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統合失調症・統計で嘘をつく方法     医療革命

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★ http://www.carenet.com/news/general/carenet/45212?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2017122600

急性期統合失調症に対するパリペリドンの6週間オープン試験

    提供元: ケアネット 公開日:2018/01/05

 スペイン・バルセロナ大学のEduard Parellada氏らは、月1回パリペリドンパルミチン酸エステルで治療を行った急性期統合失調症入院患者の再発について、臨床経過を評価した。International journal of psychiatry in clinical practice誌オンライン版2017年11月21日号の報告。

 精神科急性期病棟においてパリペリドンで治療された統合失調症患者に対し、6週間のフォローアップによる多施設オープンラベルプロスペクティブ観察研究を行った。

 主な結果は以下のとおり。

・登録された280例のうち、パリペリドン単独療法患者は61例、他の抗精神病薬との併用療法患者は219例であった。
・臨床全般印象評価尺度-統合失調症(CGI-SCH)平均スコアは、ベースライン時の4.7から最終診察時の3.3に減少した(p<0.0001)。パリペリドン単独療法、併用療法ともに、この変化は臨床的および統計学的に有意であった。
・機能の明らかな改善および治療に対する高い患者満足度が認められた。
・入院後、パリペリドン治療を開始するまでの時間は、入院期間と相関が認められた(p<0.0001)。パリペリドン治療の早期開始は、入院期間の短縮と関連していた。
・有害事象は、患者の7.1%で観察されたが、すべて重篤ではなかった。

 著者らは「パリペリドン治療は、単独療法および他の抗精神病薬との併用療法ともに、統合失調症の急性期症状の治療において、効果的かつ良好な忍容性を示す。急性期統合失調症エピソードにおけるパリペリドン治療の早期開始は、入院期間の短縮をもたらす可能性がある」としている。

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(鷹野 敦夫)

原著論文はこちら

Parellada E, et al. Int J Psychiatry Clin Pract. 2017 Nov 21. [Epub ahead of print]

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★ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87#%E7%B5%8C%E9%81%8E

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 予後

統合失調症の予後については「進行性経過を取り、ほとんどが人格の荒廃状態に至る」というイメージ、ないしスティグマ(偏見)が今日もなお残っているが[2][73]、これは事実に反している。

過去(特に薬物療法がなかった時代)に比べ、全体的に予後はかなり向上しているといわれている。英国のデータでは、患者は困難や将来的な再発への脆弱性を抱えながらも、ほとんどの人々は回復するという根拠がある[注 12]。

英国での5年追跡調査では、22%は1回の発病エピソードのみで完全寛解、35%は数回のエピソードを繰り返し軽い機能障害が見られる、8%は数回のエピソードで障害も継続、35%は数回のエピソードで障害も増悪していた[74]。

病型別に予後を見ると、緊張型や妄想型では、幻覚妄想などの症状の方が抗精神病薬に反応しやすく、予後がよく、破瓜型や単純型などの陰性症状には、治療の効果が得られにくいため予後が悪いと一般的に言われている。ただし、こうした傾向はあるが、妄想型などでも治療に反応しない例も稀ではなく、病型により機械的に予後が予測できるようなものではない。
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● 統合失調症は、患者にとっては一生の大問題です。Wikipediaにもあるように、
  約3割強は、繰り返しながら、増悪すると書いています。つまり人格の
  崩壊です。中間は軽度の障害がある繰り返すタイプです。3割強です。

● そしてほぼ完全に治癒するケースが、22%も見られるという事です。今回上記論文・
  パンペリドンの治療は僅か6週間で結果を出しています。僅かの期間でなぜこの
  ような薬の効果を出さなくてはいけないのでしょうか。患者は一生飲むのです。

● 軽症のタイプは上記にもあるように、短期間で正常近くに戻ります。1回のエピソード
  で終わるタイプです。このようなものが混ざっていれば、どんな薬でも・
  極端に言えば鼻くそを丸めた薬でも効果は見られるでしょう。

● 問題なのは、長期にわたる効果であり、治癒率であり、生存率であり、社会復帰率などの
  有用な効果です。入院期間などは簡単に病院や家族の都合で変化します。
  このような指標で、あたかも有用な薬との印象を与えて、薬の処方を

● 暗に医師に勧める行為は、詐欺的な行為に近いといえます。もしかしたら半年後の
  結果は悲惨なものかも知れません。だから6週間にしたと勘ぐられても良いのです。

◆ 話は違いますが、投資でも短期の投資≒投機は全く勝敗率は良くありません。
  短期の売買は、インサイダーに有利なやり方です。10~20年の投資
  つまり、長期間持つことにより投資は効果を持つのです。

◆ しかしこれとても、大きなサイクルを知らないと大損をします。例えば1990年に買った人は
  いまだに元には回復していませんので、20年近くも損をしていることになります。
  しかし2009年に買った人は、今では3倍近くになっているはずです。

◆ 長期のサイクルを理解したうえで、長期に持つことが素人が勝つコツです。今回はやがて
  来る大暴落で買って、2029年前後まで10年近く持つことが重要でしょう。

◆ 短期の判断は、病気のみでなく、投資でも確率は悪いのです。

  

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