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■ 1965年インドネシア虐殺事件の文書開示
ちなみに昨日は、1965年に起きたインドネシアでの大虐殺事件に関する文書が開示された。虐殺された人数は40万から300万まで数値はまちまちだと言われているが、とにかく川は死体であふれかえり、町は死臭で叶わないと言った記録は残されていることから、そのサイズは相当であったことは以前から知られていて、戦争じゃない虐殺のランクでは20世紀有数のもの。
日本版wikiではそのきっかけけとなったクーデターしか項目がないけど、虐殺項目も重要ですね。
Indonesian mass killings of 1965–1966
https://en.wikipedia.org/wiki/Indonesian_mass_killings_of_1965%E2%80%931966
9月30日事件の詳細な経緯については、スハルト政権崩壊後の今日においても、未だ多くの謎に包まれている。スカルノの排除を狙うスハルトが仕掛けたカウンター・クーデターであるという説、スカルノの左傾化と中華人民共和国への接近を警戒した米国CIAが背後にいたという説[1]、あるいはインドネシア共産党と親密であった中国共産党が関与していたという説など[2][3]、さまざまな陰謀説が主張されているが、いずれも推測の域を出ていない。この事件の影響で、中華人民共和国との外交関係が、政府間のみならず民間関係も含めて悪くなってしまった。
9月30日事件
で、アメリカ大使館の記録によれば、現地の殺人をアメ側は支援していた、ということが明らかになったそうなので、やっぱりCIAでしょうか説は、強まるんじゃないですかね。
また、当時からこれまですべてはインドネシア共産党(PKI)のせいということになっていたし、今もそうらしいんだが、しかし、この開示文書では、きっかけとなった最初の6人の将軍の殺害は必ずしもPKIのせいではないと現地職員は知っていた、と確認されたらしい。
Declassified files outline US support for 1965 Indonesia massacre
https://www.ft.com/content/9bb9815e-b2e8-11e7-aa26-bb002965bce8
According to a November 1965 file, US officials were informed that the killing of the six army generals was not necessarily the doing of the PKI, but may have been an “intra-government operation to seize [a] limited group of top generals”.
また、コミュニスト容疑者の多くの証言は、インドネシア軍によって捏造されていることも米大使館員は知っていた、とファイルで確認されたそうだ。
The files also show that US officials were informed that many confessions from suspected communists had been falsified by the Indonesian military.
ということで、これはまぁ全貌とはいわないが(誰がプロットを書いた、みたいなレベルのものは開示されてないでしょう、多分)、今日までインドネシアで行われていた、すべてはPKIのせい、という話はちょっと違うよというところ。
FTとか西側メディアは今のところそうは書かないけど、極東におけるCIAのご活躍の一端が開いてまいりましたという話として読む人が多いであろうと思う。
東アジア、南アジア地域の情報開示は遅れまくってるし、それに応じて研究も当然半端になるわけだから、開示に結びつくことはとりあえず歓迎。
■ オマケ
しかし、既に1990年には、米の元CIAオフィサーが、米側がインドネシア軍に5000人ぐらいのPKIの名簿を出し、その後殺害されたか確認までしたという。
この記事何気に凄い。そう90年代初頭って冷戦が終わったとみんな信じたので今考えると結構なことを人々が語っていた。
U.S. OFFICIALS' LISTS AIDED INDONESIAN BLOODBATH IN '60S
By Kathy Kadane May 21, 1990
https://www.washingtonpost.com/archive/politics/1990/05/21/us-officials-lists-aided-indonesian-bloodbath-in-60s/ff6d37c3-8eed-486f-908c-3eeafc19aab2/?utm_term=.cdb0f7667a8a
For the first time, the officials are acknowledging that they systematically compiled comprehensive lists of communist operatives, from the top echelons down to village cadres in Indonesia, the world's fifth most populous nation. As many as 5,000 names were furnished over a period of months to the army there, and the Americans later checked off the names of those who had been killed or captured, according to the former U.S. officials.
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● 共産主義とは、正に誰かが言ったように、それ自体が、教条主義という事で、宗教と
同じであることは誰でも知っています。彼らは科学的社会主義と云っているが、
独善は科学とは全く相容れませんし、科学という意味を全く誤解してます。
● 要するに文科系の疑似科学と云えるでしょう。その科学という事に、理系の学生も
騙されるのです。全く擬態は見破るのに時間がかかりますから、その間は
信じているものの人生を危険にさらすことになります。
● 上記のインドネシアの共産主義が大虐殺されたことがよい例でしょう。何万年何千年と云う
歴史のある現地の宗教や生活習慣や人々の考え方を否定するのですから、
それは大反発を買う事は当然です。
● 清王朝が1910年に崩壊して、戦乱と混乱と麻薬・アヘンによる末期の世界では、現実の否定が過去の否定に
結び付いても不思議ではありません。特に清王朝の支配者は満州人であり、共産主義を成功させた
のは漢民族ですから、革命が成功する環境は一応あったという事になります。
● しかし当時のインドネシアははそうでなかったと言えるでしょう。今でも宗教が生活の中心である
国では、外来の思想、特に彼らの古来の宗教や生活習慣を否定馬鹿にする教条主義は
憎しみの対象であることは容易に想像できます。
● ただでさえ長いオランダの残虐な圧政から解放されたばかりのインドネシアでは、独立が
最大の核心であり、新しい共産主義は何の関係もない、彼らにとっては何の利益もない
宗教なのです。特にオランダの走狗としてインドネシアを収奪してきた
● 華僑の宗教など、憎しみの対象以外の何物でもないのです。オランダを日本軍の支援を得て
追い払ったところに新たなる華僑の侵略ですから、何百年の恨みが一気に出たのでしょう。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎しなのです。
● どこに共産主義革命の機運があったのです。オランダと一緒にインドネシア人を大弾圧して
殺してきた華僑の立場をまるで華僑は分かっていないという事です。自己分析も
情勢分析も全くできなかったのが、現地の華僑共産主義者でしょう。
● 何百年とオランダに虐げられた来た現地人は、同じ顔をして同様の体格で、自分達とと大して
変わらない色をした日本人がオランダ軍を蹴散らすのをみて、完全に覚醒したのです。
● それをCIAの大活躍で起こったかのごとき分析は、全くナンセンスと云うものです。
● この観点から、戦争に負けてもキリスト教が入りきれない日本の世界は、2138年以降の共産主義革命
とは無縁と云えましょう。もし共産党が無理に革命をするなら、関東大震災後の大虐殺のように、
殺される可能性を肝に銘ずべきです。何故なら武人時代とはそのような時代だからです。
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■ 1965年インドネシア虐殺事件の文書開示
ちなみに昨日は、1965年に起きたインドネシアでの大虐殺事件に関する文書が開示された。虐殺された人数は40万から300万まで数値はまちまちだと言われているが、とにかく川は死体であふれかえり、町は死臭で叶わないと言った記録は残されていることから、そのサイズは相当であったことは以前から知られていて、戦争じゃない虐殺のランクでは20世紀有数のもの。
日本版wikiではそのきっかけけとなったクーデターしか項目がないけど、虐殺項目も重要ですね。
Indonesian mass killings of 1965–1966
https://en.wikipedia.org/wiki/Indonesian_mass_killings_of_1965%E2%80%931966
9月30日事件の詳細な経緯については、スハルト政権崩壊後の今日においても、未だ多くの謎に包まれている。スカルノの排除を狙うスハルトが仕掛けたカウンター・クーデターであるという説、スカルノの左傾化と中華人民共和国への接近を警戒した米国CIAが背後にいたという説[1]、あるいはインドネシア共産党と親密であった中国共産党が関与していたという説など[2][3]、さまざまな陰謀説が主張されているが、いずれも推測の域を出ていない。この事件の影響で、中華人民共和国との外交関係が、政府間のみならず民間関係も含めて悪くなってしまった。
9月30日事件
で、アメリカ大使館の記録によれば、現地の殺人をアメ側は支援していた、ということが明らかになったそうなので、やっぱりCIAでしょうか説は、強まるんじゃないですかね。
また、当時からこれまですべてはインドネシア共産党(PKI)のせいということになっていたし、今もそうらしいんだが、しかし、この開示文書では、きっかけとなった最初の6人の将軍の殺害は必ずしもPKIのせいではないと現地職員は知っていた、と確認されたらしい。
Declassified files outline US support for 1965 Indonesia massacre
https://www.ft.com/content/9bb9815e-b2e8-11e7-aa26-bb002965bce8
According to a November 1965 file, US officials were informed that the killing of the six army generals was not necessarily the doing of the PKI, but may have been an “intra-government operation to seize [a] limited group of top generals”.
また、コミュニスト容疑者の多くの証言は、インドネシア軍によって捏造されていることも米大使館員は知っていた、とファイルで確認されたそうだ。
The files also show that US officials were informed that many confessions from suspected communists had been falsified by the Indonesian military.
ということで、これはまぁ全貌とはいわないが(誰がプロットを書いた、みたいなレベルのものは開示されてないでしょう、多分)、今日までインドネシアで行われていた、すべてはPKIのせい、という話はちょっと違うよというところ。
FTとか西側メディアは今のところそうは書かないけど、極東におけるCIAのご活躍の一端が開いてまいりましたという話として読む人が多いであろうと思う。
東アジア、南アジア地域の情報開示は遅れまくってるし、それに応じて研究も当然半端になるわけだから、開示に結びつくことはとりあえず歓迎。
■ オマケ
しかし、既に1990年には、米の元CIAオフィサーが、米側がインドネシア軍に5000人ぐらいのPKIの名簿を出し、その後殺害されたか確認までしたという。
この記事何気に凄い。そう90年代初頭って冷戦が終わったとみんな信じたので今考えると結構なことを人々が語っていた。
U.S. OFFICIALS' LISTS AIDED INDONESIAN BLOODBATH IN '60S
By Kathy Kadane May 21, 1990
https://www.washingtonpost.com/archive/politics/1990/05/21/us-officials-lists-aided-indonesian-bloodbath-in-60s/ff6d37c3-8eed-486f-908c-3eeafc19aab2/?utm_term=.cdb0f7667a8a
For the first time, the officials are acknowledging that they systematically compiled comprehensive lists of communist operatives, from the top echelons down to village cadres in Indonesia, the world's fifth most populous nation. As many as 5,000 names were furnished over a period of months to the army there, and the Americans later checked off the names of those who had been killed or captured, according to the former U.S. officials.
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● 共産主義とは、正に誰かが言ったように、それ自体が、教条主義という事で、宗教と
同じであることは誰でも知っています。彼らは科学的社会主義と云っているが、
独善は科学とは全く相容れませんし、科学という意味を全く誤解してます。
● 要するに文科系の疑似科学と云えるでしょう。その科学という事に、理系の学生も
騙されるのです。全く擬態は見破るのに時間がかかりますから、その間は
信じているものの人生を危険にさらすことになります。
● 上記のインドネシアの共産主義が大虐殺されたことがよい例でしょう。何万年何千年と云う
歴史のある現地の宗教や生活習慣や人々の考え方を否定するのですから、
それは大反発を買う事は当然です。
● 清王朝が1910年に崩壊して、戦乱と混乱と麻薬・アヘンによる末期の世界では、現実の否定が過去の否定に
結び付いても不思議ではありません。特に清王朝の支配者は満州人であり、共産主義を成功させた
のは漢民族ですから、革命が成功する環境は一応あったという事になります。
● しかし当時のインドネシアははそうでなかったと言えるでしょう。今でも宗教が生活の中心である
国では、外来の思想、特に彼らの古来の宗教や生活習慣を否定馬鹿にする教条主義は
憎しみの対象であることは容易に想像できます。
● ただでさえ長いオランダの残虐な圧政から解放されたばかりのインドネシアでは、独立が
最大の核心であり、新しい共産主義は何の関係もない、彼らにとっては何の利益もない
宗教なのです。特にオランダの走狗としてインドネシアを収奪してきた
● 華僑の宗教など、憎しみの対象以外の何物でもないのです。オランダを日本軍の支援を得て
追い払ったところに新たなる華僑の侵略ですから、何百年の恨みが一気に出たのでしょう。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎しなのです。
● どこに共産主義革命の機運があったのです。オランダと一緒にインドネシア人を大弾圧して
殺してきた華僑の立場をまるで華僑は分かっていないという事です。自己分析も
情勢分析も全くできなかったのが、現地の華僑共産主義者でしょう。
● 何百年とオランダに虐げられた来た現地人は、同じ顔をして同様の体格で、自分達とと大して
変わらない色をした日本人がオランダ軍を蹴散らすのをみて、完全に覚醒したのです。
● それをCIAの大活躍で起こったかのごとき分析は、全くナンセンスと云うものです。
● この観点から、戦争に負けてもキリスト教が入りきれない日本の世界は、2138年以降の共産主義革命
とは無縁と云えましょう。もし共産党が無理に革命をするなら、関東大震災後の大虐殺のように、
殺される可能性を肝に銘ずべきです。何故なら武人時代とはそのような時代だからです。