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世界の金融緩和「巻き戻し」へ 動かぬは日本 編集委員 滝田洋一
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2017/7/5 2:43
後から振り返ると、今年6月は世界の金融緩和にとって分岐点だったかもしれない。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和の出口を思い起こさせたドラギ総裁はその主役である。だがその前に国際決済銀行(BIS)の年次報告が、重大なシグナルを発していた。その警告が冷や酒のようにじわり効きだした。
6月25日発表のBIS年次報告で金融政策の正常化を論じた第4章。「金融緩和の大いなる巻き戻しの始まり?」と題して、10ページ以上にわたってリーマン・ショック以降の大規模緩和からの出口を検討している。
「金融政策の正常化は実施するかどうかの問題ではない。いつ、どのくらいの速さで、どの水準まで実施するかの問題なのである」。筆致はいつになく挑戦的。欧州、なかでもドイツのセントラルバンカー(中央銀行員)の地金が浮き出ている。
■BIS報告、FRB政策を当てこすり
国際決済銀行(BIS)の本部。年次報告は、重大なシグナルを発していた
念頭に置いているのは、米連邦準備理事会(FRB)流の漸進的で、透明な出口政策であり、世間がいうほど「万能薬」ではないと断じる。利上げの道筋を市場に織り込ませるようなやり方では、政策は後手後手に回る。
打つ手が読まれてしまう結果、金融引き締めの効果は出ず、市場の過度なリスク選好をかえって後押ししてしまう。そうした失敗の事例として、年次報告は2004年から06年にかけてのFRBの利上げを上げる。
グリーンスパンFRB議長(当時)は「慎重なペースで(at a measured pace)」と称し、米連邦公開市場委員会(FOMC)のたびに0.25%刻みで利上げを重ねた。英語のニュアンスは、「測られたペースで」とぎこちなく訳した方がうまく伝わろう。
利上げによってインフレをうまく抑え、高めの成長が維持されている。そうした経済と金融の環境は「大いなる安定(great moderation)」と呼ばれたが、好事魔多し。米国では住宅バブルが膨らみ、その崩壊が08年のリーマン・ショックに至る金融危機を招いた。
その失敗を繰り返してはならない。そう考えてBIS報告を記したセントラルバンカーたちは、金融緩和の「大いなる巻き戻し(great unwinding)」という表現を用いたのだ。どことなく「大いなる安定」という言い回しを当てこすっている感じがする。
リーマン・ショック後の金融危機に対処するために、各国の中央銀行は異次元緩和を長期化せざるを得なかった。景気は立ち直ったものの、低インフレの下では金融緩和から足を洗うのが難しい。その間にも金融市場ではリスクが積み上げられている。
6月25日に開いたBISの年次総会。そこに集った中央銀行総裁たちの間では、主張内容に賛成するかどうかは別にして、年次報告の懸念が意識されやすかったはず。だからBIS総会から帰った中銀総裁から、金融緩和からの出口をめぐる発言が相次いだのだ。
■欧米は出口モード、日本は別世界
ECBのドラギ総裁は「デフレの圧力はインフレの力に置き換えられた」と発言した=ロイター
ECBのドラギ総裁が6月27日、「デフレの圧力はインフレの力に置き換えられた」と語った。28日にはイングランド銀行のカーニー総裁やカナダ銀行のポロズ総裁が、利上げの可能性を示唆。FRBのイエレン議長も27日に、一部の資産価格は「いくぶん高い」と発言している。
インフレのリスクを正確に測る物差しは残念ながら存在しない。金融政策の正常化の過程では、債券や株式の市場が過剰反応を起こす心配もある。だが中央銀行が手をこまぬいているばかりでは、金融システム全体にリスクが蓄積してしまう。
この辺がドイツを筆頭にした欧州勢の見立てであり、イエレン議長の率いるFRBも今回ばかりは金融緩和の手じまいに動いている。先進国で唯一の例外は日銀だろう。
昨年9月に導入した「オーバーシュート型コミットメント」は、インフレ率が目標とする2%を上回ることも一時的には許容するものだ。米欧が出口に向かうなか、日本だけが「出遅れ(behind the curve)」を選択する。その帰結が新たなバブルを生むか。目が離せないところである。
滝田洋一(たきた・よういち) 81年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ駐在などを経て95年経済部編集委員。07年論説副委員長。米州総局編集委員、論説副委員長兼編集委員を経て11年4月から編集委員。マクロ経済、金融を担当。08年度ボーン・上田国際記者賞受賞。
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● 火事場泥棒の話に例えれば、消防署が、そろそろ空気が乾燥するから、のどがやられない様に
加湿器で部屋の空気を湿らせましょうと、警告しているようにも聞こえます。
● そのうえ、消防署が放火犯と火事場泥棒と消火を兼ねてるのなら、お笑い種です。
つまり、火事と加湿器が何の関係があるのか分からないし、なんでこんな警告を
出すのか分からない的外れと云うことです。
● 確かに空気が乾燥すれば、のどがやられますから、論理はありますが、しかし何の話だ?
何故火事と関係があるのだと言われれば、全てが???となります。
● なんのことか分からない?? 確かに私も混乱しています。このように馬鹿げたことを
言っているのが、BISと云うわけです。前回のリーマンショックと住宅バブルと
徐々に行った金融緩和の巻き戻しと、今回の巻き戻しがなんの違いがあるのでしょう。
● 今まで既に徐々に巻き戻してきたのに、突然大いなる巻き戻しと云っても、何をいまさらと
と云うことです。既に市場は2015年の段階でその巻き戻しを織り込んで
暴落させたのです。今更何をとぼけているのでしょう。
● 言いたいことは分からないわけではないが、つまり、さあ巻き戻しの最終章だぞ、暴落は
近いぞと云う意味であれば、その通りでしょう。既に利上げは
3回目に突入したのですから、暴落の時期でしょう。
● 消防署が加湿器の事を云うことは、理解に苦しむが、しかし喉をやられないように、
注意するのは、乾燥季節には必要であり、当然です。しかし火事(暴落)は
それでは防げません。加湿器と火事は物事のレベルが異なります。
● それでもその警告の意味はあります。つまり、乾燥時期が来たので火事が起こります、
気を付けましょう、火の元は必ず点検しましょう(暴落に備えよ!)”
つまり鴨られる庶民以外に対する警告です。
● 其処には隠された意味もあるでしょう。つまり放火犯である消防署員が、自分の犯罪を
覆い隠すために、空気の乾燥を原因にしているのです。何のことか分からない?
う~ん、段々と訳が、分からなくなってきましたの、ここ等でまとめましょう。
● つまり、2015年から徐々に始まった金融巻き戻しの一区切りが来ました、そろそろ限界
ですから、大暴落に備えましょう。皆さん備えは良いですか!!と云うのなら
正解ですが、もし本当に彼の言っていることを彼(BIS)が信じているなら
● 単なる馬鹿か、単なる煙幕を張る使い走りと云うことです。徐々に巻き戻しをしようが
いきなり巻き戻しをしようが(そんなことは絶対あり得ないが)、暴落は
起こるときは暴落なのです。暴落でない巻き戻しはありません。
● 暴落があるからこそ、スーパーコンピューターを持っている人たち、支配層とその取り巻きたちは
儲けるのです。暴落のない投資行動は歴史的にもあり得ないことです。
あり得ないことをもっともらしく云うのが彼らの常とう手段です。
● 何しろ権威に疑問を挟むのは、誰にもできないからです。
● 前から書いているように、日本のサイクルは欧米とは少し異なります。
日本の大暴落は、1990年からであり、その波形はZIGZAGでした。
● 欧米の調整開始は、2000年からであり、波形は拡大型Horizonntal です。
波形自体が異なることを注視すべきです。これは日本は緩和がなく
欧米は緩和が酷かったことを意味します。
● 今回は逆です、日本は緩和を続け、さらに大暴落が来れば、その緩衝役を買って出て、
更に金融緩和を増やすのです。従って来年は買い時と云えます(勿論底で)。
● また欧米は2000年からの大暴落の最終章であるが、日本は1990年からの暴落は既に最終章は終わり、
安倍政権から既に、上昇波動に入っています(正確には20009年からであるが)。
● つまりサイクルが約10年ほど欧米と異なるのです。
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世界の金融緩和「巻き戻し」へ 動かぬは日本 編集委員 滝田洋一
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2017/7/5 2:43
後から振り返ると、今年6月は世界の金融緩和にとって分岐点だったかもしれない。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和の出口を思い起こさせたドラギ総裁はその主役である。だがその前に国際決済銀行(BIS)の年次報告が、重大なシグナルを発していた。その警告が冷や酒のようにじわり効きだした。
6月25日発表のBIS年次報告で金融政策の正常化を論じた第4章。「金融緩和の大いなる巻き戻しの始まり?」と題して、10ページ以上にわたってリーマン・ショック以降の大規模緩和からの出口を検討している。
「金融政策の正常化は実施するかどうかの問題ではない。いつ、どのくらいの速さで、どの水準まで実施するかの問題なのである」。筆致はいつになく挑戦的。欧州、なかでもドイツのセントラルバンカー(中央銀行員)の地金が浮き出ている。
■BIS報告、FRB政策を当てこすり
国際決済銀行(BIS)の本部。年次報告は、重大なシグナルを発していた
念頭に置いているのは、米連邦準備理事会(FRB)流の漸進的で、透明な出口政策であり、世間がいうほど「万能薬」ではないと断じる。利上げの道筋を市場に織り込ませるようなやり方では、政策は後手後手に回る。
打つ手が読まれてしまう結果、金融引き締めの効果は出ず、市場の過度なリスク選好をかえって後押ししてしまう。そうした失敗の事例として、年次報告は2004年から06年にかけてのFRBの利上げを上げる。
グリーンスパンFRB議長(当時)は「慎重なペースで(at a measured pace)」と称し、米連邦公開市場委員会(FOMC)のたびに0.25%刻みで利上げを重ねた。英語のニュアンスは、「測られたペースで」とぎこちなく訳した方がうまく伝わろう。
利上げによってインフレをうまく抑え、高めの成長が維持されている。そうした経済と金融の環境は「大いなる安定(great moderation)」と呼ばれたが、好事魔多し。米国では住宅バブルが膨らみ、その崩壊が08年のリーマン・ショックに至る金融危機を招いた。
その失敗を繰り返してはならない。そう考えてBIS報告を記したセントラルバンカーたちは、金融緩和の「大いなる巻き戻し(great unwinding)」という表現を用いたのだ。どことなく「大いなる安定」という言い回しを当てこすっている感じがする。
リーマン・ショック後の金融危機に対処するために、各国の中央銀行は異次元緩和を長期化せざるを得なかった。景気は立ち直ったものの、低インフレの下では金融緩和から足を洗うのが難しい。その間にも金融市場ではリスクが積み上げられている。
6月25日に開いたBISの年次総会。そこに集った中央銀行総裁たちの間では、主張内容に賛成するかどうかは別にして、年次報告の懸念が意識されやすかったはず。だからBIS総会から帰った中銀総裁から、金融緩和からの出口をめぐる発言が相次いだのだ。
■欧米は出口モード、日本は別世界
ECBのドラギ総裁は「デフレの圧力はインフレの力に置き換えられた」と発言した=ロイター
ECBのドラギ総裁が6月27日、「デフレの圧力はインフレの力に置き換えられた」と語った。28日にはイングランド銀行のカーニー総裁やカナダ銀行のポロズ総裁が、利上げの可能性を示唆。FRBのイエレン議長も27日に、一部の資産価格は「いくぶん高い」と発言している。
インフレのリスクを正確に測る物差しは残念ながら存在しない。金融政策の正常化の過程では、債券や株式の市場が過剰反応を起こす心配もある。だが中央銀行が手をこまぬいているばかりでは、金融システム全体にリスクが蓄積してしまう。
この辺がドイツを筆頭にした欧州勢の見立てであり、イエレン議長の率いるFRBも今回ばかりは金融緩和の手じまいに動いている。先進国で唯一の例外は日銀だろう。
昨年9月に導入した「オーバーシュート型コミットメント」は、インフレ率が目標とする2%を上回ることも一時的には許容するものだ。米欧が出口に向かうなか、日本だけが「出遅れ(behind the curve)」を選択する。その帰結が新たなバブルを生むか。目が離せないところである。
滝田洋一(たきた・よういち) 81年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ駐在などを経て95年経済部編集委員。07年論説副委員長。米州総局編集委員、論説副委員長兼編集委員を経て11年4月から編集委員。マクロ経済、金融を担当。08年度ボーン・上田国際記者賞受賞。
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● 火事場泥棒の話に例えれば、消防署が、そろそろ空気が乾燥するから、のどがやられない様に
加湿器で部屋の空気を湿らせましょうと、警告しているようにも聞こえます。
● そのうえ、消防署が放火犯と火事場泥棒と消火を兼ねてるのなら、お笑い種です。
つまり、火事と加湿器が何の関係があるのか分からないし、なんでこんな警告を
出すのか分からない的外れと云うことです。
● 確かに空気が乾燥すれば、のどがやられますから、論理はありますが、しかし何の話だ?
何故火事と関係があるのだと言われれば、全てが???となります。
● なんのことか分からない?? 確かに私も混乱しています。このように馬鹿げたことを
言っているのが、BISと云うわけです。前回のリーマンショックと住宅バブルと
徐々に行った金融緩和の巻き戻しと、今回の巻き戻しがなんの違いがあるのでしょう。
● 今まで既に徐々に巻き戻してきたのに、突然大いなる巻き戻しと云っても、何をいまさらと
と云うことです。既に市場は2015年の段階でその巻き戻しを織り込んで
暴落させたのです。今更何をとぼけているのでしょう。
● 言いたいことは分からないわけではないが、つまり、さあ巻き戻しの最終章だぞ、暴落は
近いぞと云う意味であれば、その通りでしょう。既に利上げは
3回目に突入したのですから、暴落の時期でしょう。
● 消防署が加湿器の事を云うことは、理解に苦しむが、しかし喉をやられないように、
注意するのは、乾燥季節には必要であり、当然です。しかし火事(暴落)は
それでは防げません。加湿器と火事は物事のレベルが異なります。
● それでもその警告の意味はあります。つまり、乾燥時期が来たので火事が起こります、
気を付けましょう、火の元は必ず点検しましょう(暴落に備えよ!)”
つまり鴨られる庶民以外に対する警告です。
● 其処には隠された意味もあるでしょう。つまり放火犯である消防署員が、自分の犯罪を
覆い隠すために、空気の乾燥を原因にしているのです。何のことか分からない?
う~ん、段々と訳が、分からなくなってきましたの、ここ等でまとめましょう。
● つまり、2015年から徐々に始まった金融巻き戻しの一区切りが来ました、そろそろ限界
ですから、大暴落に備えましょう。皆さん備えは良いですか!!と云うのなら
正解ですが、もし本当に彼の言っていることを彼(BIS)が信じているなら
● 単なる馬鹿か、単なる煙幕を張る使い走りと云うことです。徐々に巻き戻しをしようが
いきなり巻き戻しをしようが(そんなことは絶対あり得ないが)、暴落は
起こるときは暴落なのです。暴落でない巻き戻しはありません。
● 暴落があるからこそ、スーパーコンピューターを持っている人たち、支配層とその取り巻きたちは
儲けるのです。暴落のない投資行動は歴史的にもあり得ないことです。
あり得ないことをもっともらしく云うのが彼らの常とう手段です。
● 何しろ権威に疑問を挟むのは、誰にもできないからです。
● 前から書いているように、日本のサイクルは欧米とは少し異なります。
日本の大暴落は、1990年からであり、その波形はZIGZAGでした。
● 欧米の調整開始は、2000年からであり、波形は拡大型Horizonntal です。
波形自体が異なることを注視すべきです。これは日本は緩和がなく
欧米は緩和が酷かったことを意味します。
● 今回は逆です、日本は緩和を続け、さらに大暴落が来れば、その緩衝役を買って出て、
更に金融緩和を増やすのです。従って来年は買い時と云えます(勿論底で)。
● また欧米は2000年からの大暴落の最終章であるが、日本は1990年からの暴落は既に最終章は終わり、
安倍政権から既に、上昇波動に入っています(正確には20009年からであるが)。
● つまりサイクルが約10年ほど欧米と異なるのです。
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