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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)12月21日(水曜日)
通算第5144号 <前日発行>
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「約束された金融改革はなにひとつ実現していない」とドイツ中国大使
改革というより、規制強化。あまりにも緩慢であると不満爆発
****************************************
ミカエル・クラウス駐北京ドイツ大使が言った。
「中国が約束した市場の改革の進捗状況は緩慢にすぎ、現実を前に矛盾を来している」(サウスチャイナ・モーニングポスト北京支局とのインタビューに答えて)
同紙(16年12月20日)に拠れば、クラウス大使は次のように続けている。
「三年前、中国共産党は状況を睨みつつ、市場改革をはかり、市場原理主義に基づく改革を成し遂げるための決定的なリーダーシップを発揮すると約束した。『必要とされる改革の理想に適応させるため』というより、今日の状況では『社会の安定』が優先的課題となった。市場の開放と外国の算入により、直接投資をさらに円滑化させるとしながらも、つい最近は資本流出を理由に『破壊的安定』と金融危機を防ぐためだとして諸政策が逆方向に流れている」
市場改革どころが金融ルールは逆戻りするかのように、資本規制がなされ、企業の能率的再編は滞り、在庫は解消されず、外国企業は中国への投資を躊躇しているのが現実である。
「製造業を活性化させ、ハイテクの自製化をはかり、2025年までに目標を達成すると主唱していたが、むしろ企業や個人の海外送金を制御し、人民元の為替を管理している。この目的は資本の海外流出をふせぐことに置かれ始めた。このため海外企業の送金などに支障がではじめ、世界的グローバル化の波にさからって、中国は逆方向に進み、しかも外国企業への制約や規則の改正は、われわれの関与できない不透明なプロセスで唐突になされることが多く、EU諸国は当惑している」と大使。
ドイツばかりかEU諸国から声があがり、EUと中国は共同でチームを発足し、事態の改善ぶりを観察して、提言してきた。この措置は杭州のG0でも確認された。
「しかし過剰在庫の解消、国有企業の再編、金融市場の改革は遅れに遅れている」。
親中派のドイツですら、このような不満を公然と口にするようになった。トランプの中国批判は、ちょっと語彙が過激と言うだけである。
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● 馬鹿なのは、共産主義独裁国家が約束を守ると期待する方である。ヤクザにも
笑われ、天国でマルクスも呆れているでしょう・
● そもそも、共産主義独裁とはマルクスの偉大な分析では、市場原理主義の
醜い面を否定し、そして究極の格差を齎す私有財産制を否定する
処から生まれたのです。
● つまり、マルクスは、その為には労働者の独裁政権ではないと出来ないと説いたのです。
言い換えれば、武力で経済的問題を解決せよ”と説いたのです。経済のルールや
その結果としての資本家がますます富む資本主義を打倒する為の
理論が、マルクスの共産主義革命理論です。
● 武人が自らの存在基盤を否定し、自らの本懐を否定することは、独裁共産主義をやめると
いうことです。そして、西側の馬鹿たちは、彼らに資本主義に戻れと言っているのです。
● そもそも市場原理主義は、現実に見るように、資本主義の成熟現象として現れたのであり、
資本主義でもなく、そして市場経済の何たるかを知らず、そして資本主義を否定する
共産主義者に、市場原理を説くとは、笑止千万である。
● これはヤクザに財務を任せ、企業経営を任せるようなものです。ヤクザも困ります。
共産主義独裁武人とは読んで字のごとく、最後は力で全てを決める人たちです。
● ヤクザはお店ぐらいは経営できるかもしれませんが、しかし高度に発達した技術を
用いる企業経営には向いていません。すべては一党独裁の為に存在するのです。
● 前にも書きましたが、共産主義は絶対に資本主義にはなれないし、戻れないし、
真似も出来ないのです。せいぜい擬態は出来ますが、すぐに化けの皮が
剝がれると書きました。そこが彼らの弱点です。
● マルクスがせっかく、資本主義から共産主義へという本を書いたのに、それを
汚しては、天国でマルクスが泣きますぞ。マルクスの祖国のドイツさんよ。
● 中韓朝に技術と資金と人材を提供しては絶対いけないのです。かれら武人は
恐喝したお金を使って、さらに恐喝に使う兵器を開発するのが
その本懐なのです。自分の首を絞めるのは止めましょう。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)12月21日(水曜日)
通算第5144号 <前日発行>
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「約束された金融改革はなにひとつ実現していない」とドイツ中国大使
改革というより、規制強化。あまりにも緩慢であると不満爆発
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ミカエル・クラウス駐北京ドイツ大使が言った。
「中国が約束した市場の改革の進捗状況は緩慢にすぎ、現実を前に矛盾を来している」(サウスチャイナ・モーニングポスト北京支局とのインタビューに答えて)
同紙(16年12月20日)に拠れば、クラウス大使は次のように続けている。
「三年前、中国共産党は状況を睨みつつ、市場改革をはかり、市場原理主義に基づく改革を成し遂げるための決定的なリーダーシップを発揮すると約束した。『必要とされる改革の理想に適応させるため』というより、今日の状況では『社会の安定』が優先的課題となった。市場の開放と外国の算入により、直接投資をさらに円滑化させるとしながらも、つい最近は資本流出を理由に『破壊的安定』と金融危機を防ぐためだとして諸政策が逆方向に流れている」
市場改革どころが金融ルールは逆戻りするかのように、資本規制がなされ、企業の能率的再編は滞り、在庫は解消されず、外国企業は中国への投資を躊躇しているのが現実である。
「製造業を活性化させ、ハイテクの自製化をはかり、2025年までに目標を達成すると主唱していたが、むしろ企業や個人の海外送金を制御し、人民元の為替を管理している。この目的は資本の海外流出をふせぐことに置かれ始めた。このため海外企業の送金などに支障がではじめ、世界的グローバル化の波にさからって、中国は逆方向に進み、しかも外国企業への制約や規則の改正は、われわれの関与できない不透明なプロセスで唐突になされることが多く、EU諸国は当惑している」と大使。
ドイツばかりかEU諸国から声があがり、EUと中国は共同でチームを発足し、事態の改善ぶりを観察して、提言してきた。この措置は杭州のG0でも確認された。
「しかし過剰在庫の解消、国有企業の再編、金融市場の改革は遅れに遅れている」。
親中派のドイツですら、このような不満を公然と口にするようになった。トランプの中国批判は、ちょっと語彙が過激と言うだけである。
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● 馬鹿なのは、共産主義独裁国家が約束を守ると期待する方である。ヤクザにも
笑われ、天国でマルクスも呆れているでしょう・
● そもそも、共産主義独裁とはマルクスの偉大な分析では、市場原理主義の
醜い面を否定し、そして究極の格差を齎す私有財産制を否定する
処から生まれたのです。
● つまり、マルクスは、その為には労働者の独裁政権ではないと出来ないと説いたのです。
言い換えれば、武力で経済的問題を解決せよ”と説いたのです。経済のルールや
その結果としての資本家がますます富む資本主義を打倒する為の
理論が、マルクスの共産主義革命理論です。
● 武人が自らの存在基盤を否定し、自らの本懐を否定することは、独裁共産主義をやめると
いうことです。そして、西側の馬鹿たちは、彼らに資本主義に戻れと言っているのです。
● そもそも市場原理主義は、現実に見るように、資本主義の成熟現象として現れたのであり、
資本主義でもなく、そして市場経済の何たるかを知らず、そして資本主義を否定する
共産主義者に、市場原理を説くとは、笑止千万である。
● これはヤクザに財務を任せ、企業経営を任せるようなものです。ヤクザも困ります。
共産主義独裁武人とは読んで字のごとく、最後は力で全てを決める人たちです。
● ヤクザはお店ぐらいは経営できるかもしれませんが、しかし高度に発達した技術を
用いる企業経営には向いていません。すべては一党独裁の為に存在するのです。
● 前にも書きましたが、共産主義は絶対に資本主義にはなれないし、戻れないし、
真似も出来ないのです。せいぜい擬態は出来ますが、すぐに化けの皮が
剝がれると書きました。そこが彼らの弱点です。
● マルクスがせっかく、資本主義から共産主義へという本を書いたのに、それを
汚しては、天国でマルクスが泣きますぞ。マルクスの祖国のドイツさんよ。
● 中韓朝に技術と資金と人材を提供しては絶対いけないのです。かれら武人は
恐喝したお金を使って、さらに恐喝に使う兵器を開発するのが
その本懐なのです。自分の首を絞めるのは止めましょう。