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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月31日(水曜日)
通算第5310号
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ビットコインの異常というより、狂気の高騰
仮想通貨を裏で操るのは、いったい誰? 何が目的なのか?
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北朝鮮のハッカー部隊がウィルスを仕掛け、その解除に身代金を要求する事件が続発しているが、支払い手段がビットコインである。
この仮想通貨の代名詞となったビットコインは、このところ、狂喜、異様、目まぐるしい乱高下を繰り返している。
平成25年(2013)に初めて一単位が1000ドルをつけたが、二ヶ月後には半分の500ドル。中国の投資家が本格参入を始めた2014年には値を戻していたが、この二ヶ月で二倍という大化け。一日の600ドルの乱高下をしめすことがあり、完全な投機市場となっている。5月30日の終値はなんと2253ドル。
第一にビットコインがコンピュータ犯罪の身代金支払い手段となって、その方面の需要がある。
第二に中国人投資家が、中国国債のデフォルト(ムーディズが中国債権の格付けをさげたため)、人民元の暴落を見込して、投機に励んでいる結果とも考えられる。
第三に、ビットコインが象徴する「仮想通貨」は、600ほどが乱立状態にあり、業界の淘汰を仕掛けている集団があるとも言われる。
しかし経済原則から言えば、通貨供給量の統計とは無関係の、すなわち「M2」という中央銀行の統計にでない通貨が、異次元から算入しているという異常事態をG20は、このまま放置するのだろうか。
△○▽ミ□△◎ヤ○◇○ザ○◇□キ◎□◇ ★
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● IT時代の博打場と思えば、分かりやすいでしょう。博打場を取り締まるか
放置するかは、支配階級の特権ですから、彼ら次第となります。
● 現在の資本主義時代の支配階級とは、超富裕層=基本的には民間ですから、彼らが
裏から糸を引いているのなら、資本主義国家の大崩壊まではある程度
安泰とも考えられます。
● また社会の混乱期に、支配階級の特権=通貨発行の特権に挑戦してるという一面も
ありますから、世界の混乱が収まるまでは、可能通貨は大繁盛すると
も言えます。混乱が収まるのは、何時か?
● 2046~2059年間は先進資本主義国家の大崩壊が起こりますし、その後は新しい支配階級が
決まるまでは、世界大戦や各国での内戦などが続くと思われますから、
当分は、仮想通貨の時代は続くのでしょう。
● つまり、戦国時代の新支配階級が、崩壊後の資本主義国家を統一するまでということですから、
今後最低50年間は繁盛、歴史のニッチでの大繁盛が続くと思われます。
● しかし基本的には博打場ですから、一般庶民が株式市場で勝てないと同様、いやそれ以上に
利益を売るのはむつかしいでしょう。参加者の1%が勝てればよい方でしょう。
つまり、博打を愉しんだツケを支払わされるのです。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月31日(水曜日)
通算第5310号
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ビットコインの異常というより、狂気の高騰
仮想通貨を裏で操るのは、いったい誰? 何が目的なのか?
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北朝鮮のハッカー部隊がウィルスを仕掛け、その解除に身代金を要求する事件が続発しているが、支払い手段がビットコインである。
この仮想通貨の代名詞となったビットコインは、このところ、狂喜、異様、目まぐるしい乱高下を繰り返している。
平成25年(2013)に初めて一単位が1000ドルをつけたが、二ヶ月後には半分の500ドル。中国の投資家が本格参入を始めた2014年には値を戻していたが、この二ヶ月で二倍という大化け。一日の600ドルの乱高下をしめすことがあり、完全な投機市場となっている。5月30日の終値はなんと2253ドル。
第一にビットコインがコンピュータ犯罪の身代金支払い手段となって、その方面の需要がある。
第二に中国人投資家が、中国国債のデフォルト(ムーディズが中国債権の格付けをさげたため)、人民元の暴落を見込して、投機に励んでいる結果とも考えられる。
第三に、ビットコインが象徴する「仮想通貨」は、600ほどが乱立状態にあり、業界の淘汰を仕掛けている集団があるとも言われる。
しかし経済原則から言えば、通貨供給量の統計とは無関係の、すなわち「M2」という中央銀行の統計にでない通貨が、異次元から算入しているという異常事態をG20は、このまま放置するのだろうか。
△○▽ミ□△◎ヤ○◇○ザ○◇□キ◎□◇ ★
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● IT時代の博打場と思えば、分かりやすいでしょう。博打場を取り締まるか
放置するかは、支配階級の特権ですから、彼ら次第となります。
● 現在の資本主義時代の支配階級とは、超富裕層=基本的には民間ですから、彼らが
裏から糸を引いているのなら、資本主義国家の大崩壊まではある程度
安泰とも考えられます。
● また社会の混乱期に、支配階級の特権=通貨発行の特権に挑戦してるという一面も
ありますから、世界の混乱が収まるまでは、可能通貨は大繁盛すると
も言えます。混乱が収まるのは、何時か?
● 2046~2059年間は先進資本主義国家の大崩壊が起こりますし、その後は新しい支配階級が
決まるまでは、世界大戦や各国での内戦などが続くと思われますから、
当分は、仮想通貨の時代は続くのでしょう。
● つまり、戦国時代の新支配階級が、崩壊後の資本主義国家を統一するまでということですから、
今後最低50年間は繁盛、歴史のニッチでの大繁盛が続くと思われます。
● しかし基本的には博打場ですから、一般庶民が株式市場で勝てないと同様、いやそれ以上に
利益を売るのはむつかしいでしょう。参加者の1%が勝てればよい方でしょう。
つまり、博打を愉しんだツケを支払わされるのです。