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物理学者の耐性菌との戦い・いつ気付く・人類10万年の知恵・温故知新 医療革命

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★ https://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20180115-00004958-ted

翻訳

さて…私達は今 正に 本物の戦争の只中にいます それは私達が負けを 喫しつつある闘い 超耐性菌との戦争です

皆さんは私が超耐性菌について 話をするのに 何故サッカーファン達の写真を 見せるのだろうとお思いかも知れません リバプールのファンが イスタンブール戦での 勝利を祝っている 10年前の写真です 後方で赤いシャツを着ていますね あれが私です 私の隣で赤い帽子を被っているのが 友人のポール・ライスです この写真を撮った2、3年後 ポールは ある小手術を 受ける為に入院し 超耐性菌に関連した 感染症に罹り 亡くなったのです 私は心底ショックを受けました 彼は働き盛りの 健康な男でした その場ですぐに 2、3人のTED関係者から 多くの激励を受けました 私は超耐性菌に対する 自分なりの 私的な宣戦布告をしました

では 少しばかり超耐性菌について お話ししましょう これは抗生物質の広範な導入に伴って 1940年代に始まりました その時以来 薬に耐性のあるバクテリアが 出現し続け 私達はこれらのバクテリアと 闘う為に 次々と 新薬の開発を強いられてきました そして この悪循環が 結局 超耐性菌を生み出す原因になったのです 超耐性菌とはそのバクテリアに対し 効果的な薬剤がないもののことです 皆さんも 少なくとも この超耐性菌の いくつかをご存知だと思います これらは 今日あるものの中で より一般的なものです

昨年 超耐性菌に関連した疾病で およそ70万人が 亡くなりました 今後を予想すると このまま この問題に対して基本的に 薬剤をベースにしたアプローチを 続けて行くならば 最も確かな見積りでは 今世紀の中頃迄に 世界中で耐性菌による死者数が 1000万人になるというのです 1000万人ですよ それは死因の全体像からすると 昨年全世界で がんで 亡くなった人の数を上回ります 我々の進んでいる道は酷い状況で この問題に対し 薬剤ベースのアプローチが 機能していない事はかなり明白です

私は物理学者です この問題に対し 物理学としてのアプローチ つまりこれまでとは 異なるアプローチが出来ればと 思っています この状況の下で 確かだと まず分かっているのは 実際にあらゆる種類の微生物 ウイルス、バクテリアを 死滅させる方法を私達は 知っているという事です それは紫外線を使った方法です 実に100年以上前から 分かっていた事です 皆さん 紫外線とはどんなものか ご存知ですね 赤外線 可視光線を含む 光スペクトラムの 短波長の部分が紫外線です 私達の観点からして重要な事は 紫外線はバクテリアを死滅させ そのメカニズムは 薬剤がバクテリアを死滅させるのとは 全く異なるという事です 紫外線は他のどんなバクテリアとも同様に 薬剤に耐性のあるバクテリアを 死滅させる事が出来ます 紫外線はすべての菌を 死滅させるのに長けており 最近では 部屋や作業面を消毒するのに 多く使われています

こちらは 殺菌紫外線で 消毒された手術室です しかし今ご覧の この写真には実際 人は誰も写っていません それには はっきりとした 理由があるのです 紫外線は実際 健康に害をもたらします 私達の皮膚の細胞を傷つけ 皮膚がんを引き起こしたり 目の細胞を傷つけ 白内障のような目の疾患を 引き起こす可能性があります だから周囲に人がいる時は 従来の殺菌紫外線を 使う事は出来ないのです しかし当然 大抵 人がいる時に 消毒をしたいものです だから理想的な紫外線とは 超耐性菌を含む 全てのバクテリアを 死滅させられ かつ 人が浴びても 安全なものであるべきでしょう ここで物理学者のバックグラウンドを持つ 私がこの話に関わります

物理学者の同僚と共に ある特定の波長の紫外線なら 全てのバクテリアを死滅させ 人にとって 安全であるはずだと 気づきました その波長とは 遠紫外線(UV-C波)と 呼ばれるもので 紫外部スペクトルの 短波長部分です ではどのように機能するか 見てみましょう ここでご覧に入れるのは 皮膚の表面です 皮膚上部の空気中に バクテリアを浮遊させて 従来の殺菌紫外線を照射すると 何が起こるか見てみます お見せしているように 殺菌紫外線はバクテリアを 死滅させるのに長けていますが 一方ご覧のように それは皮膚の上層を透過し 重要な皮膚の細胞にダメージを与え 結局そのダメージが 皮膚がんを引き起こす可能性があります

では遠紫外線と比較してみましょう 同じ状況で 皮膚上部の空気中に バクテリアがいます ご覧のように 今回も 遠紫外線が完璧なまでに上手く バクテリアを死滅させますが 遠紫外線は 皮膚の中まで透過出来ません それには 十分な確固たる 物理的根拠があるのです 遠紫外線は 非常に強く 全ての生体物質に吸収される為 単純に あまり遠くまでは 届かないのです さてウイルスやバクテリアは非常に 微小なものです 遠紫外線は確かに それらを透過し死滅させますが それは皮膚を透過出来ず 皮膚表面にある 死滅した細胞層さえ 透過出来ないのです このように遠紫外線はバクテリアを 安全に 死滅させられるのです

これが理論です それは機能し且つ安全であるはずです 実際にはどうでしょう? 本当に機能するでしょうか? 本当にそれは安全でしょうか? その事に 私達の研究室では 過去5、6年に渡って 取り組んでいます 私は両方の質問に対し 喜んで 声を大にして イエスと言います そうです 機能もするし 安全でもあります 喜んでそう言いますが 私はそう言える事が 当然だと思っています それは純粋に 物理法則によるものだからです

将来を見てみましょう 私達は今 全く新しい兵器を手にし ワクワクしています それは超耐性菌と闘う上では 安価な兵器だというべきでしょう 例えば 遠紫外線が手術室にあります 調理場にも設置されています ウイルスの拡散を防ぐ という観点から 遠紫外線が学校に設置され インフルエンザや麻疹が 拡散するのを防いでいます 遠紫外線が空港や 飛行機に設置され H1N1ウイルスのようなものが 世界的に拡散するのを防いでいます

私の友人ポール・ライスに 話を戻しましょう 彼は私達の故郷である リバプールでは 有名で 皆に愛された政治家でした リバプールの中心部に彼を 記憶しておく為 像が建立されました それがこちらです しかし私は 超耐性菌との闘いでの大きな前進を ポールの遺産にしたいと願っています 光の力で防御すれば それは実に私達の 手の届く所にあるのです ありがとうございました

(拍手)

クリス:ちょっと待って デイビッド 質問があります

(拍手)

デイビッド どこまで開発が 進んでいて これを公開して 夢を実現するにあたって どんな障害が残っていますか?

デイビッド:これがどんなバクテリアも 死滅させる事は皆さんご存知ですが 私達は始める前から そうだろうと思っていました でも もちろんその点を 実験で確かめました 安全に関して 本当に沢山の 試験をしなければなりません 効果に関してというより 安全に関しての試験を 短期的な検査と 何年も経って悪性黒色腫に ならないことを確かめる為に 長期的な検査の双方が 必要とされます 現時点では これらの研究は かなり上手くいっています 勿論 FDAへの対応も 必要な事ですが それは当然の事です FDAの承認無しでは 現実には 絶対使えないのですから

クリス:最初はアメリカで 始めようと計画していますか? それとも どこか他の国で?

デイビッド:2、3ヶ国― 日本とアメリカでです

クリス:これが安全な手法だという点で 生物学者や医者を納得させられましたか?

デイビッド:そうですね 想像通り 懐疑的な考えもありますが 誰もが 紫外線は安全でないと 知っていますからね だから 誰かがここに登場して 「この特定の紫外線は安全ですよ」と 言うには 何か証拠が必要です でもデータがあるのです それを主張しようと 思っているのです

クリス:上手く行く事と良いですね これは潜在的に 非常に重要なものですからね 皆に 話をして頂き どうもありがとうございました ありがとう デイビッド

(拍手)
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1940年代に抗生物質の使用が拡大し始めて以来、私達はバクテリアが進化するよりも早く、新たな薬を生み出そうとしてきました。しかしその戦略はうまくはいきません。薬剤耐性を持ち超耐性菌として知られるバクテリアによって、昨年およそ70万人の人々が亡くなり、2050年までに年間の死者は1千万人に上るといわれています。それは毎年がんで亡くなる人の数を上回ります。物理学はここで役に立つでしょうか?放射線科学者であるデイビッド・ブレナーは、科学の最前線からのこのトークの中で、生命を救う可能性のある武器、つまり遠紫外線のUV-C波と呼ばれる紫外線ならば、私達の皮膚を透過することなく、安全に超耐性菌を死滅させることが出来るという話をします。TEDのキュレーター、クリス・アンダーソンとの質疑応答が続きます。 ( translated by Shoko Takaki , reviewed by Masaki Yanagishita )

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紫外線の波長ごとの特徴     ウィキペディア

近紫外線 (波長 200–380 nm)

UV-A (波長 315–380 nm)
太陽光線由来のもののうち、5.6%が大気を通過する。冬季及び朝夕でもあまり減衰しない。皮膚の真皮層に作用し蛋白質を変性させる。皮膚の弾性を失わせ老化を促進する。細胞の物質交代の進行に関係しており、細胞の機能を活性化させる。また、UV-Bによって生成されたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させる。サンタン (suntan)。
UV-B (波長 280–315 nm)
太陽光線の由来のもののうち、0.5%が大気を通過する。表皮層に作用するが、色素細胞がメラニンを生成し防御反応を取る。これがいわゆる日焼けである。この際ビタミンDを生成する。サンバーン (sunburn)。

UV-C (波長 200–280 nm)
オゾン層で守られている地表には通常は到達しない。強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が最も強い。地球温暖化やハロン系物質によりオゾン層が破壊されると、地表に到達してあらゆる生物相に著しい影響が出ることが懸念されている。

遠紫外線、真空紫外線 (VUV, Vacuum UV) (波長 10–200 nm)
酸素分子や窒素分子によって吸収されるため、通常は地表には到達しない。真空中でないと進行しないため「真空紫外線」 (vacuum ultraviolet)と呼ばれる。
極端紫外線 (波長 10–121 nm)
極紫外線とも呼ばれる。極端紫外線は、物質の電子状態の遷移により放出される。X線との境界はあいまいである。30 nm 近辺の波長は、価電子帯の電子が伝導帯に遷移する際に放出されるのに対し、それより短い波長のものは、内側の核電子のエネルギー状態の変化により放出される。この長波長側の端は、He+によるEUV/XUV放射が 30.4 nm である。波長の短いものはサイクロトロン放射によっても放出される。この領域の紫外線は、X線と分類されることもある。

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● 上記のように、スグには信じがたいと云えましょう。問題は皮膚と網膜に対する害です。
  白人は色が黒く成りませんから、大きな問題はないと云えますが、日本人は色を
  気にします。UVCのせいで、日本人が全て黒く成ったらお笑い種です。

● 女性が騒げば、それでおしまいです。ウィキペディアでは、生体対する破壊性が
  最も高いと書かれています。

● それに問題なのは、体内のウイルスや細菌でしょう。これらは濃厚な接触で感染
  しますから、屋外は関係ありません。男女間のキャッチボールが問題なのは、
  癌ウイルス・ヒトパピローマウイルスで分かっています。

● くしゃみした体液は、高速で他人に移りますから、それへの効果はあまり期待は
  出来ません。更に天井から照射しますから、どうしても目に入ります。

● また生物はその有害な紫外線という電磁波との戦いで、進化してきたのです。つまり、
  有害な活性酸素を防ぐ仕組みを作り進化してきたのです。従って普段は地上にない
  UVCが登場したことで、細菌やカビなどの新たなる進化が起きる可能性があります。

● つまり、人間の免疫食細胞のどんな活性酸素にも耐えられる猛毒を持った細菌の登場です。
  抗生物資の耐性菌と同じいたちごっこが繰り返される可能性があります。
  骨折り損のくたびれ儲けです。

● 今後の研究次第と云えますが、あまり公共の場での活躍は期待できません。

● それよりも問題なのは、体内に入り込んだウイルスや細菌をどのように排泄するかです。
  それは既にDR.大村恵昭の研究で、多くのものが分かっています。人類が薬味として
  料理に使用してきたものや、お酒や、タウリンやリポビタンD等のサプリです。

● つまり、生姜やウコンやワサビや梅干しや御酢、ニンニクや玉ネギやスパイス等を
  その効果と害を知りながらに日常的に料理に使用すれば、殆ど問題はないのです。

● 既に有害なアスベストや重金属も、コリアンダーやタウリンとビタミンD等で排泄できる
  事が分かっているのです。それをまずは広める事が先決です。つまり、西洋医学は
  どう転んでも崩壊の危機に瀕するのです。過去の知識が今は確実に勝っています。

● 西洋医学は、儲けの為に蛇足が多すぎるのです。もう一度人類10万年の知恵を
  振り返りましょう。温故知新こそ西洋人には必要なのです。
  お金にはならないが、それこそが健康には大切なのです。
  

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