症例 ㊚ 13歳 自閉症
家族歴 家族5名。両親、姉16歳正常、本人、妹0歳(現在の処、発育正常)
現病歴 運動レベルは、家での寝起きのみであり、殆ど座るか寝ているかであった。
学校に通っている時には、6歳時のみ一時期1から10まで喋れ、更にアテ(お姉さん)、
クーヤー(お兄さん)、サンデイ(日曜日)、マンデイ(月曜日),
アテ・イーシャ(彼の実の姉)、ママ・ドーセル(母親の名前)等を
喋れたが、その後に悪化して7歳から全く喋ることが出来なくなった。
他人の群れに入ることが出来なかった。
大便 2回/週、睡眠時間約2時間/日。
初見時は、人のいう事(親のいう事も含めて)は全く理解できなかった。
簡単な指示も守れなかった。
簡単な単語も喋れず。これはアテ・ジーナ(養い親)にも確認しています。
アーっと奇声を出して、手を上にあげて、左右に振って躍るような動作が、
5~10分おきに定期的に見られた。
治療歴
初診 2017年11月29日。
直ちに、タウリン180㎎とビタミンD400単位を投与して、手の頭の臓器代表領域
を刺激開始した。
同時に炭火で温めたステッカーを頭の頭頂葉を中心(運動野)に張った。
これは現在実験中である。つまり気功の理論は遠赤外線と云う
私の仮説に元ずく実験です。
アテ・ジーナにも、タウリン等の服用直後に、手の揉み方を伝授。最低一日3回。
処方 タウリン180㎎x3/日とビタミンD400単位x3/日。手の臓器代表領域のマッサージ。
ステッカーは初診時一回のみ塗布。
結果
初見時のタウリンとビタミンDの投与と、手のマッサージと遠赤ステッカーの塗布で
30分後には、顔が引き締まってきた。
1週間後の報告では、初めて言葉を発したとの連絡あり。
アテ(お姉さん)、ワン、ツウ、スリから20まで独りでにカウント出来たと
報告あり。
指示を聞いて、アテのいう事を理解できるようになった。
例えば、こちらにいらっしゃいという指示を理解できるようになった。
更に他の集団の中に入れるようになった。
睡眠がたっぷりとれるようになった。約10時間/日。
排便は毎日あり。
食欲も旺盛になった。
遠くまで歩けるようになった。
備考 勿論遠方のご両親は、電話連絡で、大喜びである。
アテ・ジーナと少年は血のつながりはないが、アテ・ジーナの友人が彼の母親であった
関係で、アテと少年と少年のご両親と一緒に暮らしていたが、お母さんに3人目の
赤ちゃんの誕生があり、同時にタウリンとビタミンDの治療を受ける為に
11月29日から親とは別居して、アテ・ジーナの故郷に移住してきた症例です。。
アテとは海外の現地語で、お姉さんの事を云うが、お母さん以外の女性を
総括する言葉です。クーヤーもそうで、親以外の男性をさすときに使います。
彼の通った、特殊学校が英語の学校だったためですが、なぜタガログ語の学校でなく、
英語の学校だったのかは、ご両親に確認はしていません。
このように彼の最高の時(6歳の1年間のみ)であった状態以上に、僅か1週間で
回復したことは、非常に素晴らしい事です。
DR.大村恵昭の研究では、一回のタウリンとビタミンDの投与で、脳細胞から大量の
ヒューマンパピローマウイルスとアスベスト、重金属などの汚染物質が尿中に
流れ出てくるとの事です。
イメージとしては、一夜にして、悪夢から覚めると言う処でしょうか。