尿酸値上昇、食事の影響はわずか/BMJ
提供元:ケアネット 公開日:2018/10/23
一般集団において血清尿酸値の変化は、遺伝的寄与とは対照的に食事の寄与はわずかであることが明らかにされた。ニュージーランド・オタゴ大学のTanya J. Major氏らによる住民ベースコホート研究のメタ解析の結果で、BMJ誌2018年10月10日号で発表された。血清尿酸値は、遺伝的暴露と特定の食品などを含む環境的曝露による影響を受けることが知られている。
血清尿酸値と食事内容の関係を統計的に検証
研究グループは、血清尿酸値と食事内容の関係を統計的に検証し、血清尿酸値の集団における変動に対する食事パターンおよび遺伝的変異の相対的な推定寄与を評価した。検討には、米国の断面調査データ(5つのコホート試験)を用いてメタ解析を行った。
解析に包含されたのは、ヨーロッパ系米国人1万6,760例(男性8,414例、女性8,346例)。腎疾患や痛風を有しておらず、尿酸降下薬や利尿薬を服用していない18歳以上を適格とした。全被験者は、血清尿酸測定値、食事調査データ、交絡因子情報(性別、年齢、BMI、平均1日摂取カロリー、教育を受けた年数、運動レベル、喫煙状態、更年期の状態)、ゲノムワイド遺伝子型の情報を有していた。
主要評価項目は、平均血清尿酸値と血清尿酸値の変動で、多変量線形回帰分析からのβ値(95%信頼区間[CI])とボンフェローニ補正p値を、各回帰分析で求めた食品が寄与する部分的R2値とともに用いて、関連性を定量化した。
食事は尿酸値上昇と関連するが、影響はわずか
7つの食品(ビール、リキュール、ワイン、ジャガイモ、鶏、清涼飲料水、肉[牛、豚、ラム])が、血清尿酸値上昇と関連していた。一方、8つの食品(卵、ピーナッツ、コールドシリアル、スキムミルク、チーズ、ブラウンブレッド、マーガリン、非柑橘系果物)が、血清尿酸値低下と関連していた。これらは、男性コホート、女性コホートあるいは全コホートにおいて認められた。
健康的な食事ガイドラインに基づいて構築された3つの食事スコア(DASH、Mediterranean、Healthy Eating)は血清尿酸値と逆の相関関係を示し、使用したデータセットの食事パターンに基づくデータドリブンスコアは、血清尿酸値の上昇と正の関連を示したが、いずれも血清尿酸値の変動は0.3%以下であった。対照的に、一般的にみられたゲノムワイド一塩基変異による血清尿酸値の変動は、23.9%であった。
(ケアネット)
原著論文はこちら
Major TJ, et al. BMJ. 2018;363:k3951.
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● 今までの分析栄養学の最大の欠点は、人体に良くないと思われる成分を
検査して、それが所謂基準値から外れると、それを下げる薬を
飲ませる事です。食品の成分を分析してその成分が含まれると
● その含まれる量を基準に、食べて良いものや良くないものを勝手に決めて、
患者は混乱させて惑わせてきたことです。ろくな証拠もなく・・。
又は製薬会社からの資金で書いた薬の論文を証拠として・・。
● 良心的な研究者のお陰で、これらの事が少しづつ明らかになってきました。
要するに今までの栄養学をほぼ否定する研究結果です。痛風もその一つ
でしょう。一言で言えば、気にしないで必要な栄養素を取る事です。
● しかし、守らなくてはいけないのは、以下の事です。
❶ 小麦製品は取るな。
❷ リノール酸過剰の植物油は使うな。
❸ 海の幸や山の幸のタンパク質は十分とるように。
❹ VC補給の為に、火を通さない食品も適度に取りましょう。
● これだけで、現代栄養学を否定して、患者は健康になる事必須です。
提供元:ケアネット 公開日:2018/10/23
一般集団において血清尿酸値の変化は、遺伝的寄与とは対照的に食事の寄与はわずかであることが明らかにされた。ニュージーランド・オタゴ大学のTanya J. Major氏らによる住民ベースコホート研究のメタ解析の結果で、BMJ誌2018年10月10日号で発表された。血清尿酸値は、遺伝的暴露と特定の食品などを含む環境的曝露による影響を受けることが知られている。
血清尿酸値と食事内容の関係を統計的に検証
研究グループは、血清尿酸値と食事内容の関係を統計的に検証し、血清尿酸値の集団における変動に対する食事パターンおよび遺伝的変異の相対的な推定寄与を評価した。検討には、米国の断面調査データ(5つのコホート試験)を用いてメタ解析を行った。
解析に包含されたのは、ヨーロッパ系米国人1万6,760例(男性8,414例、女性8,346例)。腎疾患や痛風を有しておらず、尿酸降下薬や利尿薬を服用していない18歳以上を適格とした。全被験者は、血清尿酸測定値、食事調査データ、交絡因子情報(性別、年齢、BMI、平均1日摂取カロリー、教育を受けた年数、運動レベル、喫煙状態、更年期の状態)、ゲノムワイド遺伝子型の情報を有していた。
主要評価項目は、平均血清尿酸値と血清尿酸値の変動で、多変量線形回帰分析からのβ値(95%信頼区間[CI])とボンフェローニ補正p値を、各回帰分析で求めた食品が寄与する部分的R2値とともに用いて、関連性を定量化した。
食事は尿酸値上昇と関連するが、影響はわずか
7つの食品(ビール、リキュール、ワイン、ジャガイモ、鶏、清涼飲料水、肉[牛、豚、ラム])が、血清尿酸値上昇と関連していた。一方、8つの食品(卵、ピーナッツ、コールドシリアル、スキムミルク、チーズ、ブラウンブレッド、マーガリン、非柑橘系果物)が、血清尿酸値低下と関連していた。これらは、男性コホート、女性コホートあるいは全コホートにおいて認められた。
健康的な食事ガイドラインに基づいて構築された3つの食事スコア(DASH、Mediterranean、Healthy Eating)は血清尿酸値と逆の相関関係を示し、使用したデータセットの食事パターンに基づくデータドリブンスコアは、血清尿酸値の上昇と正の関連を示したが、いずれも血清尿酸値の変動は0.3%以下であった。対照的に、一般的にみられたゲノムワイド一塩基変異による血清尿酸値の変動は、23.9%であった。
(ケアネット)
原著論文はこちら
Major TJ, et al. BMJ. 2018;363:k3951.
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● 今までの分析栄養学の最大の欠点は、人体に良くないと思われる成分を
検査して、それが所謂基準値から外れると、それを下げる薬を
飲ませる事です。食品の成分を分析してその成分が含まれると
● その含まれる量を基準に、食べて良いものや良くないものを勝手に決めて、
患者は混乱させて惑わせてきたことです。ろくな証拠もなく・・。
又は製薬会社からの資金で書いた薬の論文を証拠として・・。
● 良心的な研究者のお陰で、これらの事が少しづつ明らかになってきました。
要するに今までの栄養学をほぼ否定する研究結果です。痛風もその一つ
でしょう。一言で言えば、気にしないで必要な栄養素を取る事です。
● しかし、守らなくてはいけないのは、以下の事です。
❶ 小麦製品は取るな。
❷ リノール酸過剰の植物油は使うな。
❸ 海の幸や山の幸のタンパク質は十分とるように。
❹ VC補給の為に、火を通さない食品も適度に取りましょう。
● これだけで、現代栄養学を否定して、患者は健康になる事必須です。