★ https://mdlj.m3.com/gastroenterology/articles/3136797?pageContext=L0171212&mkep=highlight&sentDate=171212&portalId=mailmag&mmp=L0171212&mc.l=263853112
直腸クラミジア感染に対するアジスロマイシンおよびドキシサイクリン治療の有効性:
サウスオーストラリアにおけるレトロスペクティブなコホート研究
2017年12月04日(原文公開: 2017年10月05日)
オーストラリア アデレート大学 公衆衛生学部のLi B氏らは、直腸クラミジア感染に対する2つの治療の
有効性を検討した。
方法
対象は2009-15年にアデレード(オーストラリア)で直腸クラミジア感染を診断されたすべての患者。
レトロスペクティブに解析を実施した。
患者はアジスロマイシン(1 gの単回投与)またはドキシサイクリン(100 mgの1日2回投与を10日間)
のいずれかを受け、投与開始の14-180日後に来院して再検査を受けた。
対数二項モデルを用いて、治療に伴う直腸クラミジア再発の相対リスク(RR)をアジスロマイシンと
ドキシサイクリンについて推定し、比較した。
結果
直腸クラミジアの有病率は男性で6.7%、女性で8.1%だった。
直腸クラミジア感染を診断された患者526人のうち、それぞれ419人(79.7%)、93人(17.7%)、
14人(2.6%)がドキシサイクリン、アジスロマイシン、その他の薬剤の投与を受けた。
ドキシサイクリン投与を受けた患者419人中173人(41.3%)およびアジスロマイシン投与を受けた
患者93人中31人(33.3%)が投与開始の14-180日後に再検査を受けた(p=0.16)。
これらの患者における直腸クラミジアの再検査陽性は、ドキシサイクリン投与を受けた患者
(5.8%;95%信頼区間(CI)0.03-0.10)の方がアジスロマイシン投与を受けた患者
(19.4%;95% CI 0.09-0.36、p=0.01)より少なかった。
多変量解析では、治療開始から14および180日後、アジスロマイシン投与を受けた患者の検査陽性リスクが
有意に高かった(調整後相対リスク(aRR)2.96、95% CI 1.16-7.57)。
結論
直腸クラミジア感染の治療において、ドキシサイクリンの有効性がアジスロマイシンを上回る可能性が
あることが示唆された。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● クラミディアはそもそも細胞内感染ですから。本質的な治癒は期待できません。免疫が
低下すると再び再発が普通と云えます。従って確実な管理には、細胞内の細菌や
異物を細胞外に排泄できるその他の追加治療が必要です。
● それがタウリン180㎎x3/日とビタミンD400単位x3/日の日常生活での摂取です。
栄養補給として、一生飲み続ける必要があります。安いし必須栄養素ですし、
そのほかの病気の治療と予防も出来ますから、何物にも代えられません。
● 毎日のご飯を食べる感覚での、必須栄養素・サプリ摂取がお勧めです。
直腸クラミジア感染に対するアジスロマイシンおよびドキシサイクリン治療の有効性:
サウスオーストラリアにおけるレトロスペクティブなコホート研究
2017年12月04日(原文公開: 2017年10月05日)
オーストラリア アデレート大学 公衆衛生学部のLi B氏らは、直腸クラミジア感染に対する2つの治療の
有効性を検討した。
方法
対象は2009-15年にアデレード(オーストラリア)で直腸クラミジア感染を診断されたすべての患者。
レトロスペクティブに解析を実施した。
患者はアジスロマイシン(1 gの単回投与)またはドキシサイクリン(100 mgの1日2回投与を10日間)
のいずれかを受け、投与開始の14-180日後に来院して再検査を受けた。
対数二項モデルを用いて、治療に伴う直腸クラミジア再発の相対リスク(RR)をアジスロマイシンと
ドキシサイクリンについて推定し、比較した。
結果
直腸クラミジアの有病率は男性で6.7%、女性で8.1%だった。
直腸クラミジア感染を診断された患者526人のうち、それぞれ419人(79.7%)、93人(17.7%)、
14人(2.6%)がドキシサイクリン、アジスロマイシン、その他の薬剤の投与を受けた。
ドキシサイクリン投与を受けた患者419人中173人(41.3%)およびアジスロマイシン投与を受けた
患者93人中31人(33.3%)が投与開始の14-180日後に再検査を受けた(p=0.16)。
これらの患者における直腸クラミジアの再検査陽性は、ドキシサイクリン投与を受けた患者
(5.8%;95%信頼区間(CI)0.03-0.10)の方がアジスロマイシン投与を受けた患者
(19.4%;95% CI 0.09-0.36、p=0.01)より少なかった。
多変量解析では、治療開始から14および180日後、アジスロマイシン投与を受けた患者の検査陽性リスクが
有意に高かった(調整後相対リスク(aRR)2.96、95% CI 1.16-7.57)。
結論
直腸クラミジア感染の治療において、ドキシサイクリンの有効性がアジスロマイシンを上回る可能性が
あることが示唆された。
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● クラミディアはそもそも細胞内感染ですから。本質的な治癒は期待できません。免疫が
低下すると再び再発が普通と云えます。従って確実な管理には、細胞内の細菌や
異物を細胞外に排泄できるその他の追加治療が必要です。
● それがタウリン180㎎x3/日とビタミンD400単位x3/日の日常生活での摂取です。
栄養補給として、一生飲み続ける必要があります。安いし必須栄養素ですし、
そのほかの病気の治療と予防も出来ますから、何物にも代えられません。
● 毎日のご飯を食べる感覚での、必須栄養素・サプリ摂取がお勧めです。