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第二次クリミア戦争はロシアの圧勝

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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140301-OYT1T00816.htm?from=main1

ウクライナ軍事介入へ…露大統領提案、上院承認
. 【モスクワ=緒方賢一、キエフ=佐藤昌宏】ロシアのプーチン大統領は1日、上院に対し、ウクライナ領内で軍事力を行使することを提案した。

 上院は即日審議し、全会一致でこれを承認する決議を採択した。大統領が2日以内に決議に署名する予定で、ロシアは、ウクライナ南部クリミア自治共和国に対する軍事介入の準備を整える。国連安全保障理事会は1日、ウクライナ情勢について緊急の会合を開く。露側の強硬な姿勢に対し、欧米諸国が反発するのは必至で、混乱が続くウクライナ情勢は重大な局面を迎えた。

 上院への提案は憲法の規定に基づくもので、大統領府の発表によると、プーチン大統領は、ウクライナに対して軍事力を行使する目的を、「ロシア国民、ロシア軍の要員の安全を守るため」と説明している。親露派のヤヌコビッチ前政権が崩壊し、欧州連合(EU)に急接近するウクライナの新体制に対し、武力行使という脅しをかけて、さらに圧力を強める狙いがある。

(2014年3月2日01時44分 読売新聞)

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● 第一次クリミア戦争は、欧米の優勢勝ち。1853〜1856年。

 概要[編集]wikipediaから。
フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍及びサルデーニャとロシアが戦い、その戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半島にまで及んだ、近代史上稀にみる大規模な戦争であった。日本では汎スラヴ主義を掲げるロシアのイデオロギーや南下政策がもたらした対立の一環であるとの見方が定着している。

この戦争により後進性が露呈したロシアでは抜本的な内政改革を余儀なくされ、外交で手腕を発揮できなかったオーストリアも急速に国際的地位を失う一方、国を挙げてイタリア統一戦争への下地を整えたサルデーニャや、戦中に工業化を推進させたプロイセンがヨーロッパ社会に影響力を持つようになった。また北欧の政治にも影響を与え、英仏艦隊によるバルト海侵攻に至った。この戦争によってイギリスとフランスの国際的な発言力が強まりその影響は中国や日本にまで波及した。

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● その時代背景は、

 ? 武人=戦士の時代であるロシア帝国の膨張主義が齎したと思われます。武人国は
   戦い又は侵略がその国是です。周辺国と戦いながら領土を拡張し、1721年から
   武人の国に成ったロシア帝国、この時は未だ共産主義の思想は有りませんから、
   白色武人に分類できます。1721〜1990年≒270年間=武人の国家。

 ? 武人の国家に成ってから、132年後にクリミア戦争が始まっています。その南下
   膨張政策が齎した結果です。暖かい国に憧れるロシアは、その南下を目指して
   挫折するわけである。ロシアにとって南下は鬼門なのでしょう。

 ? これを武人国家≒共産主義国家=中国に当てはめれば、1910年清が崩壊してから
   132年後とは、1910+132年≒2042年です。これは私の言う日中の対決・第三次大戦の
   予想時期に当たります。又中共自ら宣言した日本との戦争時期、2040年〜2045年の
   間に入ります。全てはこの時期を示しています。

 ? ロシアの負けた原因は、その遅れた近代化にあったと言われます。近代化に
   遅れたロシアは、その後日露戦争の敗北や第一次大戦の疲弊で、国民の
   反発を招き、1917年にロシア革命で、赤色武人国家≒共産主義と成るのです。
   1917-1721≒ロシア帝国成立から、196年後です。

 ? 英仏は既に近代資本主義国家=富者≒資本家の国として登場してから、100年前後
   に成ります。だからはるばる黒海に入り、クリミアまで遠征できたのです。
   この時は重要な拠点・クリミアの軍港は英仏に占領されています。
   英は1755年〜から、仏は1789年から近代資本主義国家となる。

 ? この時に、資本主義の黎明期を迎えた、プロイセン≒ドイツ、とサルディーニャ
   ≒イタリアは、急激に工業化を成し遂げて、国家を統一して、近代資本主義国家
   へと変貌したのです。イタリア統一≒1870年。ドイツ統一≒1871年。

 ? 経済の真の近代化とは、やはり資本主義=富者の時代に伴うのであり、それ以外の
   体制は、相対的近代化しか出来ない”と言えると思います。


● 第二次クリミア紛争=又は戦争は、今年のロシアの侵入を持って開始とすれば、前の
  第一次戦争から、2014-1853=161年後に始まったと言えるでしょう。

  ? 既に英米仏はその資本主義の末期の段階に突入しています。特に2000年から
    始まった、先進資本主義国の不景気に突入して、その金融崩壊の傷が
    まだ癒されていない所です。従って金欠病ですから、クリミアへの
    介入は不可能です。

  ? 介入できる為のお金を持っているのは、日独ですが、日本は勿論遠くの出来事で
    脅威にも成りませんから、無視でしょう。独はウクライナを全面的に
    応援すると言って、ロシアを牽制していますが、勿論経済的な意味
    ですし、軍事的には全く介入できないでしょう。

  ? ロシアはその共産主義の崩壊からの、傷は略癒えたと思いますから、いくらでも
    介入は出来ます。崩壊から2014-1990=24年に成ります。日本で云えば、
    明治維新の24年後とは、1868+24≒1892です。つまり日清戦争の
    直前ですから、体力・気力は十分充実しています。

  ? 又2000年からの波動は資源国の好況の時代へと入っていますから、ロシアには
    非常に有利です。つまりお金も気力も充実しているわけですから準備万端です。

  ? 又クリミアは大切な戦略的な場所でもあり、以前はロシアの領土でもあったし、
    又ロシア人が60%も占める訳ですから、いつでもロシアに併合出来ます。

  ? 世界の情勢は、資源国での紛争や内乱・革命等が起こり始めていますから、
    資源の価格が暴騰する余地は十分あるのであり、又実際波動は最後の
    商品の強大な上昇波動プライマリー第?波が残っている事を
    示しますから、ロシアには最高の日和となるわけである。

  ? やがて2016・2017年前後には、世界の株式市場は最後の崩壊に飲み込まれます。
    そしてその混乱の最中に、世界の軍事的情勢も混乱し、原油価格も
    500?/㌭へと、天井を突き抜ける勢いで上がりますから、
    ロシアにとっては鬼に金棒の状況となるでしょう。

● つまり、今回のクリミア戦争とクリミアの併合は、ロシアの楽勝と言う事に成ります。

●  勝ち馬に乗るか、口先だけの米の肩を持ち、ロシアへの経済制裁を行うか?
           貴方ならどちらを選びますか?













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