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戦国時代はまだ先の話・30年後//CIAとは昔の日本では忍者の集団

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月10日(月曜日)
        通算第5347号  
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「ロシアのハッカー選挙妨害の疑いは晴れた」とトランプ
  「ロシアと協同する時がきた」とプーチン会談後、前向きな路線表明
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 トランプ大統領はG20でいくつもの会談をこなしたが、ハイライトはロシアのプーチン大統領との初会談だった。本会議に長女のイヴァンカを代理出席させ、30分の予定を二時間に延長した。

 イヴァンカの出席は「おかしい」とメイ英首相はツィッターに書いたが、メルケル独首相は「代理出席はよくあること」と取り合わなかった。

 プーチンとの首脳会談に同席を許されたのはティラーソン国務長官だけで、会談の半分は昨年の米国大統領選挙へのハッカー攻撃についてだったという。
 プーチンのほうが記者会見で米露首脳会談の内容に触れ、「トランプ大統領から夥しい質問を浴びせられたが、逐一回答し、信頼を得られたと確信している」とした。
 
 会談後、本会議にもどったトランプはG20の閉会後も予定になかったエルドアン(トルコ大統領)と30分話し込んだ。言ってみればG20はトランプがひとりで掻き荒らしたとも言える。

 TPPは米国抜きの11ヶ国で再スタートしており、パリ協定は米国離脱も世界各国の合意が崩れず、ましてやハンブルグG20はグローバリズム推進を確認している。米国が孤立主義を突っ走る格好である。

「トランプのロシア理解は甘すぎる」とジョン・ブレナンCIA前長官が批判に転じた。また下院情報委員会の民主党のトップであるアダム・シフ下院議員も、「ロシアとの協同なんて出来るわけがない」と議会の反対姿勢を剥き出しにした。

とりわけCIA前長官は「トランプ大統領は米国のインテリジェンス世界の努力を踏みにじるのか」と強い非難をテレビ番組に出演して展開した。
だがブレナン前CIA長官は2013年から2017年、オバマ政権下での任期である。トランプのCIA攻撃は言ってみればオバマ攻撃なのだから、身を守るためにもトランプに強い非難を展開する理由はよく理解できる。

「オバマ前大統領は昨年8月にロシアの選挙介入を知っていながら11月8日まで何もしなかった」とトランプはポーランドでの記者会見で語っているのである。

 さるにても、ロシア重視、中国とは共に北朝鮮にあたるという方針は、だれが背後で助言しているのか。副長官、次官、次官補人事が滞っていて外交の執行部不在というアメリカの異常事態をトランプは平然としてやり過ごし、いやそればかりか、どんどん、前へ進めている。

 さきにサウジアラビア、イスラエル、バチカン訪問を段取りしたのは女婿のクシュナーである。
 トランプはクシュナーを基軸にティラーソン国務長官、ムチューニン財務長官、バノン上級顧問らが束になっていると推定される。

 そして誰あろう、このクシュナーが最も信頼する外交顧問がキッシンジャーであり、ティラーソン国務長官の推薦もキッシンジャーであった。


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● 上記に見えるのは、キッシンジャーと云う過去を引きずるトランプ政権である。
  彼はユダヤ人の代表ですから、ロシアと仲良くするというトランプ氏の
  方針は、影の顧問の利益と矛盾することになります。

● 又、既に独のメルケルには、トランプ氏はどうでもよいように見受けられます。
  つまり、独は既に政治的に西欧のリーダーとしての役割を演じており、
  既にUSAから精神的にも独立したと言えるでしょう。

● ただし、英国がEUから抜けて、13年後は仏も抜ける事は、波動が予測していますが、
  その時に、独が狼狽することは読めます。仏抜きで、どう切り抜けるのでしょうか?
  見ものです。つまり、仏が抜けたら、独は軸足を何処に移すかと云うことです。

● CIAは過去の日本に例えれば、影の存在である忍者の集団と云えます。それがご主人に
  たて突くのは、やはり移行期と云うことなのでしょうし、戦国武将の候補者として
  CIAが名乗りを上げるのは、まだ早すぎます。

● CIAはまだ民主党の政権を引きずり、言論の自由が許される資本主義末期の百家争鳴の時期に
  浸っていますが、プチ独裁のトランプ氏は、それをどうするのでしょう?
  前FBI長官は首を切られましたが、今回は如何に?

● 全体として、USAの孤立主義による混乱、USAの矛盾を内包したトランプ政権の船出と、
  独の自立とリーダーシップの確立と、ロシアの扱いをどうするかと云う
  USAの混乱とが見られるG20と云えそうです。

● やはり、日本の存在は、やがて来る株式市場の大暴落時の、さらなる大金融緩和にあるのでしょう。
  政治的には、今は全く存在感はありません。独は既にUSAなき世界の主役に躍り出たのです。
  独は、一歩日本の先を歩いているのです。
  


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