Quantcast
Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7510

USAを共産主義にする戦略は有りえるか?

$
0
0
★ http://kkmyo.blog70.fc2.com/

トランプ旋風     3月23日(水)


米国の大統領を選ぶ2大政党の予備選挙で共和党はドナルド・トランプ、
民主党はヒラリー・クリントンに決まりそうです。

そしてクリントンとトランプのどちらが勝つか、多くの人は最後はクリント
ンが勝利すると見ています。しかし民主党のクリントンに対してほとんど無
名に近い左派のサンダースが意外な健闘を見せ、一時はクリントンを打ち負
かしそうな勢いをみせました。

ということはクリントンが勝った場合、サンダースの支持者である貧しい層
が離反し、トランプに投票する可能性が出てきました。つまりトランプが
アメリカ大統領になるということです。

多くの評論家や一般知識人は、不法移民やイスラム教徒を侮辱する暴言で
既成政治への有権者の怒りを煽って支持につなげるトランプ氏の手法に批
判していますが、トランプ現象が起こっているアメリカの根本を見なければい
けません。

つまりアメリカを支えてきた中流階級は没落し、貧富の差が拡大し、衰えゆ
くアメリカの惨状をよく見ればトランプ現象の原因が見えてきます。

かってのアメリカ経済は、一つの業種に徹してコツコツと事業を拡大する仕事
と従業員を愛する素朴な実業家によって支えられてきました。これらの経営す
る堅実な会社に勤める社員は中流階級と呼ぶにふさわしい給与を得た
ばかりか、健康保険にも老後の年金にも恵まれた健全なアメリカ人でした。

日本に伝えられたアメリカは、一家に二台の自動車があり、青々とした芝生
に囲まれた住宅に住み、スポーツやジャズを楽しむ健全で豊かなアメリカで
した。

われわれ日本人は、この時代の豊かなアメリカ社会をテレビ映画などを見て、
憧れていました。特に団塊の世代を中心にした人たちは今でもアメリカの
イメージを「アイ・ラブ・ルーシー」「ママは世界一」「奥さまは魔女」など、
今でも「豊かなアメリカ」を鮮明な記憶として私達の中に残っています。
当時の日本人はそんなアメリカに憧れ、目標にしていました。

しかしそのようなアメリカは今はもうない、何十年も真面目に働いてきた中流
階級の人々が、企業売買や工場の海外移転によって失業していきました。

1980年以降のアメリカの没落をもたらした主要な原因は、生産自体に関心の
薄い経営者たちによる企業売買の悪影響です。結果中流階級の賃下げや
失業が頻発し、健康保険や年金の消失が起こりました。

つまり企業の生産活動よりも資産内容に興味を持つ「投資家」が続出、企業
売買のよる利益を追求するようになってしまった。安定した企業が次々と
投資家に買収され、資産ばかりか従業員の積み立てた年金基金まで食い
荒らされるようになってしまった。

そのうえ政治家も経済学者も口をそろえて「グローバル化」という言葉
を主張したために、企業、金融、銀行、通信、生産、は簡単に国境を超えて
しまった。つまり多くの工場が出来るだけ安い労働力を求めて海外に出て
行ってしまった。

70年代からの技術進歩の結果、製造業の生産は、コンピュターなどで管理
され、メキシコや中国の国々でも容易に同等の品質を実現できるように
なった。利益極大を正義と考えるアメリカ企業が外国に工場を移転するのは
当然の事なのです

企業が「国境を超える」につれアメリカ国内企業も含めて、労働者を、コミ
ュニティを、環境全ての面でのコスト削減競争へと向かわせ、アメリカ時代
を支えてきた中流階級は没落し、企業は成長する力を失ってしまった。今や
アメリカの中流階級の所得は日本人の大半よりもかなり低くなっています。

アメリカ国民にとってこのような状況は既におきている災厄です。痛みつけら
れている人びとは逃げようがない。だからといって受け入れることも出来ない。

そしてもう一つアメリカの没落をもたらした最大の原因は「政治」にあります。
自己利益や選挙対策にばかり熱心で有力団体や外国のロビー活動の金に目
がくらみ、国民を無視した政治家によって、経済の破壊と中流階級の没落に
手をかす無能で悪人の政治家にアメリカ国家が握られてしまった結果です。

これらの無能な政治家は、富裕層に対する過剰な減税や、軍産複合体に操ら
れた無駄な戦争、そして一部のアメリカの利益集団の指示に従って、中流階
級を無視してきました。

つまりアメリカ政府は巨大企業に支配されてしまった結果,富の移動は中流
階級から富裕層へ移動して、中流階級が貧困層に落とされてしまった。

その結果富む者はかってないほど富栄え、その一方で労働者階級の生活は
衰退の一途をたどり、底辺にいる人達はそこから這い上がれないままです。
新しく成人に達する世代が自分の親の生活よりも良い暮らしが出来ません。
このようなアメリカにしたのはあきらかにワシントンの人間たちです。

底辺に落とされた白人たちのイライラは今や沸点に達しています。これが
トランプ旋風の原点です。決してアメリカ国民のレベルが低くなったのでは
ありません。

民主党も共和党もトランプをひどく嫌っています。なぜなら両主流派は共に
軍産や金融界に取り込まれているからです。ヒラリー・クリントンのバック
は軍産複合体と金融界の連合体です。それに中国資金が見え隠れしてい
ます。クリントンは中国の影を隠すために人権問題で中国に厳しい姿勢を
みせています。

トランプもこれまで「米国の株暴落は中国のせいだ」「中国は為替操作の名人
だ」などと中国への敵意をむき出しにしています。ところがトランプの当選
が見え始めると、中国は共産党の機関紙を使って「トランプ氏の当選は大規
模テロに匹敵する」「トランプは世界経済の毒針だ」と痛烈に批判を始めました。

しかし中国はヒラリー・クリントンを一切批判していません。ヒラリーの夫
ビル・クリントンを以前金で取り込んだ実績があり、妻のヒラリーも金で取
り込めると見ています。中国は本当にわかりやすい国です。

ヒラリー・クリントンはゴールドマン・サックスやモルガンスタンレーから
巨額な金をもらったと伝えられています。ということは今回の戦いは
エリート(大企業、金融界、軍産複合体、CFR,)と草の根(庶民、貧困層)
の戦いになっています。

いまだに多くの日本人はアメリカが大統領とホワイトハウス・スタッフに
よって動かされていると信じ込んでいます。しかしアメリカで最も実権を
握っているのがCFR(国家安全保障省)(外交問題評議会)だと言われて
います。政府を裏で操りアメリカを実効支配している欲深い権力者達です。

トランプが大統領になると困るエリート集団は「反トランプ運動」を加速
させていきます。多くの知識人はトランプを「無知」「時代錯誤」と罵って
いますが、中流階級から貧困に没落した多くの白人たちはトランプだけが
唯一ワシントンに巣食っているエリート集団を追い出すことが出来ると信
じています。

トランプは確かに国際知識はありません。しかし最近国際情報に詳しい政策
顧問を数名雇っています。公にトランプの陣営に加わっていませんがマイケ
ル・ピルズベリー(米国防総省顧問)などは密かにトランプを応援しています。

何故ならピルズベリー氏はロックフェラー家の傘下にいたキッシンジャーに
長年騙されて、中国が強くなるのを手伝ってきました。「米国のライバルは
日本であり、貧しく遅れていた中国は決して米国に挑むことはない」「豊かに
なれば中国は友好国になる」というキッシンジャー言葉を信じて中国を支援
してきましたが、裏切られた。そんな怒りと自責の念が強く、ワシントンで
はいまだに「中国が協力相手になる」とのキッシンジャーの呪縛が解けてい
ないことに彼は怒っています。

もしクリントンが大統領になれば建前的に中国を敵対し牽制しても、中国を
本気で叩く意思はありません。ということは日本はクリントンを当てに出来
ないということです。トランプは尖閣でのトラブルは日本の問題だ、アメリカは
関知しない。といっています。これこそ逆に日本の自主独立のチャンスです。

ロックフェラーが支配している金融界や軍産複合体、CFR(外交問題評議会)
がクリントンを使ってワシントンを操り、歴史の繰り返しを演出しようとし
ているなら、世界のために次の大統領はトランプにすべきだと思いますが、
しかし彼が大統領になっても、しょせん、東部エスタブリッシュメントを
はじめとする伝統的な力を無視してアメリカの政治、外交、経済を動かすな
ど不可能な事です。

もしトランプがホワイトハウス入りすれば、世界中のマスコミは「史上もっ
とも無能で無知な大統領」という烙印を押すのではないかと思っています。
恐れた彼は無能でないことを証明するために、各省庁のエリートたちの
いうがままになりそうです。そうなれば、また同じ歴史を繰り返すことにな
ります。

トランプ大統領が日米安保解消を言い出し、日本がアメリカをあてに出来
無いと知った時、憲法も改正して日本が自主独立できるチャンスです。
憲法を改正しない限り日本は中国や朝鮮と戦うことは出来ません。
ア~ このような事は夢のまた夢です。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

● USA資本主義の崩壊・2046年後に、赤色(社会主義・共産主義陣営)が勝つか
  白色が勝つかは、今のところ未定ですが、過去の歴史を見れば、
  白色の優位も見え、また同時に赤色の優位も見えます。

● 過去の歴史とは、共産主義政党を非合法化して、弾圧してきた歴史にあります。
  今までは共産主義が全く似合わない国と思われましたが、それは当然の事です。
  資本主義とは共産主義ではないからです。体制は寿命が有り、システムの
  崩壊が来ない限り、体制は終わらないのです。

● 日本でも戦前は共産党は非合法であり、いまも破防法の監視下にあるのです。

● USAでは今までの現体制が庶民を満足させてきたのですが、しかしその綻びは徐々に
  明らかになり、公然と現支配層を非難するサンダース氏が大統領選で健闘するように、
  もはや過去のUSAではないのです。それは同時に100年後の日本の姿でもあるのです。

● しかし共産主義の敵は強力です。軍産を支配し、お金もあり武器もありますから、
  内戦になれば圧倒的に優位です。共産主義の味方は原則として庶民のみです。
  隠れ赤い富裕層もいますが・・。

● 常識的に考えれば、共産主義の勝利は有りえないですが、しかし歴史は常にどんでん返しを
  見せてくれます。富裕者の時代≒資本主義崩壊後のどんでん返しの例としては、
  1910年の清の崩壊後が参考になるでしょう。

● 強大な蒋介石軍閥の前では、ネズミの様に弱小であった毛沢東軍が勝てたのは、
  歴史の教訓と言えましょう。それは、

 ❶ ロシアが共産化して、国際共産主義運動が大きな歴史の流れの中にあり、
   ソ連の援助を受ける事が出来たこと。勿論当時のソ連は弱小ですから、
   大日本帝国の敵ではなかったですが、陰謀には長けていたこと。

   つまり、工作で蒋介石軍と日本軍はお互いをつぶし合う関係に置かれたこと。
   言えば、日本は大陸で余分に体力を消耗させられたことが有ります。

 ❷ 当時のUSAは、1913年のFRB創立と同時に、根無しの国際金融機関の影響下に置かれたこと。

   日米決戦時のUSAの大統領や民主党は、共産主義者の影響下にあった事。
   今では明らかとなっていますが、赤のスパイがウジャウジャ民主党にいて、
   大統領そのものが赤の影響下にあった事なのです。

   USAに負けて、大日本帝国が崩壊した事で、大陸の様相はアメリカ次第となり、
   事実赤のUSAは蒋介石を見捨て、毛沢東を応援して彼らに中国を与えています。

 ❸ 国際共産主義運動の最大の成果は、資本主義陣営を分断させて、対共産主義に向かう
   軍事力を対軍国主義と言う形での結集に大成功して、ヒットラーと手を結ぶという
   最大の馬鹿げたことをした日本をヒットラーと同列に置くことに成功し、
   戦後もそれで日本人を洗脳する事に、いまだに成功している事です。

● その上記の事は、今も綿々と続いているのです。そこを読めば、将来のUSAのヒントになるでしょう。

● USAが共産化するには、強力な産軍を支配している富裕層を打ち負かすしかありませんが、
  それは当時の蒋介石を、毛沢東が自力で打ち負かすことに匹敵します。
  つまり有りえない事ですが、歴史はそのあり得ない事が起こりました。

● 従って、USAの共産主義が勝つには、外国からの共産主義者の援助が必要になります。
  同時に世界の世論を共産主義の味方につけなくてはいけません。
  又は、根無しの国際金融機関が寝返るか!?

● 既に国連は彼らの巣窟となっていますし、日本は既に再び国連の敵になっています。
  何時も書いているように、新ABCD包囲網です。韓国人が国連総長になる
  ような事態なのです。もう少し憂う必要がある事態です。

● あとは共和党のトランプ氏のような派閥を、ヒットラー呼ばわりする事でしょう。
  つまり、宣伝戦で彼ら白色武人を打ち負かすことです。既にマスコミを
  手にしている、富裕層・根無しの国際金融機関にとって簡単な事です。

● 後は日本や独や露、中東からの介入をいかに防ぐかでしょう。日本は中韓に抑制させれば
  動きは取れなくなる恐れがあります。いくら資本主義の真っ盛りでも、中共の
  核の前では動きづらいと言えます。その為にも日本は核が必要なのです。

● 独は、周囲の国々に既に包囲されていますから、USAに介入する可能性は有りません。
  何しろUSA/大西洋ヨーロッパが崩壊するのです。ゆとりは有りません。

● ロシアや中東は所謂、国づくりの最中ですし、知恵者の時代ですから、テロなどで支援は
  出来るでしょうが、USAに本格的に介入する事は出来ないかもしれません。

● しかし、それらは現時点での判断ですから、2046年前後に世界の様相が異なっている事も考慮する
  必要があります。つまり、中東の絶対王政の国々が安定化して、USA・西洋にレベンジを仕掛ける
  可能性は大です。露もそうでしょう。露が介入する口実は幾らでも作れるでしょう。

● USA/大西洋ヨーロッパが崩壊する時には、このように複雑な情勢となっているのです。
  従って日本が将来白色武人の支配下にはいるには、USAの赤色化を防ぐという事が
  非常に大切になる可能性が有ります。

● ある意味、今後の日本の動向が、USA/大西洋ヨーロッパの赤色化を防ぐキーと言えるでしょう。
  出来るか日本!? 今は資本主義の真っ盛りであるので、共産党を破防法の監視下に
  入れる事は出来ますが、しかしこれは未来の日本の白色化を防ぐ保険にはなりません。

● 機が熟するとコロッと変わるのが、革命の世界です。日本の赤色化を防ぐには、
  地道な努力が必要となります。

  ❶ 中韓朝の経済を抑制する事、できるなら崩壊させる=昔に戻す事。

  ❶ マスコミ・政治家を初めとする赤色武人の影響下にあるシステムを取り戻すこと。

  ❶ 白色武人を支持する貴方が、経済的にも強くなる事。未来を予測出来る事。

  ❶ 国連や中韓を中心とする、反日宣伝に真剣に向かい、徹底して戦う事。昔の失敗はご法度です。

  ❶ 赤色化した金融機関に負けない国づくりをする事。グローバル赤色化には、
    日本の伝統=ロシア人の大好きなものを取り戻す作戦も一つの手でしょう。

  ❶ 見方をたくさん作る事、敵の敵は味方という発想が必要です。
    共産主義を嫌う世界はたくさんあります。今は敵に見える国々がそうです。
    中東の絶対王政は共産主義とは合いません。露もしかり。彼らをUSAの赤色化を
    予防する為の鉄砲球にする発想が必要です。

● この様に、国内国外、獅子身中に虫は沢山いるのです。共産主義がソ連の崩壊で
  滅びたというのは、最大の大きな過ちです。共産主義は今からが本番なのです。

● USA民主党の日本攻撃は、今からが本番です。白色にも赤色にも日本は格好の標的です。
  戦前の日本が、蒋介石にも毛沢東にもいいように利用されたように・・・。

● 早い話が、日本は本当の自立が必要なのです。従って日本資本主義の為には又は将来
  赤色化を防ぎたいなら、トランプ氏にアジアから撤退させることが必要です。
  勿論代わりに、核武装を認めさせるのです。
   



Viewing all articles
Browse latest Browse all 7510

Trending Articles