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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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論壇に響き渡る快音。朝日新聞は最悪の新聞であることを直截に証明
主知主義的左翼の傲慢、その進歩史観の偽装的な偏見が日本をここまで貶めた
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高山正之『トランプ、ウソつかない』(新潮社)
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この世の中、日本人以外は皆が腹黒い。自己の責任を他人に転嫁して、のうのうと生き延びる手合いがいる(日本人にも少しいるが。。。)。
偽造文書や讒言、でっち上げで他人を貶め、その犠牲のうえにあぐらをかく。まるで吸血鬼。それがドイツであり、韓国であり、オランダであり、世界の七つの海を支配し日本にぼかんとやられて今もって逆恨みする英国。その悪魔の総大将がアメリカだったし、いまの中国である。
それを日本で代弁しているのが「アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む」メディア、つまり朝日新聞である。
この新聞ときたら「良識ある保守派」を「極右」と書き散らし、極左暴力団を「市民」と書いて印象操作を平然とおこなってきたし、いまも続行中である。最近も「もりかけ」とかの架空のスキャンダルをでっち上げ、安倍政権を追い込んだつもりだったが、結果は自民党の圧勝だった。
かくして濃霧のようにもやもやした世相に、快刀乱麻を断つがごとくに、迷妄を叩き斬る。この高山節の快音がまた響き渡った。まさに清涼飲料をまとめて百本飲んだごとき爽快感。
さて本書は『週刊新潮』に過去一年ほど連載されたコラムから選んだものだから、一度読んだ記憶もあるが、改めてテーマわけで読み直すと、読後感にもふくらみが出てくる。
本書はシリーズ第十二弾。主眼はアメリカの傲慢と迷妄と、その中国とあまり変わらないエゴイズム、挙げ句は自らの大虐殺を隠蔽し、日本が悪いことにしたGHQ歴史観がなした出鱈目な日本攻撃の批判に置かれている。
中国の傲慢と抜け目のなさにも多くのページが割かれており、カンボジアのキリングフィールド、ベトナムと中国の戦争の本質に触れている。
カンボジアの混沌と迷走、あの敬虔な仏教との国は、中国に弄ばれた。中国が仕掛けた陰謀の犠牲になったのだ。
カンボジア人だが、根っから華僑出自のイエン・サリが北京に呼ばれた。ベトナムが「最近ソ連とくっつき、本家筋の毛沢東政権をないがしろにしてきた。米軍がベトナムから撤退した今、ベトナムをこのままソ連衛星国にさせたのでは中国のメンツが潰される。ついてはカンボジアに親中国勢力を作り、背後からベトナムを攻めろ。前からは中国がやっつけてやる」(105p)。
かくして大量の武器がカンボジアにわたり、イエン・サリ一派は北の農村でベトナム人農民を大量に虐殺した。メコン河はベトナム農夫の死体で埋め尽くされ、つぎに都会から農村に知識人らを下放した。ベトナム系を選別して虐殺したのだ。
しかしベトナム人だけを処刑したら意図がばれるので、故意に華僑墓地を処刑場として選び、ついでに華僑も殺害した。
ベトナムは反撃にうつり、ポルポト派を蹴散らす。そこでトウ小平は人民解放軍50万を投入し、戦局の打開を図ろうとしたが、逆にベトナム正規軍にコテンパンにやられた。イエン・サリは山賊と化して、やがて降伏し、2007年に国際法廷に立たされた。
ところが「国際法廷事務局に中国人のミッシェル・リー(李志英)がいた。彼女は職権を使ってポルポト派の虐殺をどこが支援したか、なぜ大量の中国製対人地雷があるのかも含め、すべての『審問』から『中国』を消し去った」(107p)
その地雷を除去し、カンボジア和平に汗を流し、膨大な援助をなしたのが、我が国である。シアヌーク国王は日本に心の底から感謝した。だからカンボジアはずっと親日国家だった。
キリングフィールドの惨劇の記憶が希釈され、若い世代がカンボジアに登場すると、中国の犯罪的行為は忘れ去られる。
先週、プノンペンで評者(宮崎)が目撃したことはフンセン首相一派のあまりに偏向した親中路線。彼はアセアン会議でつねに中国を代弁し共同声明から中国批判を消し去る代理業務と展開する。かわりに中国は、日本の六倍の巨費をプノンペンに注ぎ込んで、そこかしこに高層ビル、豪華マンションを建て、いつの間にかプノンペン中心部は華僑支配区域と化けてしまっていた。
靜かに着実に、そして巧妙に、気がつけばカンボジアはまたも中国に汚染されている。反対派はフンセン首相一味の弾圧で国外にあり、しかし日本は軍事力なく政治介入を躊躇い、アメリカは、じつはカンボジア問題に興味を失っている。
次の悲劇がいつ起こるとも知れない。
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● USA/大西洋資本主義が大崩壊は、2046年。既に西欧の老衰は進行しています。
もはや北朝鮮をたたく気力はありません。今後は中共は段々とのさばります。
● カンボジアも、中共と同じ武人・戦国時代です。従って飴(投資)さえもらえれば
親分に尽くすのが、やくざの本分です。地雷除去だけではスグに忘れされます。
● これは最近のミャンマーやタイでも見られます。すべてが新中へとなびくのです。
彼らにとって全てはお金次第です。
● これは武人はお金を稼ぐことは得意ではないのでお金をくれる国にいとも簡単になびくのです。
これを知らずして、国際政治は読めません。
● これら武人・戦国時代の国、別名やくざの国は、民主主義や自由主義では動かないのです。
力あるのみです。従って、中国の経済を崩壊させるのが、最高の戦略となるのです。
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