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日本人が知らないサウジ王族の「超金満生活」
月給3000万円、バカンスは1000人が同行
池滝 和秀 : 中東ジャーナリスト 2017/11/11 6:00
「王族狩り」を始めたムハンマド皇太子(写真右)と父親のサルマン国王(写真左)(写真:Saudi Press Agency/ロイター)
世界最大級の産油国サウジアラビアが王族の汚職疑惑に揺れている。不可侵とされてきた王族らが汚職疑惑で拘束されているのだ。サルマン・ビン・アブドルアジーズ国王の子息ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が率いる汚職対策委員会が4日、国王令で突如として創設され、王子11人、閣僚や元閣僚、資産家ら数十人が拘束された。凍結されたサウジ国内の銀行口座はすでに1700を超え、最終的に数百人が摘発される見通しとなっている。
王族の汚職は批判を集め、王子らの散財は国家財政の重荷になっており、国民はおおむね歓迎している。ただ、サウジ王族は約2万人にも上るといわれ、汚職の基準はあいまいで王族の散財は長年の慣行だ。
そこに突然振るわれた「大ナタ」は、ムハンマド皇太子が進める石油依存からの脱却を目指す経済改革に資するものだが、恣意的な政敵の排除に使われているとの指摘もある。次期国王の最有力候補である皇太子の独裁化や王族内部の不和を懸念する声も上がっている。
初代国王の子息には月給3000万円
サウジは1932年、アブドルアジーズ・イブン・サウードが勅令により建国を宣言し、初代国王に就任した。26人の妻との間に少なくとも36人の息子がおり、一夫多妻制によって王族はねずみ算式に増え、第6世代までに約2万人を数えるとの説もある。
そのうち影響力のある王族は約200人だ、とファイサル国王研究センターの上級研究員ジョセフ・ケシェシアン氏は話す。首都リヤドを走っていると、壮麗な王族の宮殿に出くわすこともしばしば。巨大な敷地にプールやテニスコートなどを備え、100を超す部屋があるという。
その資金はどこから出ているのか。王族の財布の中身をうかがい知る機会は少ないが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した駐サウジ米大使館の外交公電では、1996年時点で制度として石油売却益が王族に分配されている一端が明かされた。
米大使館が、王族に資金を分配するサウジ財務省の部局から得た情報では、アブドルアジーズ初代国王の子息には、月額20万〜27万ドル、孫には月額2万7000ドル、ひ孫には月額1万3000ドル、玄孫には月額8000ドル、遠戚には月額800ドルの固定給が支給されている。・・・・・・・・・
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● これは日本の江戸時代と思えば、わかりやすい。❶体制=270年の
法則は、どのような民主主義理論や共産理論にも勝ります。つまり、
どんなに豊かになっても民主主義はあり得ないし、
● どんなに貧しくても、共産主義は絶対来ないという事です。勿論270年間
の体制内ではという条件付きではあるが。言い換えれば、1910年
武人戦国時代のオスマン帝国が崩壊後は知恵者賢帝の時代が、
● 270年続くという事です。270+1910年=2180年までこのような国家運営が
続くことを意味します。勿論支配階級同士の戦いやクーデターも
あり得ますが、王族が支配する士農工商体制は変わらないのです。
● よく見るとこれが、中共の体制変換と時期が一致します。波動は連動
していますが、しかし体制が異なります。中共は武人体制であり中東
は知恵者賢帝の時代という事です。270年サイクルのずれがあります。
● 従って、中東の諸国は生き残りをかけて、合従連衡、遠交近攻、クーデター
等により目まぐるしく変わりえます。ついでに言えば、ロシアの新体制は
1990年ですから、中東とは80年(約90年=30x3¹)の差があります。
● 言い換えれば、ロシアはまだ知恵者賢帝の時代の若造ですから、安定まで
には少し時間がかかるという事でしょう。つまり、国内のイスラム教
との戦いにエネルギーを割かざるを得ないのです。
● これがロシアが、シリアに関わる遠因といえます。言い換えればロシアでは
まだまだイスラム勢力が分裂独立する余地があるといえます。
● この歴史経済波動学から見れば、未来は予測できるのです。
これを科学的未来予測学と表現しましょう。
日本人が知らないサウジ王族の「超金満生活」
月給3000万円、バカンスは1000人が同行
池滝 和秀 : 中東ジャーナリスト 2017/11/11 6:00
「王族狩り」を始めたムハンマド皇太子(写真右)と父親のサルマン国王(写真左)(写真:Saudi Press Agency/ロイター)
世界最大級の産油国サウジアラビアが王族の汚職疑惑に揺れている。不可侵とされてきた王族らが汚職疑惑で拘束されているのだ。サルマン・ビン・アブドルアジーズ国王の子息ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が率いる汚職対策委員会が4日、国王令で突如として創設され、王子11人、閣僚や元閣僚、資産家ら数十人が拘束された。凍結されたサウジ国内の銀行口座はすでに1700を超え、最終的に数百人が摘発される見通しとなっている。
王族の汚職は批判を集め、王子らの散財は国家財政の重荷になっており、国民はおおむね歓迎している。ただ、サウジ王族は約2万人にも上るといわれ、汚職の基準はあいまいで王族の散財は長年の慣行だ。
そこに突然振るわれた「大ナタ」は、ムハンマド皇太子が進める石油依存からの脱却を目指す経済改革に資するものだが、恣意的な政敵の排除に使われているとの指摘もある。次期国王の最有力候補である皇太子の独裁化や王族内部の不和を懸念する声も上がっている。
初代国王の子息には月給3000万円
サウジは1932年、アブドルアジーズ・イブン・サウードが勅令により建国を宣言し、初代国王に就任した。26人の妻との間に少なくとも36人の息子がおり、一夫多妻制によって王族はねずみ算式に増え、第6世代までに約2万人を数えるとの説もある。
そのうち影響力のある王族は約200人だ、とファイサル国王研究センターの上級研究員ジョセフ・ケシェシアン氏は話す。首都リヤドを走っていると、壮麗な王族の宮殿に出くわすこともしばしば。巨大な敷地にプールやテニスコートなどを備え、100を超す部屋があるという。
その資金はどこから出ているのか。王族の財布の中身をうかがい知る機会は少ないが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した駐サウジ米大使館の外交公電では、1996年時点で制度として石油売却益が王族に分配されている一端が明かされた。
米大使館が、王族に資金を分配するサウジ財務省の部局から得た情報では、アブドルアジーズ初代国王の子息には、月額20万〜27万ドル、孫には月額2万7000ドル、ひ孫には月額1万3000ドル、玄孫には月額8000ドル、遠戚には月額800ドルの固定給が支給されている。・・・・・・・・・
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● これは日本の江戸時代と思えば、わかりやすい。❶体制=270年の
法則は、どのような民主主義理論や共産理論にも勝ります。つまり、
どんなに豊かになっても民主主義はあり得ないし、
● どんなに貧しくても、共産主義は絶対来ないという事です。勿論270年間
の体制内ではという条件付きではあるが。言い換えれば、1910年
武人戦国時代のオスマン帝国が崩壊後は知恵者賢帝の時代が、
● 270年続くという事です。270+1910年=2180年までこのような国家運営が
続くことを意味します。勿論支配階級同士の戦いやクーデターも
あり得ますが、王族が支配する士農工商体制は変わらないのです。
● よく見るとこれが、中共の体制変換と時期が一致します。波動は連動
していますが、しかし体制が異なります。中共は武人体制であり中東
は知恵者賢帝の時代という事です。270年サイクルのずれがあります。
● 従って、中東の諸国は生き残りをかけて、合従連衡、遠交近攻、クーデター
等により目まぐるしく変わりえます。ついでに言えば、ロシアの新体制は
1990年ですから、中東とは80年(約90年=30x3¹)の差があります。
● 言い換えれば、ロシアはまだ知恵者賢帝の時代の若造ですから、安定まで
には少し時間がかかるという事でしょう。つまり、国内のイスラム教
との戦いにエネルギーを割かざるを得ないのです。
● これがロシアが、シリアに関わる遠因といえます。言い換えればロシアでは
まだまだイスラム勢力が分裂独立する余地があるといえます。
● この歴史経済波動学から見れば、未来は予測できるのです。
これを科学的未来予測学と表現しましょう。