。
つまりは、レーガン時代のプラザ合意以降、結局、米国の経済的ヘゲモニーは終焉に向かっていたことになる。トランプ大統領が、経済的ヘゲモニーを投げ捨てた大統領のように言われるのは少々気の毒で、格差と云うおもりを課された大統領と解釈する方が、公平なジャッジではないのだろうか。ただ彼は、その格差の鮮明化によって、大統領の岩盤支持層を纏めきると云う手法を使っていることが悪徳保安官のように見えるだけで、米国の弱点を晒して、世界に吠えているわけだが、単に悪者を一手に引き受けただけで、トランプ大統領のみの責任ではなく、レーガン以来のツケを、いま世界に晒しているに過ぎないと云うことだ。
このようなに、米国トランプ大統領や米国の格差状況をみた後で、先進国の「普遍的価値」等と云う言葉が、如何に空疎な言葉であったか、安倍晋三に聞いてみたいところだが、安倍は、今の米国も「普遍的価値」を共有している国だと思い込んでいるかもしれない。いや、「普遍的価値」なんて言葉は、カッコ良いから使っただけで、普遍的の意味すら知らない可能性がある。まぁ、いずれにせよ、米国が経済的ヘゲモニー競争から脱落することは時間の問題になってきた。ただ、軍事的ヘゲモニーは離さない点が気がかりだ。
コメント
● 体制270年の国是は、G7では自由と民主主義であったがそれが変わる
だけです。日本とUSA/大西洋資本主義諸国の体制のサイクルは
異なります。昔は舶来品がよかったが、今はメイドインジャパンや
メイドインアジアが世界の主流です。
普遍的価値は滅びゆく国家にはもはや用はないが、今から世界のリーダー
となる日本には最低限必要な価値です。欧米と同じでないと落ち着かない
戦後知恵者の引退も近いといえます。次のリーダーは普遍的価値を唱える
Pax Japonicaの時代です。
経済における失地回復に、優位に立つ軍事を使わない保証がないことだ。米国と云う国は、CIAを通じて、世界の多くの国家の政府に干渉し、時には裏技で、政府転覆を得意技にしてきた国なのだ。ゆえに、何をするか判らないと云う裏の顔で、世界に睨みを利かせてきた覇権国だけに、どこに火をつけるか判ったものではない。シリア(IS誕生)、イランに限らず、香港、台湾、中国・新疆ウイグル自治区等々、CIA工作からは目を離せない。日米同盟の見直しを考えていた日本の政治家が早期に潰された姿も印象的だ。しかし、トランプ政権下だからこそ、日米同盟を見直す好機のように筆者には見えてくる。
いまだに、北朝鮮への米軍攻撃も可能性を残しているわけなので、現時点で言い出すわけにはいかないが、朝鮮戦争の終結が宣言された時がチャンスに思える。米軍への経済的支援を増額してでも、沖縄の基地負担軽減を計るべきで、玉城デニーが知事である間に、間隙をついて、トランプ大統領に直談判をして、日本政府の尻を突いて貰えれば、トランプ大統領の独裁も悪いものとばかりは言えないだろう。いずれにせよ、状況判断が難しい世界に突入した。まさに「Gゼロの世界」だ。
コメント
● グランドゼロはある意味そうでしょう。USA/大西洋資本主義諸国は
崩壊の運命ですから。そして、米軍は自国の都合で、間もなく
日本から出ていきます。その時にはお金をふんだくっていくでしょう。
● 沖縄の辺野古への移動は、これは米軍の為でなく自衛隊がのちに
使用するための施設でしょう。だから日本政府は強引なのです。
沖縄の基地を減らすためにも日本の核武装は必要でしょう。
自ら中共と直接対峙できないイライラが、辺野古基地を
作らせない沖縄への八つ当たりとなるのです。
● 世界を支配していた過去の栄光が忘れられずに、老化してゆく自らの
体力不足も重なり、そのイライラが世界に問題を起こしていますが、
これは崩壊の前夜とみれば、今後の方針も立てられようというものです。
●偽装された普遍的価値 アメリカン・ドリームの崩壊
欧米が創りあげた民主主義と資本主義が、いま悲鳴を上げてのたうち回っている。マネーの奴隷と目される市場原理主義経済は、本来の資質通り、善悪や正義不正義、人道的見地‥等、公式な民主主義の定義に含まれている本質論には目もくれず、地球上を剥き出しの欲望のまま闊歩している。この自由な闊歩がグローバリズム経済により極大化されたと云うのが、最近の現状だろう。マネーの奴隷として象徴的に見られるのが企業であるとすれば、民主主義を持たない企業群に自由な活動環境を提供する国家と云うものは、結果的に、自発的なマネーへの従属を意味する。
昔の社会科の教科書には、企業には社会的使命が実存するかのように教えていたが、最近の企業を見る限り、この言説は嘘くさい。マネーの悪癖に振り回された市場原理主義な世界にある企業群には、社会的使命を果たす余力は奪われてしまったと考えるべき時代になった。国境なき経済活動を推進するグローバリズム経済と云うものは、国境のある経済活動の限界から生まれた鬼子のようなもので、マネーの欲望を極大した姿なのだ。しかし、このグローバリズム経済もフロンティア地域(今までは中国)で行き止まりを迎えている。
コメント
● 私の歴史経済波動学は、❶体制270年である事を証明してきました。
その寿命が切れてきたのです。言い換えれば自由と民主主義の
体制末期なのです。行きどまり現象は寿命の到来を意味します。
その次の体制は、武人の時代=戦国時代といえます。その形態は
お国の事情により色々あります。北朝鮮の個人独裁型、中共や
ベトナムの共産主義独裁型、韓国の擬態民主主義型
タイの危機時の軍部クーデター型等など。つまり、基本的に武力が
支配する社会です。日本の戦国時代に相似型=フラクタルです。
● マルクスの資本主義の経験は短いですが(資本主義寿命の1/3=30x3)、
その鋭い感覚で、最終的には金融帝国主義となり崩壊の運命を持って
いると見抜きました。すべての法則としての、
自己組織化現象による結果です。
● 赤字になれば、企業は潰れるのが資本主義の仕組みですから、企業が
お金に執着するのは当然です。これは資本主義に限りません。
人間社会の大原則といえましょう。自分で儲けずに他人から奪うのは
資本主義に限らずいつの時代でも、泥棒と呼ばれるのです。
又は収奪・略奪。
お金以外の倫理的な抑制は、社会全体として行うべきでしょう。
現代の世界の支配階級であるグローバリゼーション派は、
自己組織化の現象で、自ら金融帝国化して世界を支配していますが
それ自体が崩壊の原則に見舞われているのです。次の時代は武力で
庶民のお金を奪う階級が支配階級になるのです。
なぜ行き止まりなのかと言えば、グローバル経済(マネー)のご馳走であったフロンティア地域(中国)が、或る時点から共産党独裁の国家資本主義の担い手として成長した。フロンティア地域だと思い込んでいた中国が、いまや、市場を提供するばかりではなく、生産拠点となり、グローバル経済の良いとこ取りに成功した。尚且つ、その国家主義的経済の推進力を利用して、近隣諸国までも呑み込む経済活動区域(一帯一路)を拡大させるに至った。グローバル経済で良い思いをしていた国際金融(マネー)は虚を突かれたと云うべき状況になった。これが現状だ。
コメント
● 一部の有識者から警告は常に出されていました。独裁国家は豊かに
すべきではないと。その侵略的性格は、豊かになればなるほど危険と
なるからです。彼らが自ら支配階級となることを欲するのです。
● 資本主義体制は、自由と民主主義ですから、支配階級は相手が誰で
あろうと交易して、ものを売り買いするのです。そのテーゼを壊せ
ないのが、民主主義の最大の欠陥です。
己の敵を強大化させるのも、その民主主義という欲望と優しさです。
● 豊かになれば民主主義国家になると誤解した現支配階級の最大の過ち
といえましょう。また旧ソ連・共産主義国家の崩壊が、中共をして
擬態資本主義をとらせる最大の原因となり、世界を騙すことに
大成功したのです。
たしかに、一党独裁国家主義体制の下で、意思決定と責任が各企業に任されている自由主義企業群の経済活動と勝負するのだから、同じ土俵に乗っているとは言えない。ましてや、その国家資本主義が、実力に裏打ちされている場合、その勝負は自ずと知れる。国家資本主義国の勝利だ。中国と云う国家の実力がホンモノだと周辺国が思い込めば思い込むほど、その活動は波に乗る。おそらく、習近平の一帯一路構想にEU、ロシア、ASEANが乗り気になる気持ちも判る。安倍首相率いる日本でさえ、一帯一路への参加を表明するに至っている。現実、筆者は、諸手を上げて、中国の実力を信じていいものかどうか判断はつかない。
コメント
● 中共は資本主義の弱点を利用して、技術を盗み、資本を誘導して、
自らの開放は制限して資本主義的な犯罪行為で成長してきたのです。
それをトランプ氏は怒っているのです。
国家資本主義ではなく、擬態資本主義による、詐欺行為を働いたのです。
本来の自由と民主主義国家の欠点と問題点を全く理解できない
現支配階級の問題点です。
● 中共がこれ以上強大化するかどうかは、彼らの擬態資本主義化が
どれほど更に、効果的に今後も通用するかにかかっています。
特に日本がどこまで騙されるかにかかっています。
日本のいわゆる左派を名乗っている連中や、共産主義者が最悪の
国賊的行為を行い中共を強化するのが、日本の悪夢といえましょう。
それよりも、中国の実力を推し測る代りと言ってはなんだが、日米欧などのグローバル企業群の動きに注目した方が賢明だろう。つまり、彼らの多くは、米国の市場を失ってでも、中国の市場を欲している動きが強く見られる。或る意味で、一帯一路の市場を、中国と共に分け合いたいと手もみしているようにさえ見える。しかし、これら企業群のマネーの多くは、米国ウォール街や英国シティー派生のものである。この点が、話を複雑にするのだが、マネーが自国に相当する英米の市場から遠ざかろうとしているのだ。マネーが、巣食う肉体を変えようとしている。
コメント
● そのマネー資本主義を利用するのが中共です。彼らは独裁国家
ですから、国民に構わずなんでも利用できるのです。
そのマネー資本主義の寿命が近づいているのが、トランプ氏の
戦略から見えるのです。彼は製造業を再び復活させたいのです。
事実問題として、肉体の主である米国では、トランプ大統領による孤立主義が鮮明化しているのだ。格差や差別を美辞麗句で覆い隠す、偽善的民主主義を捨て、現存する醜悪な差別や格差を鮮明化すること、事実を事実として映像化してしまう、欲望剥き出しの民主主義と米国一国主義の米国を作ろうとしている。かなりの点で、グローバル経済からの撤退である。そして、個別的な利権を主張する傾向を鮮明にしている。おそらく、この状況が続けば、日欧等の企業による、米国市場へのアクセスは限定的にならざるを得なくなる。
コメント
● USA/大西洋資本主義の崩壊はやがて来ます。従ってこれらの国は
資本主義を止めます。当然日本はそれへの対処が求められます。
TPPもその一環でしょう。
このような状況は、米国経済の収縮を意味するわけで、限定的だが覇権の揺らぎにも繋がることになる。米国の揺らぎの分だけ、覇権の流れは中国に向かうわけだ。もし仮に、米国が同様の政策を取り続ければ、米中と云う、新たな東西冷戦構造を、意図的に再構築することになる。意図的にと言ったが、レーガン政権以降の米国経済は、紆余曲折はあったものの、中間層を失いながら、格差を拡大させ、辛うじて世界NO1の経済力を維持してきたが、経済活動の無理が、重大な格差を抱え、国民を分断するに至っているようだ。
コメント
● 現実に中共はUSAの覇権を奪おうとしています。意図的ではなく、
必然的な歴史の流れです。中共は強大化して、USAは衰退
するのです。これは避けられない歴史の流れです。
どこの国でも愛国主義が国是であり、詐欺師や泥棒は
罰するのが大原則です。
● 大国の興亡を見れば、超大国といえども衰退するのです。
言い換えれば他国に追い越されますからその対策が無理を
重ねると表現されるのです。国民の分断も体制が終わり、
新たなる体制が登場するのですから、内部対立は当然でしょう。
それがシステムの崩壊なのです。
つまりは、レーガン時代のプラザ合意以降、結局、米国の経済的ヘゲモニーは終焉に向かっていたことになる。トランプ大統領が、経済的ヘゲモニーを投げ捨てた大統領のように言われるのは少々気の毒で、格差と云うおもりを課された大統領と解釈する方が、公平なジャッジではないのだろうか。ただ彼は、その格差の鮮明化によって、大統領の岩盤支持層を纏めきると云う手法を使っていることが悪徳保安官のように見えるだけで、米国の弱点を晒して、世界に吠えているわけだが、単に悪者を一手に引き受けただけで、トランプ大統領のみの責任ではなく、レーガン以来のツケを、いま世界に晒しているに過ぎないと云うことだ。
このようなに、米国トランプ大統領や米国の格差状況をみた後で、先進国の「普遍的価値」等と云う言葉が、如何に空疎な言葉であったか、安倍晋三に聞いてみたいところだが、安倍は、今の米国も「普遍的価値」を共有している国だと思い込んでいるかもしれない。いや、「普遍的価値」なんて言葉は、カッコ良いから使っただけで、普遍的の意味すら知らない可能性がある。まぁ、いずれにせよ、米国が経済的ヘゲモニー競争から脱落することは時間の問題になってきた。ただ、軍事的ヘゲモニーは離さない点が気がかりだ。
コメント
● 体制270年の国是は、G7では自由と民主主義であったがそれが変わる
だけです。日本とUSA/大西洋資本主義諸国の体制のサイクルは
異なります。昔は舶来品がよかったが、今はメイドインジャパンや
メイドインアジアが世界の主流です。
普遍的価値は滅びゆく国家にはもはや用はないが、今から世界のリーダー
となる日本には最低限必要な価値です。欧米と同じでないと落ち着かない
戦後知恵者の引退も近いといえます。次のリーダーは普遍的価値を唱える
Pax Japonicaの時代です。
経済における失地回復に、優位に立つ軍事を使わない保証がないことだ。米国と云う国は、CIAを通じて、世界の多くの国家の政府に干渉し、時には裏技で、政府転覆を得意技にしてきた国なのだ。ゆえに、何をするか判らないと云う裏の顔で、世界に睨みを利かせてきた覇権国だけに、どこに火をつけるか判ったものではない。シリア(IS誕生)、イランに限らず、香港、台湾、中国・新疆ウイグル自治区等々、CIA工作からは目を離せない。日米同盟の見直しを考えていた日本の政治家が早期に潰された姿も印象的だ。しかし、トランプ政権下だからこそ、日米同盟を見直す好機のように筆者には見えてくる。
いまだに、北朝鮮への米軍攻撃も可能性を残しているわけなので、現時点で言い出すわけにはいかないが、朝鮮戦争の終結が宣言された時がチャンスに思える。米軍への経済的支援を増額してでも、沖縄の基地負担軽減を計るべきで、玉城デニーが知事である間に、間隙をついて、トランプ大統領に直談判をして、日本政府の尻を突いて貰えれば、トランプ大統領の独裁も悪いものとばかりは言えないだろう。いずれにせよ、状況判断が難しい世界に突入した。まさに「Gゼロの世界」だ。
コメント
● グランドゼロはある意味そうでしょう。USA/大西洋資本主義諸国は
崩壊の運命ですから。そして、米軍は自国の都合で、間もなく
日本から出ていきます。その時にはお金をふんだくっていくでしょう。
● 沖縄の辺野古への移動は、これは米軍の為でなく自衛隊がのちに
使用するための施設でしょう。だから日本政府は強引なのです。
沖縄の基地を減らすためにも日本の核武装は必要でしょう。
自ら中共と直接対峙できないイライラが、辺野古基地を
作らせない沖縄への八つ当たりとなるのです。
● 世界を支配していた過去の栄光が忘れられずに、老化してゆく自らの
体力不足も重なり、そのイライラが世界に問題を起こしていますが、
これは崩壊の前夜とみれば、今後の方針も立てられようというものです。